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【活動報告:プロフェショナルズ・ワークショップ】野村證券のプログラム(2021年度)が終了しました

【活動概要】

2021年度プロフェッショナルズ・ワークショップ(野村證券)は、野村證券株式会社の皆さまの多大なるお力添えのおかげですべてのスケジュールを終えることができました。
今年度は多数の応募の中から選出された15名の学生がワークショップに参加しました。1チーム5人ずつの3チームに分かれ、「金融のトレンドと野村グループのアセットを踏まえた、大学生向けサービスを企画せよ!~3年間で10万人利用を目指して~」という刺激的なテーマに対して各チームがアイディアを出し合い、議論を重ね、事業提案を行いました。

【活動の様子】

1月19日のオリエンテーション(オンライン開催)で学生/社員/職員の顔合わせをし、参加者の自己紹介、会社概要についてのレクチャーが行われました。各チームにつき2名の社員の方がメンター(助言者)としてチームのサポートについていただきました。今年度は、野村證券の方から「ストーリーボード」と呼ばれる4つのコマを埋めて提案のスタートとゴールの大枠をつくる手法を紹介していただき、それに沿って各チームが「金融教育」、「スポーツマッチング」、「支出管理」という幅の広いテーマを設定し議論を進めていきました。

2月22日のワークショップでは、中間発表という位置づけでストーリーボードを用いたプレゼンを行いました。社員の方々から「ターゲットとなる層を定めた根拠は?」「共感を得られるような提案になっているか?」など次々と、プロフェッショナルの目線で学生にとっては厳しく感じられる、しかしながら鋭いフィードバックをしていただき、大変有意義な時間になりました。各チームは最終報告会へ向けて、対面での自主グループワークを行い、メンター社員や担当職員への質問と積極的な議論をするなど、活動がさらに活発になっていきました。

社員の方々とはオンラインで

ワークショップはオンラインまたはハイブリッド(対面/オンライン併用)で実施されていましたが、3月16日の最終報告会は、感染症対策を講じた上で野村證券本社にて実施させていただきました。学生たちは野村證券の社員の方々と初めて対面でお会いできた喜びに浸りつつも緊張の面持ちで報告会に臨みました。野村證券からは池田常務をはじめとする役員の皆さま、本学からは井上理事、商学学術院・谷川教授が講評者として参加いただき、オンラインとはまた違った対面ならではの熱気を感じられる報告会となりました。

講評者の方々に思いを伝えます

講評者の皆さまからは、「合意形成することに苦労したと思う。課題認識が想像以上にしっかりしていた。課題解決をし続けるためには持続性が大切であり、提案された内容に関してはまだ考える余地がある」「提案に関しては、グローバルな視点を入れて欲しかった。また、なぜ皆さんがこのプロプロに対して最後までやり遂げることができたかを振り返って欲しい」「(あるチームの発表について)企業をペアリングすることは野村證券が求めているものに本質的に一番近い。チームでプロダクトの検討をすることができた経験はとても良いことだと思う。今日の体験を今後に活かしてほしい」「対面で報告会を開催できてよかった。共通したキーワードは18歳が成人になる環境であること。皆さんにはこの機会にゼロからイチを生みだす起業家になってチャレンジして欲しい」といった、鋭くも非常に温かいお言葉をいただきました。

池田常務からのご講評

最終報告会終了後、チームごとに野村證券のメンター、本学職員同席のもと振り返り会を行い、メンバー同士の良かったところ、自分の強み・弱みを分析して振り返りを行いました。野村證券のメンターと職員からチーム全体に対して、また各メンバーに向けてのワークショップを通した感想や今後の期待と労いの言葉が伝えられ、無事終了しました。多大なるご支援をいただきました野村證券の関係者の皆様に、心より御礼申し上げます。

