Dormitory Desk, Student Affairs Section (Former Residence Life Center) 学生生活課 学生寮デスク(旧レジデンスセンター)

その他

大分県別府市アワード研修(2022年9月実施)

活動概要

訪問先:大分県別府市
テーマ:「大分県別府市の地域経済を発展させるための課題を設定し、その上で課題解決のための施策を、“具体的に”提案せよ」
参加学生数: 14名
活動期間: 2022 年 9 月 4日(日) 〜2022 年 9 月 10 日(土)

活動報告

今年はじめてとなる大分県別府市でのSIプログラムアワード研修。2020年度以来の新型コロナウイルス感染症の影響から、実に3年ぶりの地域訪問によるアワード研修が再開となりましたが、別府市関係者のみなさまのお力添えによりすべての工程を無事に実施することができました。

本研修ではレジデンスセンターが選抜・指名した国際学生寮WISHの寮生10名がチームに分かれて「別府市でワーケーションの可能性を考える」をテーマに、関係者へのインタビューやフィールドワークに取り組みました。

限られた日数を最大限有効活用し、研修講師・地域関係者からのアドバイスを踏まえながら積極的にコミュニケーションを取り、課題解決の提案に向けて日々議論を重ねていきました。

2022年9月9日(金)に実施した発表会では、別府市長をはじめとした行政関係者や地域関係者の方に向けて、寮生チームから提案を行いました。各チームが発表する別府市の持つ価値を活かした課題解決提案に対して市長・関係者から様々な面から講評をいただき、さらに、よい提案については社会実装していくことも視野に提案を受け止めていただけるものとなりました。

また、翌日9月10日(土)は、同じ別府市内にある立命館アジア太平洋大学の学生寮であるAPハウスを見学し、同大学の寮運営に携わる教職員や寮生の方と国際学生寮の運営やコミュニティの在り方について質疑応答や意見交換も行いました。

参加寮生の体験記

研修内容としては、別府市の地域経済活性化のためにフィールドワーク等を通じて、チームで問題を設定し、それに対する解決策を提案するものでして。私は研修中、複数の視点から物事を捉えることに意識しました。個人の視点のみで考えると、解決策が本当に市民のためになっているのか見失ってしまうからです。市民ではない私が感じる別府の良さと、市民が感じる別府の良さ。市民ではない私が感じる別府の課題と、市民が感じる別府の課題。多角的に考えるために、フィールドワークでは地元の人に積極的に話を聞くよう心がけました。いざ生の声を聞いてみると、見当違いなことも多かったです。現地で見るものや聞くことには価値があると気付かされました。研修が終了して一週間が経った今、私たちが提案した企画が実装に向けて動き始めています。今後も多角的な視点から思考することを意識し、実装に向けて走っていきたいです。最後に、厳しいフィードバックにも負けず、夜中まで語り合い、そして全力でふざけ合える仲間に出会えたことは、私にとって大きな財産となりました。これから企画を実行する上で、泣きたくなるくらい辛いことや大変なこともあると思います。しかし、別府で濃い一週間を共にした仲間となら、お互いが納得いくまで話し合い、進んでいけると信じています。私たちにこのような学びの場を提供してくれたWISHには本当に感謝しています。(Aさん)

大分研修初日、不安と期待の入り混じる感情で別府に降り立った私は虚をつかれました。いくつかの報道機関、そして別府市長の目の前で自己紹介をすることになったのです。多くの人が私たちに注目していることを実感し、背筋が伸びるような気持ちになりました。別府では多くの方の話を聞きました。別府市長や古くは江戸時代から続くような老舗、あるいはこれからの別府に期待を抱いて新規に事業を始めた方、そして別府にて色々な方から話を聞き、実際に足を運んで出てきた私たちの声があります。全員に共通していたのは、別府を良くしたいという思いでした。現地の方々の声に触れるたび、私たちが別府で何か貢献したいという思いは強くなっていきました。東京に住んでいては見えてこない地域の課題、長所をしっかり確かめ、私たちは研修を終えました。しかし、別府とのつながりはこれで終わりではありません。今、別府で考えた企画を実現させるため有志で活動を続けています。「第三のふるさと」をより多くの人に好きになってもらいたいからです。(Bさん)

別府のアワード研修は、本当に楽しいの一言でした。その楽しいの中に成長や学びもたくさんつまっていました。一番大きな成長になったのは、自分の特性を知れたことです。グループワークの中で、自分の強み活かすことができたことは、自信につながりました。研修の最後に行ったそれぞれの強みを伝え合うグループワークでは、七日間共に過ごした仲間に自分の強みを教えてもらった時は非常に嬉しかったです。プレゼンを企画するにあたって苦しい時もあったが、仲間と一緒に眠い目をこすりながら、夜遅くまでプレゼンを作った経験はいい思い出です。今回のアワード研修では、ただ学ぶだけではなく、心から話せる仲間を見つけることができました。研修の仲間とは、今も一緒に旅行に行くくらい仲が良く、本当に参加してよかったと思っています。新しい挑戦をしたい、何か学びたいという人だけではなく、真の仲間を見つけたいという人にもぜひ研修に参加してほしいです。(Cさん)

WISHは世界の仕組みがコンパクトになった空間だと思います。国籍・文化・習慣・言語が異なる人々が共に生活することは簡単なことではないけれど、例えるならポップロックキャンディーを食べた時と似たような感覚があります。口の中でパチパチと弾ける刺激に驚きつつも、キャンディーの味を楽しもうとする気持ちは、好奇心が大きく何でも吸収しようとするバイタリティに溢れているからです。WISHは毎日が刺激に溢れる場所であり、そこで出会った仲間との交流は、少しずつお互いを知るためのプロセスを経て友情を深めていくことができます。私はWISHのSIアワードプログラムで、富士山登頂研修と大分研修に参加しました。研修では環境問題や地域経済についての課題にグループで取り組み学びを深めることができました。実地研修以外にも、WISHで開催しているSIプログラムは、様々な場所で活躍されている外部の方のお話を聞くことができます。皆さんもぜひ色んなことに興味を持って参加してみてください。(Dさん)

学生生活課 学生寮デスク(旧レジデンスセンター)は、早稲田大学の学生寮に関する運営政策の企画立案ならびに学生サービスのための機関です。

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