Global Citizenship Center (GCC)早稲田大学 Office of the Global Citizenship Center

News

ニュース

プロフェッショナルズ・ワークショップ電通(2020年度)

ワークショップ概要

企業名:株式会社電通
テーマ:コロナ後の海外旅行の需要を喚起せよ!
参加学生数:15名
活動期間:2021年1月22日(金)〜2021年3月16日(火)

募集要項は募集要項はこちら

本ワークショップでは、広告業界の第一線で活躍するプロフェッショナルズの方々に、コミュニケーションの力を軸にしたトータル・ソリューションアイデアの発見や、それを企画まで昇華していく方法についてレクチャーをいただきました。株式会社電通における具体的な事例研究を通じビジネスの現場に触れることにより、学生たちはその学びを更に深めていました。
コロナ禍での実施となったため、最終報告会を含めた全9回のワークショップをオンラインにて実施しました。

公式ワークショップ活動の様子

■ 初回 オリエンテーション:2021年1月22日(金)

自己紹介に始まり、ワークショップの概要説明を行ったほか、エグゼクティブ・クリエーティブディレクターである高崎卓馬様から、「アイデア」の力で「ひとの心を動かす」ことなど、広告業界における仕事のエッセンスを学びました。

■ 第2・3回 課題のあぶり出し、インサイトの発見(strategy):2021年2月2日(火)・2月9日(火)

クリエーティブディレクターの佐々木亜悠様より、ケーススタディを交えながら、企画の切り口をよりシャープなものにするために重要となる、現状把握や課題発見をするうえでの思考法について講義いただきました。その後、本ワークショップのテーマである「海外旅行の需要喚起」に向けた課題についてグループで議論しました。

■ 第4・5回 広告的解決(CR):2021年2月16日(火)・2月24日(水)

CMプランナー/コピーライターの栗田雅俊様より、ケーススタディを交えながら、人を惹きつける広告の「面白さ」の源泉と、それに基づいた広報活動の戦略立案について講義いただきました。グループワークでは「サウナに関するCMを企画する」というテーマのもと、議論を行いました。

■ 第6回 中間報告会:2021年2月26日(金)

3月16日(火)の最終報告会に向け、各チームごとに中間発表を行いました。エグゼクティブ・クリエーティブディレクターの高崎卓馬氏から各チームへの講評をいただき、最終報告に向けて企画の方向性を再確認しました。

■ 第7・8回 PR的解決:2021年3月2日(火)・3月9日(火)

コミュニケーションディレクターである嶋野祐介様より、社会状況や世の中の流れという視点を取り入れ、また企画の出口にもつながるPR的思考法について講義いただきました。グループワークでは、「早稲田商店街を救うための方法」について議論を行いました。

■ 第9回 最終報告会:2021年3月16日(火)

株式会社電通からは執行役員の樋口景一様にもご出席いただき、チームごとの発表に対してフィードバックいただきました。新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け全回オンラインでの実施となりましたが、最後まで参加学生一人ひとりが与えられたテーマに対して真摯に向き合い、3カ月間走り抜けることができました。

 

参加者の声

・世の中や人を見つめ続けること、アイデアを発想しつづけることはもちろん辛い。しかし、その日々の先に思いがけない発見がある。そういう意味で、広告は宝探しに似ていると思う。そして、”見つめる”ということは知らず知らずのうちに自分を見つめることにも繋がる。プロプロで私は、自分だけの宝を見つけることができた。(先進理工学部3年)
・私はこのワークショップに参加して、「おもしろい大人」の方々に出会いました。アイデアという目に見えないもので勝負すること。それがどんなに難しいことなのか、個人での宿題や、グループワークをやってみることで痛感しました。同時に、それらは難しいことではあるけれど、すごく面白いことでもあるとわかりました。業界の最前線で活躍する方々の講義は本当に新鮮でとても勉強になりました。(教育学部1年)
・学部や学年の垣根を越えて多種多様な人たちとワークショップをすることによって、それぞれが持つ様々な価値観に触れることが出来た。
また、広告という立場から企業の課題解決や世の中の流れを変えるための方策を考えることは大変勉強になった。(スポーツ科学部2年)

企業担当者コメント

・コロナという状況のなかで、オンラインでのワークショップは一概に短所ばかりではなく、リアルでは見えてこないものを浮き彫りにしたかもしれません。
私たちの仕事は、プロジェクトごとに環境も条件もまったく異なります。
こういうことに適応しながら最適な回答を導き出すこともある意味広告の仕事のひとつの側面だったかもしれないと思います。

毎回、考えやアプローチの異なる講師陣があらわれいい混乱をつくれた気がします。
つねに疑い、つねに考えること。
その思考の総量が圧倒的なアイデアをつれてくる。
そのことをみんな肌で感じられたのではないでしょうか。

最終プレゼンのなかに、キラリと光るアイデアの種がいくつもありました。
後日役員同士の会話のなかでもその視点の見事さに感嘆の声があがっていました。
さすが、早稲田。
今年もそう思えてうれしい時間でした。

担当職員の後記

・実際のビジネスや経済の現場で生きている、リアリティのある課題に対して、そのインサイト発見から企画提案までのプロセスに触れることのできる、意義深いワークショップだった。
・正解が一つでない課題に対して、自分たちのアイデアと課題の本質の間を幾度も往復して企画を練り上げる、まさに「脳に汗をかいて」取り組む姿に早大生の底力を実感した。
・コミュニケーションの力でヒト(ココロ)を動かすには、ヒトに興味を持つことが大切。そのためにヒトを知ることにもっと積極的になりたい、との学生の意識の変化、成長を身近で感じられ、職員として貴重な経験となった。

 

問い合わせ先

教務部教育連携課
[email protected]

Page Top
WASEDA University

早稲田大学オフィシャルサイト(https://www.waseda.jp/inst/sr/)は、以下のWebブラウザでご覧いただくことを推奨いたします。

推奨環境以外でのご利用や、推奨環境であっても設定によっては、ご利用できない場合や正しく表示されない場合がございます。より快適にご利用いただくため、お使いのブラウザを最新版に更新してご覧ください。

このままご覧いただく方は、「このまま進む」ボタンをクリックし、次ページに進んでください。

このまま進む

対応ブラウザについて

閉じる