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【活動報告:プロフェショナルズ・ワークショップ】TBSのプログラム(2022年度)が終了しました

プロフェッショナルズ・ワークショップ2022(TBS&早稲田大学)は、連携先のみなさまのお力添えによりすべてのスケジュールが終了しました。2022年度テーマである『ニュース報道の未来とは?あすの映像ジャーナリストを考える』について、参加した学生たちは限られた時間の中で議論を交わし、学生ならではの提案を検討しました。

ワークショップ概要

企業名:株式会社TBSテレビ(以下、TBSテレビ)
テーマ: ニュース報道の未来とは?あすの映像ジャーナリストを考える
参加学生数:15名(5名ずつ3チームに分かれて進行)
活動期間:2023年1月17日(火)~2023年3月15日(水)期間中9回の公式ワークショップを実施(うち4回をTBS社屋で開催)
全体概要(募集要項より一部抜粋):
スマートフォン中心の情報化社会になり、配信ビジネスなど新たな映像ビジネスが台頭してきた中、新型コロナウイルスの世界的感染拡大により急激に人々のライフスタイルが変化しています。
本ワークショップでは報道現場で活躍するカメラマンや編集マンを講師に迎え、ニュース取材や編集を体感できる実践的な講義を受けた上でテーマについて検討し、早大生らしい発想で提案を行いました。

募集要項はこちら

公式ワークショップ活動の様子

■ オリエンテーション:2023年1月17日(火)、交流会:2023年2月6日(月)

初めに、参加学生、TBSご担当者、大学職員による自己紹介を行いました。その後、TBSテレビ 大鶴史朗様より企業としてのTBSについてご説明いただき、報道局編集主幹 今市憲一郎様、同じく報道局報道番組センター報道番組2部長 黒岩亜純様より「報道局概論」として講義を行っていただきました。

交流会では、アイスブレイク(カタルタ、絵しりとり)を通してこれから活動を行っていくメンバー同士、チームを超えた親睦を深め、またチームビルディングの重要性について学び考えることでワークショップに向けた期待や士気が高まる時間となりました。

■ 映像取材と編集技法について:2023年1月31日(火)、2月7日(火)

TBSテレビ報道局報道取材センター映像取材部 野口隼平様、株式会社TBSスパークル(以下、TBSスパークル)ニュース情報本部 土肥治朗様からの「映像取材」を関する講義回では、映像と情報を流すことに対する責任やメディアの持つ発信力や影響力の大きさ、画角含め、どの様に撮影すれば伝えたいことが視聴者に伝わるかなど、報道カメラマンとしての仕事への責任感の重要性を学びました。回の最後には、実際に撮影で使用するカメラを持たせていただき、撮影の仕方のレクチャーを受けました。

「映像編集」テーマのもと、TBSスパークル映像編集部 片岡未希様より講義いただいた回では、普段目にする映像にもさまざまな工夫と配慮があり、編集の仕方で伝わり方が大きく変わること、視聴者に違和感・誤解を持たせない様に編集することの大切さを学びました。また、実際に映像編集を体験し、決められた時間枠の中で正確に情報を伝える難しさを実感しました。

■ 中間報告会:2023年2月14日(火)

中間報告会では、「これまでの学び」「10年後の映像ジャーナリストとは?」「ワークショップを通して感じた課題」「課題の解決策」など、最終報告会に向けたテーマの解決策に向けて、各チームが限られた時間の中で練ってきた案を発表しました。
発表内容に対して講評者からは、学生らしい視点が見受けられ面白い発想であると評価を受けつつも、テーマにある「10年後」という社会の変化を意識できていない点、また各自が提示した解決策の具体性が弱く、より具体的な提案をするようにと指摘がありました。
参加学生は、TBSの皆様が何を求めているのを直接伺えるとても貴重な機会となりました。

■ グループワークと映像制作発表:2023年2月21日(火)、2月28日(火)

TBSスパークルブランディング企画室 宇治美絵様より、取材テーマの策定や企画立案についてご説明いただきました。その後、各チームが伝えたいテーマを考え実際に取材、撮影、編集を通して制作した映像をTBSの皆様に発表しました。発表時は映像の投影だけではなく制作の狙いやこだわり、「何を伝えたかったのか」を説明しました。
講評者からは制作側の意図が映像上で視聴者にさらにわかりやすく伝わるための提案やご指摘もいただきましたが、これまで指導いただいた考え方、技術を用いた映像制作がなされている点などご好評をいただくことができました。

■ 最終報告会に向けたグループワーク:2023年3月7日(火)

これまでの指摘や学びを踏まえ、より説得力のある提案にしていくため、グループワークを実施しました。どのチームもワークショップのテーマに立ち返り、自分たちの提案についてゼロから考え直しました。TBSテレビ 人事労政局人材開発部長 渡野辺充朗様やTBSスパークル 土肥治朗様からもアドバイスをいただき、提案内容の方向性が定まってきました。

