
戸山キャンパス 38号館AV教室にて
さまざまな人が集い、多様な学びがあるキャンパスライフの一コマを、自身の気付きや成長と共に語る「早大生リポート」。今回は、2026年7月に全3回にわたり開催された、早稲田大学の全公認サークルが参加必須の「公認サークルセミナー」の様子を、学生生活課学生スタッフであり、公認サークルに所属する三柳日和さんが参加者の視点からリポートします!
サークル活動を守る「思いやり」と「責任」
文化構想学部 2年 三柳 日和(みやなぎ・ひより)

皆さんは、サークル活動を安心して楽しむために大切なことは、何だと思いますか? 公認サークルセミナーではそのために欠かせない知識や考え方を学ぶことができました。
学生生活課からは公認サークルの各種手続きについて、ジェンダー・セクシュアリティ・センター(以下、GSセンター)からは公認サークルにおけるダイバーシティ推進について、さらにキリンビール株式会社のゲスト講師の方からは、適正飲酒の重要性についてお話を伺いました。
今回のセミナーに参加し、三つの学びがありました。一つ目は、飲酒事故を自分ごととして考える必要性です。実際に起こった飲酒事故の多くは、私が想像していた”無理やり飲まされた”ケースではなく、「自分はお酒に強いから」「その場の雰囲気でつい」といった自主的な飲酒であり、サークルの打ち上げなどでも見たことがある状況が原因でした。
また、講師の方から「実際にどれくらいの純アルコール量を摂取しているかを把握することが重要である」と教えていただきました。適正飲酒について知識はあっても、どこかで自分ごととして捉えられていない場合があると思います。そして、普段は冷静に判断できることでも、楽しい雰囲気の中では判断力が鈍り、取り返しのつかない結果につながることがあると再認識できました。

「純アルコール量」の把握方法や、お酒を飲むときのポイントなどが紹介されました
急性アルコール中毒による死亡事例では、「友人が寝ているだけだと思い、その場を離れてしまった」というケースも少なくないそうです。もし誰かがそばにいて異変に気付き、すぐに対応していれば助かったかもしれない命があったという話には、とても胸が痛みました。
二つ目は、多くの手続きや人の支えがあり、公認サークルが安全に活動できているということ。私は2025年11月から学生生活課で学生スタッフとして活動しています。学生スタッフになるまでは、サークル活動の裏側でこれほど多くの手続きが行われていることを知りませんでした。私たちが何気なく参加しているサークル活動は、学生だけで成り立っているのではなく、学生生活課をはじめ多くの方々の支えがあって安全に運営されています。必要な手続きを経て公認サークルとして認められ、大学が活動状況を把握しているからこそ、私たちは安心して活動できているのだと改めて実感しました。
写真左:公認サークルセミナーは、学生生活課学生スタッフが進行を担当しました
写真右:セミナーは全3回で、約1,000名(1サークル2名の参加)の学生が受講しました
三つ目は、多様性を尊重したサークル運営の大切さと難しさです。GSセンターのお話は、ジェンダー・セクシュアリティやDE&I(Diversity、Equity、Inclusion:多様性、公平性、包摂性)の視点から、サークル内でのコミュニケーションについて考える機会になりました。サークル内では、友達だからこそ、気軽な気持ちで何気ない言葉を発してしまいます。その一言や行動で居心地の悪い思いや、サークルの参加を諦めてしまうかもしれません。傷つけるつもりがなくても、何気ない言葉が相手にとって負担になることもあり、配慮を実践する難しさも感じました。そして、一人一人が安心して参加できる雰囲気づくりを心掛けることの大切さを学びました。

2024年3月にGSセンターが発行した「サークル・課外活動 ジェンダー・セクシュアリティ DE&I ガイドブック」。サークル・課外活動運営で活用可能な実践例などを紹介している。(※クリックしてガイドブックを読む)
サークル活動は、学生生活を豊かにしてくれる大切な経験です。その環境を守るためには、大学の制度や支援に加え、一人一人が思いやりと責任を持って行動することが大切だと改めて感じました。今回のセミナーで得た学びを自分自身の行動にも生かし、誰もが安心して活動できるサークルづくりに貢献していきたいです。






