VIVASEDAは、早稲田大学基幹理工学部表現工学科河合隆史研究室と早稲田大学フェンシング部と協力し、VRコンテンツである「クロスモーダルフェンサー体験」を2019年9月に制作しました。
https://www.youtube.com/watch?v=q5jhKRD1C5s&feature=youtu.be
まず、「クロスモーダル」とは、視覚、聴覚などの感覚を相互に利用するという意味で、本来別々の感覚が結びつくことによって、より現実に近い疑似体験を可能としています。

VRシステム概要
次に、コンテンツの中身についてご説明します。今回は早稲田大学フェンシング部の選手に協力を依頼し、試合時の様子についてヒアリング調査を行いました。その後、実際に戦っているときの視線や頭部、指先、腕の動き、心拍などを360°カメラや各種生体測定器によって測定・分析しました。
これによって、通常のVRコンテンツでは体験することのできない、選手の生理・心理的な状態までも選手に乗り移ったような感覚で体験することができるコンテンツに仕上げることが出来ました。
制作にあたっては、3Dコンテンツの開発や評価システムの構築、ゲームソフトの人の認知機能への影響などを研究されている理工学術院の河合研究室にご協力いただきました。また、2018年12月の全日本フェンシング選手権大会で個人3位の実績を持つフェンシング部の安選手の協力を得て、河合研究室は動画撮影等でデータを収集。それをもとにバーチャルリアリティのフェンシングの装置制作が実現しました。
2019年10月20日には校友の祭典「稲門祭」(早稲田大学稲門祭実行委員会主催)にて、こちらのVRコンテンツのブースを出展しました。約130名の来場者がゴーグルを装着して、仮想現実内で安選手との対戦を楽しみました。

VIVASEDAと河合研究所とフェンシング部
今後、早稲田大学オリンピック・パラリンピック関連イベントの際にも体験会を実施する予定です。
イベントなどの詳細は、決まり次第、こちらの公式HPや、VIVASEDA公式Instagramや、オリパラ推進室公式Twitter等でもお知らせしますのでぜひフォローをお願いします。
FAQ
・体験時間はどれぐらいですか?
→体験時間は2分程度です。