合計13名の出場が決定。
関係者が一丸となって応援する
担当理事メッセージ
平昌オリンピック・パラリンピック大会では、学生・校友合わせ計13名の大学関係者が出場します。同大会への思いと出場選手たちへの応援メッセージを、オリンピック・パラリンピック事業推進担当理事・村岡功教授に伺いました。

村岡功/早稲田大学理事(スポーツ振興、オリンピック・パラリンピック事業推進担当)、スポーツ科学学術院教授
平昌オリンピック・パラリンピックへの期待
合計13名の出場が決定
早稲田大学が初めて冬季オリンピックに出場したのは、1928年の第2回サンモリッツ大会で、5名の早大生および卒業生が出場しました。以後、本学はコンスタントに出場を続け、前回のソチ大会では出場者13名と過去最多を記録しました。今回も同数の13名ですが、出場基準や派遣基準が厳しくなってきていることなどを考慮すると、素晴らしい結果だといえます。また、パラリンピックにはこのうち2名の出場が決定していますが、在学学生による冬季のパラリンピック出場は本学史上初となります。
大学初となる学生ボランティア派遣
平昌大会では、通訳ボランティアとして本学から6名の学生の派遣が決まっています。私たちが学生ボランティアに関心を抱いたきっかけは、2017年に行われたブリティッシュカウンシル(イギリスの国際文化交流機関)の研修プログラムへの参加です。イギリスの5大学を視察したのですが、学生ボランティアをソチ大会に派遣した話を聞き、日本でも同じような取り組みができないかと考えました。そこで、ボランティア育成で神田外語大学等の関連機関にも協力していただき、学生ボランティア派遣の実現に至りました。本ボランティア派遣については、在日本大韓体育会からもサポートをしていただいております。学生ボランティアの派遣は、日本の大学としては先進的な取り組みです。2020年には東京オリンピック・パラリンピックも控えていますので、本件を起点に学生ボランティアが発展することを期待します。
出場選手たちの心強い応援団として
冬季種目に対する早稲田大学の強みは、夏季と比べてもまだまだ十分とはいえません。例えば本学はスケートリンクを備えていません。部員や指導者たちは、スケートリンクの営業開始前の早朝から練習するなど、大変な思いをしています。こうした環境の中、よくぞ13名ものアスリートが出場を勝ち取ってくれたと、大変嬉しく、誇らしく思います。多くのオリンピアン・パラリンピアンが本学から出場することで、学生・校友・教職員が一丸となって声援を送り、大学全体が盛り上がっていくことを期待しています。また、今回の平昌大会は、東京2020オリンピック・パリンピック大会の2年前ですので、特別なものになるでしょう。選手の活躍を通じて大会が成功し、ぜひその勢いを2020年につないでいきたいですね。