3月10日、Queen’s College(香港)、早稲田大学高等学院、早稲田大学本庄高等学院より総勢24名の高校生がTWInsに来訪しました。
まず初めに、梅津光生教授(早稲田大学 創造理工学部総合機械工学科)よりTWIns設立の経緯や意義、そして梅津研究室の研究内容を紹介しました。ユーモアも交えた説明に最初は硬い表情だった生徒の皆さんも少しずつリラックスしてきたようです。
次に岡本淳特任講師(東京女子医科大学 先端生命医科学研究所 先端工学外科学分野)がTWInsに設置されている「SCOT(Smart Cyber Operating Theater)」を紹介し、そのシステムや機能を説明しました。SCOTは手術室内で使用される医療機器をシステム統合し手術室全体をネットワーク化したもので、「スマート治療室」とも呼ばれています。説明を受けた後には、実際にSCOTを見学しに行きました。
見学会では、まるで映画の世界のような近未来的な設備に生徒の皆さんの息をのむ様子が覗えました。岡本特任講師より手術現場でどのようにSCOTが機能するのかについて機器を動かしながら説明があり、続いて代表の生徒さんが実際にサポート装置を装着させてもらい、その感触を確かめていました。
続いて、梅津研究室のEVAHART(補助人工心臓)とBEAR YOUCAN(ビート ヨーカン)、ステント耐久試験装置を見学しました。3つの研究を紹介することで機械工学の分野から医療領域にどのようにアプローチしているのかを説明しましたが、生徒のみなさんは何れも真剣な眼差しで興味深そうに聞かれていました。
最後にTWIns正面玄関前で記念撮影をし、みなさん笑顔で次の目的地に向かわれました。