
GSセンターで学生・職員と記念撮影するマキさん(前列右から二人目)と前田区議(前列右から三人目)
フジテレビ系列のドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』の「マキさんの老後」シリーズで知られ、早稲田大学教育学部を卒業したマキさんがこのほど、早稲田大学GSセンターを訪問し、学生たちとLGBTなど性的マイノリティの生き方を巡って話し合いました。自らLGBTであることを公表し、「LGBT自治体議員連盟」を設立して性的マイノリティの支援活動をしている文京区議会議員の前田邦博さん(1988年 法学部卒業)の働き掛けで行われました。
マキさんはLGBT当事者でゲイである“妻”。レズビアンである“夫”のジョンさんと、お互いにとって好都合という“友情結婚”をしたことから、自らを「あべこべ夫婦」と名乗っています。GSセンターには『マキさんの老後』の撮影を兼ねて訪問し、家族へのカミングアウトの仕方や、就職・結婚・出産・育児などLGBTが抱える問題について、学生たちと幅広いテーマで語り合いました。
久しぶりに母校を訪れたマキさんは、学生たちとざっくばらんにLGBTについて語り合った
「現役早大生ゲイボーイ」としてマスコミで注目されていた、約30年前の在学時を思い出しつつ、GSセンターの活動に感銘を受けたマキさん。「自分の後輩には、自分がしてきたような苦労はさせたくない」と神妙に話したマキさんが、現在の学生たちとどのようなことを語り合ったのか? 詳しい内容は今後の放送を待ってほしいのですが、以前に放送された番組の総集編として、『ザ・ノンフィクション特別編』で「マキさんの老後~波乱万丈10年の軌跡~」が12月10日(日) 18時からBSフジで放送されます。興味のある学生はぜひご覧ください。
また、マキさんとジョンさんについては、2018年春発行の早稲田大学学園誌『新鐘』でもインタビューを掲載する予定です。