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【活動報告:地域連携ワークショップ】津山市のプログラム(2022年度)が終了しました

活動概要

2022年度で4回目の実施となった岡山県津山市との地域連携ワークショップが無事終了しました。今回ワークショップでは「『津山らしさ』の再発見と誘客施策を提案せよ! ~津山市を屋根のない博物館に!~」をテーマに定員を大きく上回る多数の応募書の中から選考を通過した10名(5名×2チーム)の学生が参加をして、自然と文化にあふれる津山市の魅力を最大限に活かした誘客施策の提案に向け検討と議論を重ね、2か月にわたる活動に取り組みました。

主な活動の様子

■オリエンテーション:2023年1月18日(水)

津山市役所の担当者様が来校され、津山市の掲げる「津山まちじゅう博物館構想」を中心に現状、課題、未来ビジョンを津山愛たっぷりにご説明いただき、学生は設定されたテーマへの解像度を深めることができました。また、学生にとっても初めて顔を合わせる機会でもあり、最初は緊張した面持ちでしたが、すぐに打ち解け和やかな雰囲気で活動のスタートを切りました。

■事前調査・オンラインヒアリング:~2023年2月14日(火)

オリエンテーションを皮切りに早速学生たちは各グループ(”でーこんてーてーてー”チーム/”うしいかぜ”チーム)に分かれ活動を始め、インターネットや文献から情報を収集し、テーマに対する仮説の立案、その検証に向けた津山市在住・在勤の方等へのオンラインヒアリングを行い、最終報告会での提案内容のイメージを膨らませました。

■フィールドワーク:2023年2月15日(水)~2月18日(土)

今回ワークショップでは実に3年ぶりとなる津山市でのフィールドワーク(現地調査)を行いました。二次情報では得ることのできない、津山の街並み、実際に生活する人々の暮らしを肌で感じながら、津山市皆様のご協力の下、多くの方々へのインタビューを実施し、学生各々が「津山らしさ」を発見することができました。また、フィールドワーク2日目には谷口圭三市長との懇談の場もあり、津山の未来を見据えた貴重なお話を伺う中でたくさんの気づきを得る、実りある4日間となりました。

※津山市制作動画(津山市公式動画チャンネルより)

■中間報告会:2023年3月1日(水)

事前調査やフィールドワークで得た気づきをもとに、各グループで当初立てた仮説の再検証を行い、現時点で考える施策の方向性を発表しました。津山市役所の担当者様にもオンラインで参加いただき、学生は多くのフィードバックを受ける中で、より良い提案にするための改善点の洗い出し、方向性の見直し等、最終報告会に向けたブラッシュアップを行うため、発表後もチーム内で議論を続けていました。

■最終報告会:2023年3月17日(金)

いよいよ迎えた最終報告会では、谷口市長をはじめ、インタビューを受けていただいた方々にもオンラインでご参加をいただき、プレゼンテーション直前まで検討と修正を繰り返し続けた両チームの集大成を無事に発表することができました。講評者の皆様からも「ぜひ参考にしたい」「具体的な施策に繋げたい」といったコメントをいただき、緊張で張り詰めていた学生も安堵の表情を浮かべるとともに、やりきった達成感を強く感じられている様子で、最終報告会、津山市ワークショップ全行程を終えました。

※津山市制作動画(津山市公式動画チャンネルより)

