7月30日、東京2020大会のフェンシング・エペ団体決勝に進出した日本チームが悲願の金メダルを獲得しました。校友の加納虹輝選手(JAL所属、2020年スポーツ科学部卒業)はアンカーとしてチームの金メダル獲得に貢献しました。
加納選手を含む日本チームは、準々決勝では前回リオ大会で金メダルを獲得したフランスに1点差で競り勝ち、準決勝では世界ランキング5位の韓国を相手に45対38で勝利しました。決勝ではロシアオリンピック委員会を相手に45対36という素晴らしい結果を残しました。この種目で日本がメダルを獲得するのは初めてです。
総長からの祝辞
加納虹輝選手のフェンシング・エペ団体種目での金メダル獲得を心よりお祝い申し上げます。加納選手は在学中、フェンシング部に所属しながら数々の国際大会に出場して実力を伸ばし、見事「日本を代表する選手」にまで成長を遂げられました。本日も、エースでアンカーとして大活躍されて、見事に勝利を重ねました。その姿に鳥肌が立ちました。目標にされていた東京大会での金メダル獲得を実現された加納選手の姿は早稲田大学の誇りです。今後のますますの活躍を期待しています。
早稲田大学総長 田中愛治
参考情報
加納選手は2016年に本学に入学し、在学中はフェンシング部に所属。2017年にはW杯フランス大会でエペ個人3位の成績で自身初の表彰台に立ちました。続く2018年のアジア競技大会では男子エペ個人で3位の結果を残し、団体優勝にも貢献しました。2019年にはW杯カナダ(バンクーバー)大会で男子エペ個人で優勝。同年W杯アルゼンチン大会でも団体優勝を経験するなど、世界の舞台で活躍を続けています。
なお、1964年の東京大会では、早稲田大学記念会堂(戸山キャンパス)がフェンシングの公式会場として利用されました。今回の加納選手の活躍により、大学史上初となるフェンシング競技でのメダル獲得となります。