Global Citizenship Center (GCC)早稲田大学 Office of the Global Citizenship Center

News

ニュース

【活動報告:プロフェショナルズ・ワークショップ】TBSのプログラム(2021年度)が終了しました

【ワークショップ概要】


企業名:株式会社 TBS テレビ
テーマ: 2030年のニュースは何だろう、テレビ
ジャーナリストの未来を考える
参加学生数: 15 名
活動期間 : 2022 年 1 月 18 日〜3 月 17 日
募集要項はこちら

本ワークショップでは、プロフェッショナルズである TBS テレビよりレクチャーをいただきながら、学生が 5 人1チームで上記テーマについて検討し、報告会で発表しました。

【公式ワークショップ活動の様子】

■ 第 1 回 オリエンテーション: 2022 年1月 18 日(火)
参加学生 15 名、TBS 担当者、早稲田大学職員による自己紹介を行いました。
その後、TBSテレビ報道局編集主幹 津川卓史様よりTBS の「実名報道」についてご説明いただきました。

■ 第 2 回 現状分析結果発表、取組課題決定: 2022 年2月 1 日(火)
調査報道についての理解を深めるため、TBSテレビ報道局「報道特集」編集長 曺琴袖様より「調査報道」
をテーマに講義を行っていただきました
。実際に報道番組に携わる方による講義を聴き、学生は調査報道
について理解を深めることができました。
その後、学生は 3 チームに分かれ、各自が持ち寄った課題に対するアイディアの共有を行いました。
チーム毎に活発な意見交換が行われていました。

■ 第 3 回 グループワーク(仮説発表): 2022 年2月 8 日(火)
TBSテレビ報道局デジタル編集部長 佐藤茂樹様より「デジタル報道」をテーマに講義を行っていただき
ました。
デジタル報道の分野における TBS の取組みを紹介いただくと共に、事前に実施されたアンケート
に対する学生の主な回答について、実際にテレビに携わる方の観点からコメントしていただきました。
学生はテレビの存在意義、将来におけるテレビについて改めて考えるきっかけを得ることができました。
講義後、チーム毎のグループワークを経て、テーマに対する仮説を発表しました。発表に対する TBS
の方々 からのフィードバックを通じて、各チームとも議論・調査をさらに深堀する必要があることを
認識しました。

■ 第 4 回 グループワーク(提案まとめ): 2022 年2月 15 日(火)
2030 年のニュースが何かというテーマをより広い視野で考える観点から、2030 年はどのような社会・
世界になっているのか、2030 年の社会・世界にどうなってほしいか、という点についてもチーム毎に
議論し、話し合った内容を発表しました。TBS の方々からフィードバックを受け、説得力のある提案
にはさらなる検討が必要であることがわかりました。

■ 第 5 回 中間報告会: 2022 年 2 月 22 日(火)
約 1 か月にわたる議論の末に完成した各チームの提案内容を TBS テレビの皆様に報告しました。
厳しくも温かい数々の指摘をいただき、説得力のある提案にするには、まだまだブラッシュアップ
する余地があることがわかりました。

~GWは対面とオンラインを併用して実施~


■ 第 6 回 グループワーク: 2022 年 3 月1 日(火)
中間報告会で受けた指摘を踏まえ、より説得力のある提案にしていくため、グループワークを実施
しました。どのチームも今回のワークショップのテーマに立ち返り、自分たちの提案についてゼロから
考え直しました。TBS 講師の方からもアドバイスをいただき、正規ワークショップ以外の時間にも
自主 MTG を実施するチームが増えてきました。

■ 第 7 回 グループワーク: 2022 年 3 月8日(火)
第 6回に引き続き、グループワークを実施しました。最終報告会まであと 1 週間を切っていますが、
議論が煮詰まらない部分も多く、まだまだ講師陣からの建設的な指摘は減りません。
どのチームも、連日自主MTGを実施しており、おそらくここが一番辛かったと思いますが、
ここまで育んできたチーム力と早大生の底力を発揮し、最終報告会に臨む準備を整えました。

■ 第 8 回 最終報告会: 2022 年 3 月 17 日(木)
最終報告会では、TBS からは常務取締役 渡辺正一様、これまでワークショップに参加いただいた講師の
皆様にご出席いただきました。本学からは佐々木ひとみ常任理事が参加し、チームごとにプレゼンテーション
を行いました。講師の皆様からは、どのチームのプレゼン内容も非常に興味深く、社内でも是非共有したい、
と講評をいただきました。
報告会終了後は学生がチームに分かれて約2ヶ月におよぶワークショップの振り返りを行いました。