最終報告会を終えて

【参加学生の声】

  • 企業の皆さんに助けられながらチームで1つの課題を解決していくことは、自分の弱さを知るきっかけになりました。チームの仲間の姿を見て議論をする姿勢に感化されたり、リーダーシップ力を見て学んだり、長期間の議論は、なりたい自分を考えるきっかけになりました。ワークショップを通じて表面的な企業知識やノウハウよりも、大切なものを考えさせられました。(政治経済学部1年)
  • 第一線でご活躍されている社員の方に見守って頂きながら、仲間と企画を考え、プレゼンまで行うという、大変貴重な経験をさせて頂きました。自分が全力で考えた事は、しっかりアウトプットして、フィードバックを貰うことが重要だという事、そして何よりそれが楽しいという事を学びました。充実したと自信を持って言える2ヶ月でした。(教育学部2年)
  • 自分たちの提案をまとめるために必死に頑張った2か月間でした。自分とは違うバックグラウンドを持った仲間と議論し、1つの提案を練り上げることはとても大変でした。しかし同時にやりがいを感じ、プログラム終了後達成感を味わうことができました。この経験を活かし、今後の自分の大学内外の活動においても活躍できる人材になりたいと強く思います。(国際教養学部2年)
  • プロフェッショナルの方々からフィードバックを頂ける機会が多くありました。その過程で、新事業立ち上げの難しさや自分に足りていない視点を知ることができました。(政治経済学部2年)

【企業担当者コメント】

  • 参加学生はみんな、気が付けば、「学生」ではなく「課題に向き合う人」の顔になっているように感じたことが印象的でした。このワークショップをきっかけに、「課題を解く人」に、更なる一歩を踏み出していただけることを強く期待させる2か月間でした。
  • 自分たちが身近で抱えている課題を明らかにし、「私たちにはこのサービスが必要なのか」突き詰めて考えた機会だったと思います。サービス化、企画化するか否かに関わらず、身の回りで変えられることが無いか、常にアンテナを張り、行動に繋げる意識を持っていてください。
  • 本気で課題に向き合い、仲間と議論してアウトプットしたからこそ、自分の強みや、仲間の良いところ、成長したことに気が付くことのできる良い機会だったと思います。敬意と熱意を忘れずに、どんどん成長していくのを期待しています。
  • 最終発表を終えられた皆さんの表情からは、達成感が伝わってきました。成長を実感できたのではないでしょうか。 これからも続く学生生活で、今回の経験を存分に活かしてください。出会った仲間を是非大切にしてください。 またこの縁が繋がることを楽しみにしています。 ワークショップの参加ありがとうございました。
  • 学生の皆さんが顔を合わせて集まっている様子を見て、対面で話をする大切さを改めて感じました。言葉にしにくい雰囲気や感情を感じたり、伝えたりすることの良さをうまく活用できたことで、難しい環境下でもチーム力を高め、全員が納得のいく答えを見つけ出せたのではないかなと感じています。大変な2カ月だったと思いますが、一緒にワークができて楽しかったです、ありがとうございました。
  • 学部も学年も経験も異なるメンバーで一つの課題に向き合う学生の姿に、社会人の私たちも学ぶことが多かったように感じております。 今後の学生生活、そしてこれからの社会人生活には大きな壁も立ちはだかると思いますが、プロプロでの経験が皆さんの自信に繋がるはずです。

【担当職員後記】

  • 各チームの皆さんは堂々と自信を持って発表しており、職員として誇らしく思いました。チームで協力しゼロからイチを生み出す過程で、様々な指摘やフィードバックを受けて、深く考え抜くことができたと感じています。今回実現できなかったアイディアや現時点で漠然と考えていることを実現するために積極的に行動していって欲しいと思います。
  • 難しい課題に果敢に取り組み、途中で諦めることなく、最後までやりきった学生たちの頑張りに、私たちも大変刺激を受けました。今回のプロフェッショナルズ・ワークショップ(野村證券)に関わっていただいた社員の方々、参加してくれた学生たちに感謝申し上げます。
  • 本ワークショップは記事中にあるように、予めテーマ設定されていたものの、まずは身の回りの困りごと、社会的な課題を参加学生全員が選定し、班ごとにどの課題を解決するか、という手順ですすめられました。
    このような手法がとれるのもひとえに野村グループがカバーする業界、領域の広さによるところではありますが、各班試行錯誤しながら課題を決定し、グループワークを経るごとに提案が仕上がっていく(時に逆戻り?もありましたが)様子は、大学の授業での学びとは異なる、本ワークショップの醍醐味であったように思います。
  • 一人ひとりが真剣であるからこそ、「議論が上手く進まない」「合意形成に時間がかかる」など苦労することも多かったと思いますが、そのプロセスもまた大きな学びとなったはずです。ビジネスの第一線で活躍されているプロフェッショナルズの「本気」に触れた経験とともに、今後の学生生活に活かしてくれることを願っています。

【活動のひとコマ】

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