Olympic and Paralympic Project Promotion Section早稲田大学 オリンピック・パラリンピック事業推進室

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【開催報告】東京オリンピック・パラリンピック大会出場選手報告会

日本中に感動を与えた代表選手たちに、感謝と賛辞を

2021928日(火)、東京オリンピック・パラリンピック競技大会に出場した本学校友・在学生を讃える機会として「早稲田大学オリンピック・パラリンピック代表選手報告会」がオンライン開催されました。 

今大会には、オリンピックに30人、パラリンピックに5人の校友・在学生が出場。この中から、オリンピック代表選手の寺田明日香選手(陸上競技)、 徳用万里奈選手(水球)、渡邊聖未選手(柔道※フィリピン代表)、 松山恭助選手(フェンシング)、弘津悠選手(ラグビー)、大塚達宣選手 (バレーボール)、パラリンピック代表の谷真海選手(トライアスロン )、鈴木孝幸選手(水泳)、岩渕幸洋選手(卓球)が報告会に参加しました。 

早大生によるオリパラ推進プロジェクト「VIVASEDA」の大井さん(大学院環境・エネルギー研究科修士2年)、三浦さん(社会科学部2年)が司会を務め、まずは応援部が「紺碧の空」のパフォーマンスを披露。気迫あふれる演技とともに、オリンピック・パラリンピックで健闘した選手への感謝の気持ちが伝えられました。 

続いて、田中愛治総長が登壇。「今年のオリンピックは本当に特別な状況でした。昨年予定されていた大会が1年延期され、選手のみなさんも非常に辛い思いをされたと思います。また、開催について社会ではいろいろな意見が飛び交っておりましたので、みなさんも悩まれたと思いますが、やはり開催していただいて本当に良かったと思っています。みなさんが人間の限界に挑戦されたことが、日本また世界の人々に力を与え、計り知れないプラスの影響があったと考えていますと労をねぎらいました。 

大会中は多くの競技を生中継で観戦したという田中総長は、選手の活躍やオリンピックで2名(須崎選手、渡邊選手)、パラリンピックで2名(谷選手、岩渕選手)が旗手を務めたことに触れ、「早稲田の卒業生が大活躍した特別な大会だったと思います。メダルを獲った方ばかりが注目されてはおりますが、オリンピック・パラリンピックに選ばれることだけでも素晴らしいことだと思っています」と出場した全選手を讃えました。 

最後に「私は総長になってから『答えのない問題に挑戦するたくましい知性を鍛えてもらいたい』とずっと言ってきました。スポーツでトップレベルにいる方は、自分の頭脳と肉体の限界を尽くし、常に答えのない問題の正解を探しているのだと思います。そうしたことを成し遂げている皆さんですから、スポーツ界に限らず、人生においても必ず成功されると信じています」とエールを送りました。 

続いて登壇したのは、稲門体育会会長である河野洋平氏。今年、早稲田大学からスポーツ功労者賞として表彰された広岡達朗氏の「毎日毎日の積み重ねこそが人を形作る。心も体も自分自身を表現する道具。生きている限りそれに感謝しながら、世のために心と体を鍛え、信念を持って後輩を導く」という授賞式でのスピーチを紹介。「みなさまは毎日毎日、本当に心と体を鍛え抜いて、世界の桧舞台に出て立派に活躍された。心からの祝福と敬意を表したいと思います。みなさんは学生諸君の手本であり目標でもあります。学生たちはみなさんを追いかけようと大いに努力をされるに違いない」と感謝の言葉を述べました。 

その後、東京オリンピック・パラリンピックで本学校友・学生が残した結果が紹介されるとともに、残念ながら報告会は欠席となった瀬戸大也選手(競泳)、渡部香生子選手(競泳)、相馬勇紀選手(サッカー)、遠藤純選手(サッカー)、本橋菜子選手(バスケットボール)、小泉維吹選手(セーリング)、嘉村健士選手(バドミントン)、木村潤平選手(トライアスロン)、須﨑優衣選手(レスリング)からのメッセージも届けられました。 (欠席選手からのメッセージはこちら

次に、VIVASEDAの活動報告がありました。アシックスジャパン株式会社の協力のもと制作された「BIG Tシャツ」には1000筆を超える応援メッセージが書き込まれたこと、またイタリア代表のホストタウンである所沢市と実施した歓迎イベントについて内閣官房より感謝状が贈呈されたことが報告されました。 

そして、お待ちかねの代表選手のインタビューコーナーへ。出席した選手それぞれからメッセージ(下記参照)が伝えられた後、学生たちから寄せられた質問に答えていきました。以下、一部をご紹介します。 

小学1年生の娘を育てながら、オリンピック110m障害に出場した寺田選手は「子育てとアスリートとのキャリアとの両立」について質問を受け、「時間の管理が難しく、大変な部分もありましたが、競技のことだけ出なく、家庭のことも考えることで視野が広がったのは良かったと思います」と回答。柔道のフィリピン代表としてオリンピックに出場した渡邊選手は「練習で辛い時はどうやって乗り越えましたか?」という質問に対し、「周りの人と励ましあってモチベーションを上げていました」と答えました。 

