7月8日、日本トライアスロン連合(JTU)が東京パラリンピック大会のトライアスロン代表内定選手を発表し、本学校友の谷真海選手(サントリーホールディングス株式会社所属、2012年スポーツ科学研究科修了)と木村潤平選手(社会福祉法人ひまわり福祉会所属、2018年スポーツ科学研究科修了)が選出されました。
谷選手は、パラ陸上の走り幅跳びで2004年から3大会連続でパラリンピック大会に出場。2016年には、パラトライアスロンに転向しました。今回の東京大会では、運動機能障害クラス(PTS5女子)で内定し、転向後、初のパラリンピック大会出場となります。
また、東京パラリンピック大会の日本選手団の旗手に、男子は岩渕幸洋選手(協和キリン所属、2017年教育学部卒業)が選出されていましたが、未定となっていた女子の旗手を、谷選手が務めることとなりました。

代表内定した谷真海選手=2019年横浜市(共同通信)
木村選手は、競泳で2004年から3大会連続でパラリンピック大会に出場。2013年からパラトライアスロンに挑戦し、2016年のリオ大会にパラトライアスロンで初出場。今回、木村選手は、車いすクラス(PTWC男子H1)で内定し、パラトライアスロンでは2回目のパラリンピック大会出場が決まりました。

代表内定した木村潤平選手=2016年リオデジャネイロ(共同通信)
プロフィール
谷真海(たに まみ):
1982年宮城県生まれ。2004年商学部卒業、2012年スポーツ科学研究科修了。本学商学部在学中に、骨肉腫を発症し、義足となる。リハビリとともに陸上競技をはじめ、走り幅跳びで2004年のアテネ大会、2008年の北京大会、2012年のロンドン大会と3大会連続でパラリンピック大会に出場する。2013年、東京2020大会の招致委員会プレゼンターを務める。2016年にパラトライアスロンに転向し、2017年パラトライアスロン世界選手権大会に初出場すると、見事優勝を果たした。
木村潤平(きむら じゅんぺい):
1985年兵庫県生まれ。2007年教育学部卒業、2018年スポーツ科学研究科修了。先天性の下肢不全で5歳ころから松葉杖を使用している。小学1年生で競泳をはじめ、2004年のアテネ大会、2008年の北京大会、2012年のロンドン大会にパラ競泳で出場する。2013年にパラトライアスロンをはじめ、2016年のリオ大会にパラトライアスロンで出場した。2021年、アジアトライアスロンパラ選手権で1位(6連覇)。