「学生参画/スチューデント・ジョブ」スタッフの横顔
理工展連絡会 情報局 副局長
2023年度ユニラブ 理工展連絡会 リーダー
基幹理工学部 3年 棚橋 涼子(たなはし・りょうこ)

西早稲田キャンパス 中庭にて
キャンパスで学びながら、大学の価値向上につながる活動に参画したり、働いたりする学生たち。 このように、大学で重要な役割を担っている「学生参画/スチューデント・ジョブ」にはどのような学生が、どのように携わっているのか、彼らの横顔を紹介します。 今回は、理工展連絡会に所属し2023年度ユニラブの活動に従事した、基幹理工学部3年の棚橋涼子さんの日常を紹介します。
Q. 学生参画/スチューデント・ジョブにはいつから関わるようになりましたか?
1年生だった2022年5月に理工展連絡会の情報局に入会しました。 理工展連絡会には「企画」「広報」「財務」「情報」「総務」という五つの局と、局を超えてさまざまなプロジェクトを進める「推進室」があります。 私は、Web班、映像班、アプリ班などの活動により理工展を技術で支えることに興味があり、情報局を選択しました。
Q. 始めたきっかけは何ですか?
早稲田の理工3学部(基幹理工、創造理工、先進理工)で一つの学祭(理工展)を運営すること、そして自分たちでWebサイトやアプリを作成することに魅力を感じたからです。

理工展パンフレットアプリ「アプリコ」の開発では、「有名人企画」のページ制作や多言語化対応の実装に携わりました
また理工展連絡会は、理工学術院が毎年夏に小中学生向けに開催する科学実験教室ユニラブの運営にも参画しています。 数ある実験教室の中で、理工展連絡会は小学1、2年生を対象とした「実験体験ラリー」を例年実施するのですが、私も学部1年のときに子どもたちの前で実演を行いました。 このときに、100人以上の子どもたちが参加するイベントをまとめあげる先輩方の姿に魅力を感じ、学部2年の時はリーダーとしてユニラブに参加しました。
Q. どのような活動をしていますか?
11月に西早稲田キャンパスで開催される理工展の準備をするために毎週土曜日の午後に活動していますが、ユニラブに向けた準備はその合間に行います。
リーダーとして関わることになった2023年度ユニラブでは、「実験体験ラリー」で五つの実験を行うことになったため、各実験のチーフと話し合って企画内容を決めたり、全体の流れを決めたり。 企画内容が決まってからは、当日スタッフとして働く理工展連絡会の新1年生を対象とした説明会を実施し、その後は当日の受付から解散までの流れを決めるなど忙しい日々でした。

2023年度ユニラブで実施した「実験体験ラリー」の企画の一つ「自分だけのスーパーボールを作ろう」の様子
Q. 活動を通して感じたことを教えてください。
ユニラブという大きなイベントにトップの立場で参加し改めて感じたことは、大人数をまとめることはとても大変だということです。普段の理工展に関する活動では先輩の下でアプリを開発していたので、理工展連絡会の外で、しかも自分が先頭に立って活動することの責任の重さに精神的に追い詰められそうになることもありました。しかし、一緒に先頭に立ってくれた副リーダーや他の幹部の皆がサポートしてくれたおかげで、楽しく活動することができました。
Q.学業とスチューデント・ジョブ、サークル活動など、複数のことを両立させるためにどのような工夫をしていますか?
さまざまなコミュニティーに所属する上で一番大切なのは、タスク管理だと思います。大学の課題や授業の予習復習、サークル活動、アルバイトなど、やらなければならないことはいつでもたくさんあります。特に忙しくなり始めた2年生の頃から、カレンダーに15分単位でやることを記入するようにしました。具体的に記入することで必然的に1、2週間先のスケジュールを考えるようになるので、課題を早めに進めたり、サークルやアルバイトの時間を適切に取ったりするようになりました。
Q.活動に関する今後の抱負や、チャレンジしようと思っていることを聞かせてください。
昨年11月に代替わりしてからは、理工展連絡会情報局の副局長を務めています。今までは理工展のパンフレットアプリ「アプリコ」の作成や動画編集を行っていましたが、副局長として理工展連絡会全体の業務効率化を図ったり、システムの管理を行ったりしています。ユニラブの活動とはまた違った内容ですが、理工展連絡会の一幹部として、大人数をまとめる立場ということに変わりはありません。これまでの経験を糧に、今年の理工展をより良いものにできるように努力し続けたいと思います。

2024年度理工展連絡会の役員メンバーと。右端が棚橋さん
授業期間中の1週間の過ごし方

ユニラブのリーダーを務めた2023年度春学期のとある1週間。ユニラブに向けて、理工展連絡会全体活動でもユニラブに関する事項を取り扱い、個人作業の時間も理工展とユニラブの作業の割合は半々ほどでした