
宮沢章夫(みやざわ・あきお)劇作家・演出家・小説家。早稲田大学文学学術院教授。1980年代半ば、竹中直人、いと うせいこうらと共に演劇ユニット「ラジカル・ガジベリビンバ・システム」を開始、全ての作・演出を手掛ける。1990年「遊園地再生事業団」の活動を始める。1993年『ヒネミ』で第37回岸田國士戯曲賞受賞。2005~2013年まで早稲田大学文学学術院にて教べんを執り、2016年 より現職。『ニッポン戦後サブカルチャー史』(NHK出版)他著書多数。 http://www.u-ench.com/
優れた早稲田演劇の学生団体をサポートする、「どらま館学生演劇コンペティション」が開催します。
公募により選出された3団体が、10月から11月にかけて早稲田小劇場どらま館で公演を行います。各公演で、早稲田小劇場どらま館芸術監督・宮沢章夫文学学術院教授によるアフタートークを実施。全公演終了後、芸術監督を中心に審査を行い、優秀団体を選出します。優秀団体には特典があります。
各公演のチケット料金やご予約については、各団体のWebサイトをご確認いただくか、各団体にお問い合わせください。
参加団体・公演情報
10月6日(金)~9日(月) 亜人間都市『語りえぬもの』
亜人間都市は、劇作家・演出家の黒木洋平による演劇ユニット。2015年より東京を中心に活動中。 オリジナルテキストの他、既成作品の上演も行う。日常的なイメージと非日常的なイメージが曖昧に溶け合った世界観を、独自の身体性で語る作風。代表作に『神(ではない)の子(ではない)』など。今作では、存在しない浮気相手を中心とした男女の物語を通じて、現代において私たちが「語る」ということを、その「失敗」から表現する。
作・演出:黒木洋平
出演:川口航、藏下右京、本田百音(劇団木霊)、水川瑞穂(劇団くるめるシアター)
チケット情報・お問い合わせ:亜人間都市Webサイト
10月28日(土)~30日(月) 劇団森『大江戸温泉物語』
早稲田大学に籍を置く、歴史ある学生劇団の1つ。森と書いて「シン」と読むが、名前の由来は劇団員も知らない。アングラから現代口語劇まで さまざまな舞台を展開。今作では、現代日本を取り巻くさまざまな問題を、あえて非現実的な世界観から、あくまで明るく浮き彫りにする試みを行う。
作・演出:丸山春名
出演:青魚、泉、大木理紗子、高木陽介、高久瑛理子、滋野峻也、森皓平
チケット情報・お問い合わせ:劇団森Webサイト
11月25日(土)~27日(月) 虚大空間『かぐや~46億光年の孤独~』
虚大空間は早稲田を中心に活動する、dadoiの主宰する演劇ユニット。等身大にとどまらない作品を肉体と言葉、省略と誇張によって表現する。今作『かぐや~46億光年の孤独~』では、日本最古のSFともうたわれる『竹取物語』と月探査計画を掛け合わせることで「異なる人々」について描く。
作・演出:dadoi(虚大空間)
出演:根井優華、勝山涼介、宮本秀、森下和香、鈴木里久、他
チケット情報・お問い合わせ:劇団くるめるシアターWebサイト
「どらま館学生演劇コンペティション」情報
会場:早稲田小劇場どらま館
「どらま館学生演劇コンペティション」についてのお問い合わせ:早稲田大学学生部学生生活課(担当:杉浦) 03-3202-0706/dramakan@list.waseda.jp
※各公演のチケット料金やご予約については、学生生活課ではなく、各団体に直接お問い合わせください。
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