シッティングバレーボールについての様々な質問に対して、現役選手の方に答えていただきました!
シッティングバレーボールの魅力は何ですか?
~女子選手~
座ってプレーするので、コートも小さくネットも低いですから、圧倒的なスピード感です! ネットを挟み、コート内の6人で力を合わせて戦えることも魅力です。「味方が6人いる」ということです。誰でも楽しめる競技で、老若男女問わずそれぞれの年齢に合わせルールを変えたりしながら楽しむことができます。健常者も一緒にプレーができます。
~男子選手~
まずは、「ネットが低くコートも狭い」ということで、ゲーム展開が早く、スピーディーなところがおもしろいと思います。そして、国内では健常者と障がい者が同じ条件でプレーすることができ、一緒に試合をすることができることです。
2人から、ともに「スピード感」と「健常者も障がい者も一緒に試合ができる」というお話を魅力としてうかがえました! 確かに、この二つを兼ね備えているスポーツは、なかなかないと思います。試合展開が早い、という点ではまさに「勝負」の世界ですね。
シッティングバレーボールを始めたきっかけはありますか?
~女子選手~
もともと、バレーボールをやっていました。障がい者になってからもバレーボールを続けたかったので、障がい者スポーツセンターで問い合わせをしました。
~男子選手~
大腿義足のリハビリのための入院中に、理学療法士の方に勧められた。
外国チームと比べて日本チームの強みはどこですか?また対戦国として強国だと思う国はどこですか?
~女子選手~
日本チームの強みは、身体が小さい分、速く動けることです。あとは、サーブ力とチームワークです。対戦国として強国だと思うのは、アメリカ・中国・ロシアです。
~男子選手~
「強み」というか、日本チームは粘り強くボールを落とさず繋ぎ、相手の隙を見逃さずに攻撃することをチームのスタイルにするべく日々練習に取り組んでいます。強豪国としては、同じアジア・オセアニア地区のイランです。
サーブを打つ際に、ルーティンなどありますか?
~女子選手~
ボールを回しながら床に何度か落とし、呼吸を整える。
ボールの向きを確認する。などがあります。
チームでのコミュニケーションで、意識している点はありますか?
~女子選手~
プレーにおいて、お互いの意思疎通を確認することです。また、顔を見る・たくさん話をすることも意識しています。お互いの間に疑問を残さないことを重視しています。
~男子選手~
「盛り上がるところは盛り上がり、集中するところは集中する」というメリハリを意識しています。
一番難しいと感じる技は何ですか?
~女子選手~
ここぞ!というときのフェイントです。
~男子選手~
海外選手の高さに対応するために、「ブロックをどのように利用するのか?」、また「ボールを落とさないようにするにはどうするのか?」についての課題に取り組んでいます。
普段どのようなトレーニング・練習をしていますか?
~女子選手~
筋トレや体幹トレーニングをしています。また、練習においては各チームにおいて、パス・対人・スパイク・サーブ・レシーブ練習などを行っています。
~男子選手~
トレーニングについては、トレーニング施設を利用しての、マシーントレーニングや自重トレーニングなどを行っています。練習については、個々の課題について反復練習をします。
シッティングバレーボールをやっていて、嬉しかったことや辛かったことはありますか?
~女子選手~
嬉しかったことはパラリンピックに出場できたこと・勝てなかった海外チームに勝てたこと・素晴らしい仲間に出会えたことです!
辛かったことは、ケガでプレーができなかった期間です。
~男子選手~
嬉しかったこととしては、たくさんの人との繋がりができたことはよかったと思います。また、「国際大会で日本代表として、他国と戦う」という経験ができることもとてもよかったと思います。
辛い・苦しいことは、国際大会で結果を残せずに日本に帰国することになった時は辛いです。