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「えび茶コーデ」の伝統と自由

とある学内の式典に参列したときのこと。後日送られてきた参列者の集合写真を見て気が付いた。私以外の全ての参列者がネクタイをしていて、そしてそのほとんどがえび茶色(えんじ色)のネクタイであったことを。当時、着任したばかりの私には、学内の式典参列の際にえび茶色のものを身に着けるという知識も発想もなく、私はお気に入りのパステルカラーのワンピースを着ていた。

自己をどのように表現するか、服装や髪型などは個人の自由である。自分らしい、自分の好きな格好をしたら良いと思う。私はネクタイをしない。スーツもできるだけ着たくない。でも、私はえび茶色を、その呼び名も含めて結構気に入っている。もし次に学内の式典に参列することがあれば、何かえび茶色のものを身に着けたいと思っている。

ただ、背広にえび茶ネクタイ以外の「えび茶コーデ」は、考えてみるとなかなか難しい。何か参考になるえび茶コーデはないかと学内を見渡していると、応援部の学生たちが着る学ランに目が留まった。黒の学ランに金ボタン、そしてえび茶色(えんじ色)の腕章。私の中では最高にクールなえび茶コーデである。また、卒業式に卒業生たちが着ているはかまや着物。最近の和装はバリエーションも豊富で、思い思いのコーディネートの中で、えび茶色を上手に取り入れている人もいる。

背広にえび茶ネクタイ以外にも、ステキなえび茶コーデはたくさんある。ジェンダーや「常識」にとらわれず、伝統と自由のはざまで、私は私らしく、自分がトキメク「えび茶コーデ」を探求していきたい。 

(T.M)

第1165回

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