パラリンピックの水泳で出場全5種目でメダルを獲得した鈴木選手は、ハンディキャップを持つ子どもたちへのメッセージを求められ、「私のパフォーマンスを見て何かをやってみたい、パラ競技に挑戦してみたいと思ってくれたらうれしい」と伝えました。そして、招致活動から関わってきた大会への道のりについて問われた谷選手は、「厳しい期間もありましたが、(招致を含めて)8年のレースをなんとか完結できたという充実感でいっぱいです。新型コロナの影響で思い描いたものとは違いましたが、なんとか開催していただいて、アスリートが限界にチャレンジする姿、輝く姿を通じてスポーツの力を多くの人たちと共有できたと思っています」と感慨深く振り返っていました。 

そんな選手たちの労をねぎらうために学生たちが制作した動画が流され、「頑張る姿にたくさんの感動をいただきました」「大変な状況の中で頑張った選手を心から尊敬します」といった感謝の言葉が届けられました。 

最後に校歌斉唱で締めくくられた今回の報告会。閉会の挨拶に立った恩藏直人オリンピック・パラリンピック事業推進担当理事からは、「代表選手のみなさんには大会開催中、競技で感動を与えられ、本日再びメッセージで元気をいただくことができました。また田中総長、河野会長には心のこもった挨拶をいただきました。本日の企画を進めてくれた、オリンピック・パラリンピック事業推進室のみなさん、多くの学生ボランティアのみなさんにも、お礼を申し上げて、閉会とさせていただきます」と結びの言葉があり、盛況のうちに幕を閉じました。 

報告会に参加された代表選手の皆さんのコメントをご紹介します。 

寺田明日香選手(陸上競技) 

「学生のみなさん、OBOGのみなさんにたくさん応援をしていただき、すごく力をいただきました。本当にありがとうございました」 

 

徳用万里奈選手(水球) 

「本日はこのような会を開いていただきありがとうございました。また、オリンピックではたくさんご声援いただき、本当にありがとうございました。みなさんが寄せ書きをされたBIG Tシャツも拝見し、その応援の力に背中を押されました。結果は残念ながら残すことはできませんでしたが、私自身これまでの競技人生で最高のプレーをすることができました」 

 

渡邊聖未選手(柔道) 

「このような会を開いていただきありがとうございました。東京オリンピックに出場して、とても刺激を受け、すごい経験になりました。フィリピン代表ではあるのですが、たくさんの応援をいただいて頑張ることができました。これからも頑張りますので応援よろしくお願いいたします」 

 

松山恭助選手(フェンシング) 

「早稲田大学の皆さん、たくさんの応援ありがとうございました。寄せ書きが書かれたTシャツも拝見しました。本当に皆さんからの応援が大きな力になりました。これからも日々頑張っていきたいと思います。今日はこのような場をつくってくださりありがとうございました」 

 

弘津悠選手(ラグビー) 

「今日はこのような機会を設けてくださり本当にありがとうございます。結果は残すことができませんでしたが、早稲田大学関係者の多くの方の応援のおかげで頑張ることができました」 

 

大塚達宣選手 (バレーボール) 

「本日はこのような貴重な時間を設けていただき本当にありがとうございます。早大生や早稲田大学に関わる皆さんの応援に背中を押され、チームとしても7位という結果を残せました。本当にありがとうございました」 

 

谷真海選手(トライアスロン) 

「早稲田の皆さん、応援ありがとうございました。在学時代、応援部のチアリーダーで活動していたので、とても懐かしく拝見していました。また、当時、恩蔵直人先生のゼミでマーケティングを学ぼうとしていたところで、病気になり義足になるという人生のどん底を味わいましたが、そこから4度のパラリンピックに出場でき、招致活動に関わった東京大会にも選手として出場できて、旗手の大役もいただいて本当に夢のようです。皆さんにひとつお伝えできるのは、『もう自分にはダメかも』と思わずに、早稲田スピリットを持って、たくましい心と体で一度きりの人生を歩んでいってほしいということです 

 

鈴木孝幸選手(水泳) 

「このような時間をいただきありがとうございました。皆さんから応援いただいてこのような結果を得られ、また、この場で報告できることをうれしく思っています。これからもパラ競技に関心を持って見ていただけたらうれしいです。今後ともよろしくお願いいたします」 

 

岩渕幸洋選手(卓球) 

「今回はこのような場を設けていただき、また、大会に向けたくさんのメッセージをいただき本当にありがとうございます。さまざまな場面で早稲田出身者の方とお会いをしたり、早稲田大学のつながりを感じたりして、そのような皆さまの存在が競技の舞台で前向きにプレーすることにつながりました。本当にありがとうございました」 

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