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【早スポ記事】アメリカ・ウェイトリフティング代表チームが本学で世界選手権・事前合宿を行いました

9月12日~17日、米国のウェイトリフティング代表チームが、18日からタイのパタヤで開催している世界選手権を控え本学で事前合宿を行いました。リオ銅メダリストを含む強豪アメリカチームのコーチ・選手に今回の世界選手権そして東京2020大会に向けての思いやチームの方針を伺いました。

練習風景

 

【選手・コーチ プロフィール】

Mike Gatooneコーチ:米国代表チーム 競技・コーチング部門シニアディレクター

Katharine Nye選手: 2019ジュニア世界選手権金メダリスト

Harrison Maurus選手:2017世界選手権銅メダリスト

Sarah Robles選手:リオ2016大会銅メダリスト

Morgahan King選手:リオ2016大会出場

 

――なぜ早稲田大学をトレーニング拠点として選択しましたか

Mike Gattoneコーチ:世界選手権の会場となるタイまで(アメリカから)距離があったということは理由の一つ。また、来年東京オリンピックがあり、この時期に東京に訪れておくことは選手にとっていい機会になると考えていました。

 

――東京での合宿の感想はいかがですか

Mike Gattoneコーチ:ホテルや食事といった環境もいいし、人も素晴らしいです。ウェイトリフティング場も心地よく、選手は楽しんで練習に臨んでいます。

 

――このキャンプでの狙いは何ですか

Katharine Nye選手:一番は世界選手権へ向けて準備するということです。自分の体調も知ってコンディションを整え、さらに五輪の会場となる東京を知ることも一つです。

 

練習風景

――世界選手権への意気込みを教えてください

Mike Gattoneコーチ:東京オリンピックの出場を左右するランキングにおいていい位置を狙うため、メダルをいくつか獲得することが今回の目的です。メダルが期待できる選手は多いです。特に女子選手が強いですが、男子にも2,3名、期待の選手がいます。

Katharine Nye選手:初めてシニアとして世界選手権に出るので頑張っていきたいです。また、来年のオリンピックへ向けても最善を尽くしたいです。このキャンプを通して、東京の雰囲気を感じられるのはすごくいい経験だと思っています。

Harrison Maurus選手:前回よりいいパフォーマンスをして、可能であれば自己ベストを更新したいです。

Sarah Robles選手:世界選手権の目標は自己ベストを取ること、そしてオリンピックへ向けスコアポイントを取ることです。オリンピックに出場して、米国史上初となる2大会連続メダルを取りたいと考えています。

 

Harrison Maurus選手

 

――階級がジュニアからシニアへと変わったが、それをどう捉えていますか

Katharine Nye選手:シニアになりプレッシャーも大きく、オリンピックも見えてくるので、世界中の人々と戦わなければなりません。それでも自分がシニアになることは幸せだと受け止めています。

 

――アメリカチームの強みは何ですか

Mike Gattoneコーチ:国土が大きいので、才能のある有望な選手が大勢いることです。特に、他国と違うアメリカの強みとして、強力な女子選手の多さがあります。また、人口が多いので、選手が上を目指すにあたって自然と技術の質が上昇していく、これも強みだと思います。

 

――アメリカチームを率いるにあたって、特に意識していることは何ですか

Mike Gattoneコーチ:選手たちも報酬をもらっているので、今回のトレーニングキャンプのように、できるだけ多くの機会や環境を与えるよう意識しています。

 

練習風景

 

――自身の強みはなんですか

Katharine Nye選手:スナッチが一番得意です。精神的にも得意だと自信を持っています。ただし、自信を持ちすぎてはいないです。それが、自分の強みだと思います。

Harrison Maurus選手:スクワットが得意なことは強みです。バックスクワットもフロントスクワットでも、他の選手より得意だと考えています。それはメンタル的な面でも同じです。

Sarah Robles選手:一つはフィジカルです。力の強さに関しては非常に強いです。もう一つはメンタルです。あきらめず何度も何度も挑戦する。それが強みです。

 

Sarah Robles選手

 

――ウェイトリフティングをしていて楽しいと感じることは何ですか

Harrison Maurus選手:毎日練習で能力を高められることです。

Sarah Robles選手:競技を通して得たものとしては大切な友人や、様々な地域に行くことができるチャンスです。競技に関して言えば、自身が強くいられることです。自分の想像以上に力があると分かったときは喜びがあります。

 

練習風景

 

――リオデジャネイロオリンピックの感想を教えてください

Morgahan King選手:はじめてのオリンピックだったので、会場の雰囲気を自分が感じていることはインパクトがありました。テレビで見ていた風景が目の前にあり、自分がその場にいた感動は忘れられません。一番覚えているのは閉会式で、日本の安倍首相がマリオに扮した場面でした。思わず笑ってしまいました。

 

――オリンピックテストイベントが開催されましたが(2019年7月6,7日)、その感想を教えてください

Mike Gattoneコーチ:すごく良かったです。競技会場は壮大で、ウェイトリフティングのためにある会場の雰囲気も良く、充実していました。

 

――東京オリンピックへ向けての抱負や意気込みを教えてください

Mike Gattoneコーチ:3から5つメダルを獲りたいと考えています。最低でも男女1つずつの2つは獲っておきたいです。3つ以上は大きな目標ですが、そこへ向けて大きなエネルギーを注いでいかなければならないと認識しています。

Morgahan King選手:トップ8になれば出場できるので、そこを目標に頑張ります。ただ、ウェイトリフティングを始めてまだ6年ということもあり、まずはトップ8に入ることを目指していきます。このキャンプを通して東京の雰囲気を感じられるのはいい経験になっています。

Katharine Nye選手:メダルを獲ることを目標としているので、できる限りの力を出していきたいです。

 

 

文章作成・写真:早稲田スポーツ新聞会 伊東穂高

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