
(右から)堀井さん、小峰さん。所沢キャンパス100号館前で
2023年10月22日(日)に開催予定の「所沢キャンパス祭」、通称「所祭(とこさい)」は、今年で20周年を迎えます。新型コロナウイルス感染症拡大の影響を乗り越え、完全な対面形式で開催される今年のスローガンは「Remake~所祭20祭~」。そこにはパンデミック前の活気を取り戻し、また一つ成長した「所祭」を次世代へと引き継ぎたい、という決意が込められています。
「所祭」を盛り上げるため、さまざまな企画を準備中の「所沢キャンパス祭2023」運営スタッフに、今年の見どころや来場時の注意点などを聞きました。
「所沢キャンパス祭2023」運営スタッフ
代表 人間科学部 3年 堀井 健斗(ほりい・たけと)
企画開発局長 人間科学部 3年 小峰 結(こみね・ゆい)
「所祭」ならではの魅力を伝え、活気を復活させたい
――今年のスローガンは「Remake~所祭20祭~」です。そのスローガンに込めた思いを教えてください。
堀井:今年で20周年を迎える「所祭」を新しく作り直して、歴代の先輩方が作り上げた活気を取り戻したいという思いを込めました。
パンデミック前まで「所祭」は、キャンパス内をスムーズに歩けないほど大勢の来場者がいて、活気があったそう。それは実行委員の先輩たちの努力の賜物(たまもの)です。私が尊敬する先輩も、普段はおちゃらけているのに、いざ「所祭」の事になると真剣に取り組むような方で。私は大学1年生の頃から、そういう先輩の背中を見てきたんです。
ただ、パンデミック中の「所祭」では参加人数の上限を設定したりとイベント開催に制限がかかり、先輩たちの気持ちがどれだけ強くても、活気にあふれた「所祭」にすることが難しくて。その悔しさを経験してきた分、完全な対面形式での開催となる今年は、みんなで「かつての活気を取り戻すために、新しい『所祭』へと作り直すぞ!」という気持ちで臨んでいます。そして今年の経験を踏まえて、後輩たちにさらに「所祭」を成長させていってほしいですね。

運営スタッフで協力して展示物を準備。「例年の倍以上、100名を超える新入生が入会してくれました」(堀井さん)
――活気を取り戻すために、どんな企画を用意しているんですか?
小峰:目玉企画の一つが「芸能人企画」です。今年は、音楽ユニットのFAKE TYPE.さんと、シンガーソングライターの宮川大聖さんの2組の出演が決まりました。「所祭」のステージは観客との距離が近いことが魅力で、旬のアーティストのライブを間近で楽しめます。まずは、芸能人企画をきっかけに来場していただき、他にもある「所祭」の魅力を知ってもらいたいです。
- FAKE TYPE.
- 宮川 大聖

「所沢キャンパス祭2022」でのステージ企画。「昨年よりも席数は倍以上に増やしています!」(小峰さん)
――「所祭」の魅力を改めて教えてください。
小峰:例えば、他の来場者や地域とつながれることですね。私は昨年度の「所祭」で、来場者同士をつなげるマッチング企画のチームリーダーを担当しました。そのとき、学生の保護者同士が初対面でSNSのアカウントを交換しているのを見て、「これが『所祭』の魅力なんだ」と気付いたんです。「所祭」は地域密着型で、幅広い年代の方が来てくれます。かつ、建物の数が限られているので、顔も覚えやすい。そういった「所祭」ならではの魅力を伝えていきながら、「所祭」をさらに活気付けたいと考えています。
堀井:そのために昨年、外部団体とつながる「外務局」を新設して、地域とのつながりを大事にした企画を準備中です。
9月24日(日)には、所沢市観光情報・物産館 「YOT-TOKO(よっとこ)」と協力して、「前月祭」を開催。場所をお借りしてお祭りを開き、地域の方に楽しんでいただきながら「所祭」を知っていただくことを目的としました。また、同じく所沢市内の「角川武蔵野ミュージアム」ともコラボし、11月18日(土)、19日(日)に開催される地域密着型のお祭り「武蔵野回廊文化祭」に実行委員が参画。地域の魅力を発信しようと活動しています。
こうして地域とのつながりを大事にしながら、より大勢の地域住民の方にも来場していただける「所祭」を目指しています。
2023年の前月祭の様子。子どもから大人まで多くの人が楽しめる企画を用意した
交流が生まれる「体験型企画」が盛り沢山!
――「芸能人企画」以外で、今年はどのような企画がありますか?
小峰:参加者同士の交流が生まれることを期待して、体験型の企画を増やしました。屋外・屋内合わせて20〜30の企画を準備中で、目玉企画は次の3つです。
- アトラクション企画
遊園地にあるようなアトラクションに乗って、射的を楽しむ企画です。お子さんなども安心して楽しめるよう、電力を使わず人力でゆっくりと動かしたり、衝撃を吸収するクッション素材を使ったりと安全面にも考慮しました。来場者には非日常を体験しつつ、交流を深めていただきたいですね。
- 脱出ゲーム
教室内に隠された謎を解いて、制限時間内に脱出する企画です。昨年度、企画の一部として脱出ゲームをしたところ、その人気の高さに驚きました。昨年度よりクオリティーを上げようと、今年は実行委員が何度も脱出ゲームに通い、ゲーム内容の研究もしています。幅広い世代が楽しめる「所祭」ならではの脱出ゲームになっていますよ。