■ 最終報告会:2022年12月13日(火)

最終報告会では、講評者としてTBSテレビより、常務取締役 渡辺正一様、報道局編集主幹 今市憲一郎様、報道局報道番組センター報道番組2部長 黒岩亜純様、報道局報道取材センター映像取材部 野口隼平様にご出席いただきました。また、本学からは天野紀明理事が参加し、チームごとのプレゼンテーション形式で行われました。ワークショップテーマである「あすの映像ジャーナリスト」について、各チームから「体験型」、「専門性」、「ニュース離れ」といったキーワードを中心に、学生ならではの視点で堂々と提案がなされました。
講評者からは、どのチームの提案内容も非常に興味深く、社内でも是非共有したいとご講評をいただきました。発表後は、この2か月間考え抜いた学生のがんばりと活動を称え、渡辺様によるワークショップ修了証授与が執り行われました。
報告会終了後は学生がチームに分かれて約2ヶ月におよぶワークショップの振り返りを行いました。

参加者の声

  • 初めてプロフェッショナルズ・ワークショップに参加してみて、想像以上に本格的な講義をTBSの方から受講することができ、とても光栄でした。報道の基本を一から学ぶことができ、TBSの方が真剣に様々なことを教えてくださったので、働くということをより身近で感じることができましたし、自分に足りないものに気づける貴重な機会となりました。ここでしか出会えない学部学年を超えたメンバーとも出会えたので、参加して非常に良かったです!また機会があれば参加したいです。(社会科学部1年)
  • 思い切って応募してみた過去の自分に感謝しています。様々な学部・学年の人たちとひとつのゴールに向かっていく経験はなかなかできないと思います。また、「映像ジャーナリスト」や「10年後の未来」について深く考えるきっかけをいただきました。今回の経験をこれからの人生に活かしていきたいです。(政治経済学部3年)
  • 普段の大学生活では決してお会いすることができないような貴重な方のお話を聞け、会えないようなメンバーと出会え、これ以上ない濃密な時間を過ごせて、かつ知らない自分と出会えた、実りの多いプログラムだったと思います。私はこのワークショップを経て、自分の知らないこと知らない世界がまだまだ多くあることを痛感しました。最後の最終報告に向けては、大変なこともたくさんありましたが、仲間とともに多くの議論、発表準備を重ねて臨み、発表を終えたときに得た達成感はひとしおのものでした。応募してよかったと後悔なく心の底から言えます!(文化構想学部1年)
  • 春休みにできる最高のワークショップでした。 ジャーナリズムや放送局業界に興味のある学生ならぜひおすすめです。 学生として業界の現場の話を生々しく聞ける機会はとても大切だと思います! そして参加をためらっている留学生がいたら、心配しないでぜひ挑戦してみてください!(アジア太平洋研究科1年)
  • グループワークが多く、人と協働することについて深く考えることができました。その中で発見したのは、それぞれが持っている強みが全然違うという事です。
    斬新な意見を出すのが得意な人がいれば、それを批判的に分析するのが得意な人がいる…グループワークで分業することで、それぞれが得意なことに専心することができます。そうすることで、それぞれが強みを伸ばした個性的な存在になれる。協働が持っているそのような可能性に気がつきました。
    なんでも一人で達成しようとしがちな私は、以前社会人の方に「みんなで協力したほうがいいものをつくれるって場合、協力するんだよ」と言われました。その時は言葉の意味か分からなかったのですが、今回のプロプロでのチームワークを通して、その言葉を実感することができました。(政治経済学部2年)

担当職員後記

  • チームには様々なバックグラウンドを持つ学生が集まっており、ワークショップ開始当初はぎこちなかったですが、中間報告会、映像制作と活動をしていく中でお互いの仲が深まり、各チームの個性が発現していく様子が非常に興味深かったです。短い期間で成果物を出さないといけないのもあってとても苦労したと思いますが、かけがいのない経験になったかと思います。この経験を活かして、学生さんたちが活躍してくださることを願います。
  • 学年や学部の違う学生達が一つになってグループワークに取り組み、それぞれの個性が充分に発揮されている様子がこのワークショップを通して見ることができました。学生達は今回のワークショップを通して、自分自身の長所や短所を見つめ直し、また他者の参考にできる所を吸収する良い機会になったかと思います。この様な機会を今後もより多くの学生に経験してもらえればと思いました。
  • 様々なバックグラウンドを持つ学生がチームとなって活動をすることで、異なった価値観や考え方などについて知ることができました。各公式日程を通しては、企業の方から学んだことを振り返り、疑問に思ったことは質問をし、発表会ではフィードバックをいただくことができた良い機会となりました。今回の経験を活かしてより充実した学生生活に繋げてくださること、また今後もたくさんの学生に良い機会となることを願います。

問い合わせ先

教務部教育連携課
[email protected]

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