早稲田大学は、埼玉県、所沢市とともに、東京2020オリンピック競技大会におけるイタリア共和国オリンピックチームの事前トレーニングキャンプについて、イタリアオリンピック委員会と覚書を締結しました。
10月19日(木)イタリア大使館にて実施された締結式には、来賓としてジョルジョ・スタラーチェ駐日イタリア共和国特命全権大使、森喜朗組織委員会会長、齋藤泰雄JOC副会長も出席、本学所沢キャンパスを拠点に陸上・競泳など複数競技で200人以上の選手がキャンプする計画があることや、所沢キャンパス隣接地に宿泊施設を新設することが発表されました。
トレーニングキャンプの競技種目や実施時期など詳細については、イタリアオリンピック委員会と協議を進め、2018年12月までに正式契約を締結する予定です。
鎌田総長の挨拶(要旨)
このたび、埼玉県および所沢市の皆さまとともに、イタリアオリンピック委員会との間で、東京2020オリンピック競技大会の事前トレーニングキャンプに関する覚書を締結できることを誠に光栄に存じます。
早稲田大学にとってイタリア共和国は最も重要なパートナー国の1つであり、現在までに28の高等教育機関との間で学術交流を行っています。 また、本学は、1928年アムステルダム大会でアジア人初の金メダリストとなった織田幹雄氏をはじめとして、これまで400名に上る学生・卒業生がオリンピックに参加し、56のメダルを獲得してまいりました。2020年にイタリア共和国の代表選手の方々に本学所沢キャンパスのスポーツ施設を利用していただくことで、新たなオリンピックレガシーを構築できることを大変嬉しく思います。
本学は、埼玉県、所沢市と協力し、イタリア代表選手の皆さまが最高のパフォーマンスを発揮できるよう、全力でサポートして参ります。 本日はイタリア共和国との間の交流に新たな1頁を書き加える記念すべき日となります。これを契機に両国の友好関係がさらに一層深まるものと確信いたしております。