昨年の脱出ゲームの様子。「このとき、マッチング企画と組み合わせて実施していたのですが、来場者の意見を反映して、今年は単独で開催することになりました」(小峰さん)
- 運動ゲーム
テレビ番組『SASUKE』(TBS系)のようなスポーツイベントで、お子さんも参加できるようにしました。所沢キャンパスならではの、“スポーツも楽しめる学園祭”を目指して、106号館のスポーツホールで「運動系ゲーム企画」や「フットサル教室」などを開催予定です。
――来場にあたっての注意点などはありますか?
小峰:芸能人企画への参加には、入場チケットを購入していただきたいです。今年は昨年度よりも席数を増やしましたが、売り切れる可能性もあるため、前日までの購入をおすすめします。当日券の販売は未定です。
堀井:バスでの来場をお願いしています。自家用車では来場できないため、小手指駅(西武池袋線)からスクールバスをご利用ください。通常より本数を増やしていますが、混雑が予想されるので余裕を持ってご来場ください。
さらに、今年は来場者が迷路のような建物内で迷わないよう、案内板の設置なども予定しています。分からないことがあれば、緑色の法被を着ている実行委員に気軽に声を掛けてください!
――最後に一言ずつメッセージをお願いします!
堀井:20周年を迎える「所祭」を盛り上げようと、私たちはさまざまな企画を準備してきました。目玉企画では大学生に人気の2組をお呼びしますし、地域の飲食店とも協力しながら昨年度の約4倍近い20店舗前後の屋台を準備しています。そういった取り組みを通じて、これまでとは一味違う「所祭」を創り上げていくので、その熱量をぜひ現地で体感していただきたいですね。
小峰:この1年間、私たち企画開発局員一同、来場者に少しでも楽しんでもらえる企画を実現しようと尽力してきました。来場者と創り上げる企画で「所祭」を盛り上げたいと考えています。皆さんと楽しめる企画をたくさん用意しているので、ぜひお越しください!

運営スタッフでの集合写真
取材・文:流石 香織
撮影:布川 航太
「所沢キャンパス祭2023」概要

ロゴには、「初心を忘れることなく一致団結し、所祭を樹のように大きな存在にしていこう」という思いが込められている
日時:2023年10月22日(日)10:00~16:00
場所:早稲田大学 所沢キャンパス
◆公式Webサイト:https://tokosai.net/
◆公式X(旧Twitter):@tokosai_waseda
◆公式Instagram:@waseda.tokosai
◆公式YouTube:@user-mx6zu8pp2o
ステージ企画の入場チケットを販売中! 購入希望の方は、それぞれのリンク先からお申込みください。座席は来場された方から順にご案内します。来場方法についてもリンク先をご確認ください。
◆宮川大聖(開場12:30、開演13:00)
◆FAKE TYPE.(開場16:30、開演17:00)、
▼所沢キャンパスの紹介はこちらをチェック!
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