保健センター 管理栄養士 青木(あおき)
以前、無理せず長くゆるく自炊を続けるコツとして、手間をかけずに調理ができるような便利な食材を紹介しましたが(2020年11月公開記事)、今回は自炊を助ける便利な調理器具の紹介や面倒な洗い物を減らす工夫、調味料の買い方、冷凍保存の活用など、すぐにまねできるライフハックをご紹介します。
便利な調理器具や100円ショップの食器…一工夫で洗い物のストレスを軽減!
便利な調理器具としておすすめするのは、シリコン製の大きなスプーンとフッ素樹脂加工(テフロン加工)の深型のフライパンです。シリコン製の大きなスプーンは、無印良品やニトリなどでも手頃な価格で購入でき、人気が高いようです。炒めたり、すくったり、盛り付けまで一つでできるため、使用する器具の数が少なくなり、毎日の洗い物も減ります。テフロン加工されている深さのあるフライパンは、炒めたり、ゆでたりでき、カレーやシチューなどの煮込み料理にも使用できます。それぞれ一つあるといろいろな調理に使うことができ、便利です。
お茶わんやおわん、お箸、お皿などよく使う食器は、2人分の食器を準備することをおすすめします。洗い忘れていたことを調理する直前に気付くと、料理するのがおっくうになりやすいので、予備を置いておくと気持ちに余裕ができます。予備は価格も手頃な100円ショップの食器を利用すると良いかもしれません。また、丼ぶりや大きめのお皿を準備するのも良いでしょう。大きめのお皿はおかずやごはんをまとめて盛り付ければワンプレートごはんとなり、洗い物を減らせます。
調味料はミニサイズを
調味料やタレなどを購入する場合は、最初は小さめのものを購入し、気に入ったら大きなものを購入しましょう。パッケージに載っている調理例通りに調味料を使うことで意外と簡単に食事が作れます。慣れてきたら決められた使い方だけではなく、好みに合わせていろいろな料理に活用してみてください。
意外な活用方法も。便利な冷凍保存
最近はインターネット上の動画などで、サンドイッチやお弁当を丸ごと冷凍したり、パスタをゆでて冷凍しておく方法などが紹介されています。季節や気候によって食材の具合を考慮し、衛生面に気を付けた上で試してみるのも、自炊を続けるポイントかもしれません。
保健センターでは、食事の相談も受け付けています。まずは、保健センターのWebサイトを確認してみてください。