最終報告会を終えて~TBSの皆様、佐々木常任理事と共に~

参加者の声

  • このプロプロの経験を通して学んだことは数え切れないほどありますが、やはり大学生になって年齢層の高い人たちとのグループワークを通し、自分の至らない部分や新たな着眼点を見つけることができる面だったり、知らなかった自分の側面を発見できたことだと思います。
    他にも、学部や年齢を経ての活動であったため、先輩方の素晴らしい一面を見つけ出すことができ、自分にも応用したいという部分がいくつもありました。年下ということで、リーダーシップ性にかける部分や、意見をうまく言語化できず伝わらなく悔しい思いをしたこともありましたが、もっと上手に作文を練習しようと思ったり、自主的に発言しようと思うきっかけにもなりました。ジャーナリズムについて知識が薄かった自分と比べて、専門的に学んできた先輩方から学んだことは多く、博識で経験豊富、また異なったバックグランドで生きてきた人たちと何かに取り組むことは大変やりがいがあり、良い経験でした。
    メンバーと作り上げた 2030 年のテレビジャーナリズムのプランを最終発表した時の達成感は非常に大きかったです。それだけでなく、TBS の皆様方からいただいた講評でも、私たちのプランを本気で受け止めてくださったこともあり、なんとも言えない達成感と喜びでいっぱいでした。グループワーク時から気にかけてくださっていた TBS の方には最終的には一気に飛躍したプランで感動したというコメントをいただき、自らも感動してしまいました。この経験は大学 4 年間のうちで非常に
    重要な経験であり、私が自分自身や他人についてを多くを学んだ2 ヶ月でした。一年のうちにこのプロプロに参加したのは大正解だと、応募時の自分に言いたいです!
  • プロプロに参加して、とても充実した春休みを過ごすことができました! TBS からの「2030 年のテレビジャーナリズムを考える」という課題は難しく、正直普段の授業の何十倍も思考しました! 大学の職員の方、TBS の方、そして何よりも学生の他の参加者(同じチームのメンバー) と一緒に、今まで人生でしたことがないくらい議論を重ね、最終的な提案を発表することができたのは、間違いなく大学生活の中で忘れられない体験になったと思います。学部、学年ばらばらな先輩や同輩、大学職員さんや TBS のお偉い方と交流を持てたことも単純に楽しかったです! 想像をはるかに超えて大変だった分、想像をはるかに超えて楽しく、刺激的な日々 でした!!

企業担当者コメント

  • 学生の皆さん、2 か月余りでありましたが、皆さんとニュースの未来について議論ができて楽しかったです。
    「若者のテレビ離れ」「メディア不信」を痛感している皆さんにとって、ニュースの未来像を提案するというのは、かなり悩ましい骨の折れる作業だったでしょうが、めげることなく最後までやり通してくれました。
    議論の末にできあがった様々 な提案は、若者の思いがこもった、私たちにとって傾聴すべきものでした。
    そして何よりも嬉しかったのは、皆さんがワークショップ以外の時間にも集まって作業に取り組む真剣な姿勢が見られたことです。発表まで 1 週間を切ると、ほぼ毎日のように集まってパワポ作りにいそしんだグループもあったとのことでした。たとえどんな時代になっても、最もかけがえのないものは、物事に真剣に取り組む姿勢だと私は思います。それは責任感の表れでもあります。
    皆さんはこれから様々 な道を歩まれるでしょうが、今後ともその気持ちを大切にしてください。そして今回のワークショップを通じて、もしメディアの世界に興味がわいた人がいれば、ぜひ扉をたたいてみてください。報道に対する世評は厳しくなっていますが、報道の役割が益々重要になっているのは、報道の自由のない国の現状を見れば、明らかです。
    一人でも多くの皆さんが、次代の報道を担われるのを楽しみにしています。

担当職員の後記

  • いずれのチームもメンバーとの議論を尽くした上で、具体的な提案に繋げていた点は素晴らしい
    と思いました。今後も他者と議論し、意見をすり合わせる機会はきっとあるので、このワーク
    ショップでの経験を是非活かしてもらえればと思います。
  • 学年、所属、バックグラウンドの異なる学生とチームを組み、一つのテーマに取り組むことは
    決して易しい道のりではなかったと思います。最終報告会まで全力で課題に向き合う学生の
    姿を見て、こちらもエネルギーをもらっていました。貴重な経験をさせていただきました。
Page Top
WASEDA University

早稲田大学オフィシャルサイト(https://www.waseda.jp/inst/sr/)は、以下のWebブラウザでご覧いただくことを推奨いたします。

推奨環境以外でのご利用や、推奨環境であっても設定によっては、ご利用できない場合や正しく表示されない場合がございます。より快適にご利用いただくため、お使いのブラウザを最新版に更新してご覧ください。

このままご覧いただく方は、「このまま進む」ボタンをクリックし、次ページに進んでください。

このまま進む

対応ブラウザについて

閉じる