参加学生の声

  • 1つの地域に集中して、仲間たちと2ヶ月間真剣に課題に向き合い続ける貴重な体験を地域連携ワークショップを通じて得られました!
    学部・学年などバックグラウンドの異なる仲間たちと一緒だからこそ、複雑な議論もできたし、なによりもチームメンバーと議論を交わすことで生まれる相乗効果を体感出来ました!
    最終報告会でのやりきった達成感は忘れられません。
    地域のために取り組み続ける楽しさはもちろん、自己成長も感じられて本当に最高な2ヶ月間でした!勇気を出して参加して良かったです!(文学部2年)
  • 今回の地域連携WSでは、津山市長や地元の小学生など、普段の生活ではなかなか接する機会のない人たちにお会いすることができました。そしてチームのメンバーと何度も話し合いを重ね、市長や市役所職員の方々のような、本気で津山のことを考えている人たちに向けて最終的な提案を行いました。このような経験は普段の学生生活ではなかなか得られないものなので、様々な新しい発見をすることができました。他人と比べたときの自分の長所・短所、グループワークの進め方、自分の住む地域と訪問地域との違い、提案を行う際の緊張感など、大学の授業とは違った気づきがたくさんありました。私は就職活動を終えて卒業を控えた時期での参加でしたが、勉強になることがまだまだありました。ここでしかできない経験があること、これが地域連携WSの大きな魅力だと私は思っています。
    このWSのおおまかなテーマは「地方創生」ということになりますが、そういった事前知識は特に必要ありません。やる気と好奇心さえあれば、参加の理由はどのようなものでも大丈夫です。もし迷っている方がいらっしゃれば、ぜひ参加していただきたいです!(文化構想学部4年)
  • 学生最後の長期休みをこのプログラムに時間を使うことに迷いがありましたが、活動終了後の今では思い切って応募して本当に良かったと思っています。というのも、このワークショップに参加したからこその貴重な経験ができたと感じているからです。津山に関係する方々との交流、津山の現地調査、多様な学生と協働しての課題解決などは、他ではしにくい経験だったと思います。もちろんプログラムへそれなりの時間は要しますが、それぞれ学生は他の活動と並行しながら、このプログラムに参加していました。工夫次第で対応できる場合も多いと思うので、多くの学生の皆様にぜひ挑戦してみてほしいです。(教育学部4年)
  • ワークショップ期間の二ヶ月は、津山市とチームメイト、そして自分に全力で向き合いました。元々まちづくりに興味があり参加しましたが、様々な経験から将来に対する考えや選択肢が広がったと実感しています。それだけでなく、参加前は苦手だった発表なども自信を持てるようになり、自分の強み・弱みも明確になりました。短期間で「私こんなに成長できるんだ」と、驚愕しながら活動していました。
    現地(津山市)・オンラインの調査や、今まで接点の無かったチームメイトをはじめとする沢山の素敵な人たちとも出会えました。皆、「津山をより良くする」という同じ目標に向かっています。数々の障壁も、チームで互いに支え合って乗り越えたのはとてもいい思い出です。
    地域やまちづくりに興味のある人はもちろん、何か新しいことをしてみたい人は是非してみてほしいです。ワークショップ後は、関わった地域のことが大好きになります!(社会科学部2年)
  • 今回のワークショップに参加して、とにかく自分の物事を捉える時の視点が増え、視野が広がったように感じました。それは、学年も学部も異なる人とチームを組んで、課題を整理し仮説を設定し、どのような提案にしていくかということをしていく中、様々な角度から様々な意見が飛び交い、自分だけでは気づくことができなかったこともみんなで協力することでよりよいものへと仕上げていくことができ、もちろん、行き詰まったり悩んだりして苦労することもありましたが、困難をチームのみんなで乗り越えるからこそ、やり遂げたという達成感を得ることができました。
    さらには、チームのメンバーだけではなく、津山市に関わるたくさんの方々とお話する機会があったことで、自分が淡々と大学生活を過ごしているだけでは出会うことのできない、性別や世代を超えた人と繋がることができたことで、1つの物事、問題に対して人それぞれの見方・考え方があり、尊重することで、これまで狭かった自分の視野が一気に広がりました。
    また、ワークショップで津山市についてたくさん考え抜き、みんなで議論していたことが自分自身の成長にも大きく繋がっているとワークショップを振り返って強く感じます。このワークショップに参加したからこそ得られた、本当に貴重な体験です!!!(教育学部2年)
  • 今回のワークショップを通して、地域課題について最後まで考え抜くことの難しさと楽しさを知ることができました。普段関わることができない方々にお話しを伺ったり、今まで知らなかった地域について深く考えたりと貴重な経験をすることが出来ました。また、グループワークを通して自分の強みを知ったり、自分にはない他のメンバーの魅力や良さを吸収できる機会も多くありました。授業のグループワークと比べても意見の共有を活発に行えたり発言がしやすい雰囲気であったりと、新しいことに挑戦できる環境であったと強く思います。(文化構想学部2年)
  • このワークショップで過ごした2ヶ月間は大学に入学してから最も充実していた期間でした。今までは将来やりたいことが漠然としていましたが、ワークショップに参加して地方との関わりや地方での暮らしに興味を持つことができ、自分が大学で学びたいことが明確になりました。また津山市の方々をはじめ、大学職員や学部も学年も異なる学生との出会いは、自分にとって刺激的なものであり、新たな発見が多くありました。今後もこのワークショップでの学びやご縁を大切に、そして自分の興味・関心に正直に、大学生活を送っていきたいです。(文化構想学部1年)
  • ひたすら地方創生に思いを巡らせ、自分と向き合った2ヶ月でした。数々のヒアリングを通して、津山市の振興にはそれぞれ異なるフィールドで活動する沢山の方々が関わっていることを知りました。フィールドワークには体調不良で参加できませんでしたが、後日単身で現地に赴き、津山市の皆様の温かさを肌で感じることができました。また、私は集団内で発言することに苦手意識がありましたが、グループに貢献するために自分にできることは何かを模索し続けた結果、自分自身に少し自信が持てるようになりました。今回のワークショップで、津山市のことが心から好きになり、自分の強みを知ることができたと思っています。貴重な機会をくださりありがとうございました。(政治経済学部2年)

問い合わせ先

教務部教育連携課
[email protected]

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