企業や社会が実際に抱える課題の解決策を、学生チームが連携先の経営層に直接提案する課題解決型のPBL型ワークショップです。企業人の指導や監修のもと、学部・学年を超えて集う学生同士が課題抽出・分析、解決策をグループワークでの議論を通して考え抜きます。
※旧名称:プロフェッショナルズ・ワークショップ
最終報告会:経営トップへのプレゼンの様子
①オリエンテーション:参加者(学生・企業担当者・大学職員)同士の初顔合わせ。お互いの自己紹介や課題説明、企業説明を受けて今後の方向性を見据えます。
②公式ワークショップ:いよいよ本格的なワークショップ活動の開始です。各回120分~150分程度、全8-10回程度のうち序盤は企業からのインプット・講義が続く場合もあります。
③自主グループワーク(前半):公式ワークショップ以外の時間を使って、チームごとにグループワークを行って現状分析・課題抽出等、提案の骨子を固めます。
④企業担当者からのフィードバック:社会人・プロフェッショナルならではの指摘が入り議論が加速します。
⑤中間報告会:ワークショップ中盤で、その時点での提案を発表します。講評者からの的確なフィードバックは最終提案に向けたブラッシュアップのための貴重な機会となります。
⑥自主グループワーク(後半):中間報告会後、最終報告会に向けより頻繁に自主グループワークが実施されます。
⑦プレゼン練習:最終報告会に向けて、自分たちの思いや提案を届けるために本番さながらの練習をします。
⑧最終報告会:約2か月の間、チームで考え抜いたワークショップの集大成として提案発表します。連携先の経営層や大学理事クラスから直接フィードバックがあるため、緊張感もさることながら社会人になってからも得難い貴重な機会となります。
⑨振り返り:最終報告会後はワークショップ全体を振り返り、ワークショップを通しての学び、自身の成長やチームへの思いを「言語化」し、チームメンバーと共有します。同じメンバーからのフィードバックをもらう機会(他己評価)もあるため、自身を振り返る機会となり、次の目標やさらなる学びの場を目指すきっかけとなります。
企業連携ワークショップでは、本学のディプロマポリシーに則した学修成果を測定しています。
10の質問項目について、4段階評価(4:当てはまる、3:どちらかといえば当てはまる、2:どちらかといえば当てはまらない、1:当てはまらない)で、参加学生の回答を受け付けました。
ワークショップ開始前の回答とワークショップ終了後の回答の比較で、特に大きな伸びが見られたのは以下の2項目です。
A:参加可能です。実際、未経験学生は多数参加していますし、選考で不利に働くことはありません。また、ワークショップでは企業担当者からさまざまなインプット・講義が用意されているので、ワークショップ経験学生にとっても学びの多いプログラムとなっています。
A:ワークショップでは参加前後にアンケート形式で学習到達度合を自己評価いただいていますが、これまでの集計で主に「新しい価値やプロトタイプを生み出すのが得意である」や「健全に批判することができる」について顕著な伸び幅がありました。
A:基本的には全公式日程の参加ができることをワークショップの応募条件としています。ただし、公式以外のグループワークの活動は任意になりますのでチーム内で日程を調整することが可能です。