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【活動報告:地域連携ワークショップ】木島平村のプログラムが終了しました

今年で12回目となる長野県木島平村との地域連携ワークショップで課されたテーマは、『withコロナ時代の新しい働き方とは? ~ワーケーション/リモートワークの「木島平モデル」を考えよう!~』。参加学生15名(3チーム)は木島平村が抱える課題解決の糸口となるような提案をするべく、約2か月間にわたるワークショップに取り組みました。

オリエンテーションでは、木島平村の担当者から「ワーケーション/リモートワークといった最近のトレンドをいかにつかめるか、学生らしい提案を期待している」といったメッセージが寄せられました。また、現地へ行くことができないことを少しでも補おうと、動画や写真を多用した資料を用いて学生たちに村の様子を伝える工夫もしていただきました。その熱意に応えるかのように、学生たちは度重なる自主グループワークを通して課題解決の方針(仮説)を固めていきました。

特産品のお米をいただいて現地を感じました!

2月15日から19日にかけて、村民や役場の方々、観光・宿泊施設を運営している方々、日䑓村長などへのオンラインヒアリングを実施。パンフレットやインターネットからは決して得られない生の声に触れ、自分たちの仮説の有効性を検証していきました。その様子はオンラインであることを感じさせない盛況ぶりで、学生たちはヒアリング後のグループワークで粘り強く提案内容のブラッシュアップを重ねました。

2月下旬の中間報告会、2回目のヒアリングや役場担当者・大学職員に向けたプレ報告会などを経て臨んだ最終報告会。「大人のなつやすみ」「家族まるごとワデュケーション」「あなたの”したい”ができる場所 あなたの”できる”が増える場所」という3チームの個性があふれる内容を堂々と発表しました。日䑓村長や木島平村観光振興局の渡辺専務理事からは、村として取り組みたい提案が多々あるとの講評もいただきました。全国の大学生の中で「最も木島平村のことを考え抜いた」と言い切れるほど濃密な2か月間を過ごした学生たちは、充実の表情でワークショップの全行程を終えました。

最終報告会後にはお互いの頑張りを称え合いました

【参加学生の声】

●このワークショップでは、ただ知識を得るだけでは地域創生は非常に困難であること、しっかり取材をして物事を総合的に捉えてようやく地域創生に繋がることを身をもって体験できました。また、取材を通じて人の温かさを知ることができることができました。そして、ヒアリングで得た知見と私たちのプランをミックスさせ、より良いプランに仕上げるためにメンバー全員で一致団結して密な時間を過ごせた2か月でした。この経験は地域創生の仕事に携わりたいと考えている私にとって非常に有益なものになりました。(教育学部1年)

●今までまちづくりについて学ぶ際は、過去の事例を見ることしかしていませんでした。しかし、今回のワークショップを経て地方創生には新たなアイデアの創出が重要であることを実感しました。また、多様な経験や考えを持ったメンバーと関われたことで、学生生活の過ごし方についても視野を広げることができたと思います。(政治経済学部1年)

●大学に入学してからいろいろな活動に制限がかかっていた状況で、何か本気で取り組めることをしたいと思い、このワークショップに参加しました。全面オンラインでしたが木島平村の方々の優しさを直に感じることができ、木島平という場所が好きになりました。メンバーと真剣に課題に向き合い議論を交わすことで自分自身の長所や短所が見つかり、一回り成長することもできました。また、最高の仲間や大学職員の方々と出会えたことなど、この活動に参加して本当によかったです。(文学部1年)

●コロナ禍で、留学をはじめさまざまな活動に制限がかかるなかで、地域連携ワークショップで「地域留学」を経験できたと思います。自分が生まれ育った地域ではない地域の課題を考え抜き、住民の方々の生の声を聞くこと、そしてそれを学生の立場で感じられることは、ワークショップ自体はもちろんのこと、これからの将来の糧になると感じました。そして「学生だけじゃ何も変えられない」から「学生だから変えられる」という経験をすることができる非常に良い機会だったと思います。(社会科学部1年)

●グループワークも含めすべての活動をZoomで行いましたが、それでも従来と同じか、あるいはそれ以上のパフォーマンスを発揮して、木島平村の問題解決に尽力することができたのではと感じています。これは、違う個性を持ったチームメンバー5人が、それぞれの持つ力を理解し合い、役割を果たせたからです。課題解決のために仮説を立てること、それを立証するためにディスカッションすることの面白さに気づくことができました。何より木島平という場所にとても惹かれたので、今後も何らかの形で携わり、いつか実際に訪れたいです。(商学部2年)

●開始当初は訪れたこともない地域について提案を考えるということ、全面オンラインでチームのメンバーと直接会わずに進めなければいけないことなど、不安もたくさんありました。しかし、2か月間切磋琢磨しあえるメンバーたちと活動をしていくうちにどんどん楽しくなっていき、最終報告会後には達成感を得ることができました。また、自分自身の成長も実感しています。例えば、元々考えていた案がインタビューなどを通じて崩れてしまっても、また新たなものを考えようと前向きな気持ちになれたり、議論の中でチームメンバーそれぞれの良さを発見できたことです。ひとりではなくチームで提案を構築することの素晴らしさや難しさを体験できたので、この経験を今後に活かしていきたいです。(教育学部2年)

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