大隈記念講堂に近く、種類豊富なこだわり素材の定食やデザートが魅力
「aba’s cafe」
【取材・文・撮影】
早稲田ウィークリーレポーター(SJC学生スタッフ)
文化構想学部 4年 田邊 紗彩(たなべ・さや)
津軽弁で「お母さん」を意味する「あば」を由来に名付けられた「aba’s cafe(アバズ・カフェ)」。青森が地元の店主、三國さおりさんがお母さんのように温かい雰囲気で迎えてくれるアットホームなお店です。仲間と経営していたケーキ店の閉業に伴い1人でカフェを始めてから13年、デザートはもちろん開業を機に始めた充実の定食メニューの人気もあって、地域で愛されるお店になりました。
大隈記念講堂から早大通りを3分ほど歩くとすぐにたどり着ける立地の良さも魅力。学生のランチにもぴったりなaba’s cafeの魅力をお伝えします!
写真左:店の外観。地元の子どもたちからも人気な生乳ソフトクリームのオブジェが目印
写真右:店内の様子。20席ほどあり、温かみのある雰囲気。早稲田大学の教職員や近隣の住民などの憩いの場となっている
ランチメニューは、食べる人の健康を考え素材にこだわった種類豊富な定食がそろっています。ご飯は白米と玄米から好みで選ぶことができ、私は玄米をチョイスしました。今回いただいたのは、店主イチオシの「選べる焼き魚定食」。こだわりの魚は毎日豊洲から仕入れており、仕入れ状況によって種類が変わるそうです。この日は、ひらす西京みそ、銀鮭西京みそ漬け、さばみそ、あじ南部たれの四種類があり、今回は白身魚のひらすを注文。ひらすは、うまみがぎゅっと詰まっており、西京みその甘みと合わさって頬が落ちてしまうほどのおいしさで、ほろりと身がほどける食感に感動しました。
そのボリュームから学生に人気がある「豚肉ステーキ」も併せてご紹介。ソースはハニーマスタードと和風オニオンの2種類があり、今回はハニーマスタードを選びました。酸味の利いたマスタードの風味と肉の脂の甘みが絶妙にマッチしていてごはんが進みます。自家製のにんじんのドレッシングがかかったシャキシャキのレタスがたくさん添えられているのも健康的でうれしいポイント。副菜にはさっぱりとした冷ややっこと大根の漬物も付いてきます。

「豚肉ステーキ ハニーマスタード」1,000円。ボリューミーなだけでなく栄養バランスもばっちり
その他にも、地元・青森県産のみそを使った「なすと豚肉のみそ炒め」(950円)や「きのことポルチーニ茸のクリームリゾット」(1,200円)など、バラエティー豊富なメニューがそろっています。毎日通いたくなること間違いなし!

「焼プリン」300円。リーズナブルでありながら製法にこだわった逸品
食後はこだわりのデザートでひと休み。白砂糖の代わりに、血糖値の急激な上昇を抑える効果があるアガベシロップやサトウキビ糖を使った身体に優しいデザートを提供しています。今回は、注文を受けてから表面をバーナーで焦がした「焼プリン」をチョイス。スプーンでパリパリと割りながら食べるカラメル部分が絶品で、卵と牛乳のまろやかな風味と相まって何個でも食べたくなります。
お勧めのデザートはこれだけではなく、生乳を使ったソフトクリームや窯焼きのシュークリームなども人気。デザートだけの注文も可能なので、午後の授業の合間のおやつにいかがでしょうか?

「早稲田大学ならではの手土産がほしい」という常連の大湾秀雄教授(政治経済学術院)のリクエストから開発した「大隈しげのボーロ」(右)と「夏目そーせケーキ」(左)
ちなみに、店の入り口には店主手作りの焼き菓子の販売コーナーも併設されています。中でも、「大隈しげのボーロ」と「夏目そーせケーキ」の2品は、早稲田大学ゆかりの偉人である大隈重信と早稲田の地で暮らした夏目漱石の名前にちなんで作られた、店主お勧めの焼き菓子です。一つからでも購入できるので、一度ぜひ味わってみてください。
店内の温かい雰囲気と身体に優しいメニューで実家のような安心感に包まれる「aba’s cafe」で、ホッとする時間を過ごしてみませんか?
店舗情報
【店名】aba’s cafe(アバズ・カフェ)
【住所】東京都新宿区早稲田鶴巻町518-17ロゼ早稲田1階
【TEL】03-6380-2160
【営業時間】10:30~18:30
【定休日】日曜・祝日
【Webサイト】https://abas-cafe.wixsite.com/abas-cafe
【Instagram】@abas_cafe
※記事中の価格は全て税込み。
店主の三國さおりさんから早大生へ一言
「卒業してから思い出の店として帰ってきてくれる方もいて、とても感慨深いです。皆さんも学生生活を目いっぱい楽しんで素敵な思い出を作ってください!」