Waseda Weekly早稲田ウィークリー

早稲田の学問

(336)きものを通じて日本文化の奥深さに触れる

きもの学(全学オープン科目)

法学部2年 黄 暁清(こう ぎょうせい)

「きもの」と聞くと、格式張っていると感じませんか?この授業に参加すれば、もしかしたらその意識が変わるかもしれません。

この授業は、きものを通じて「日本人の心と日本文化の神髄を探る」ことを目標にしています。実際の授業は、毎回違う講師の方が異なるテーマについて授業をするという形式で進みます。もちろん、受講生に日本の伝統文化を深く感じてもらおうと、講師の方は毎回きものやその生地を持ってきてくださいます。私が最も興味深かったのは、着付けを教わったり、実際に着付けを体験したりしたときです。

この授業を担当してくださっている藤井 浩司(ふじい こうじ)教授は、毎回授業の最後に講師の方と対談し、受講生からの質問に答えてくださいます。

また、藤井教授と授業を共同で担当されている堀内 俊洋(ほりうち としひろ)教授は、現代きもの産業論について講義してくださいました。

中国にいたとき、私は、きものは手の届かないものだと思っていましたが、この「きもの学」を受講して、その考えが変わりました。きものの奥深さを知るとともに、日本文化の奥深さにも触れることができました。また、きものはただの衣類ではなく、一人一人の個性を表す宝物だということも分かりました。

現在の中国では、日本のきもの文化はあまり知られていません。これは、日中文化の相互理解という観点からは大変残念なことだと思います。私は、中国や世界中の人々に、確かな日本のきもの文化を伝えていきたいと強く感じています。

きものは日本文化のシンボルです。「きもの学」の授業をきっかけとして、日本の伝統的な文化をより身近に感じてくれる人が増えたらいいなと思います。
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2014年度は、(一社)全日本きもの振興会、(一財)衣服研究振興会の協力に基づく提携講座です。

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