Organization for University Research Initiatives早稲田大学 重点領域研究機構

その他

持続型食・農・バイオ研究所
Sustainable Food Supply, Agriculture, Bioscience Institute

分野

分野

所長:柴田 重信[しばたしげのぶ]
理工学術院教授

研究テーマ

農学・バイオ・社会科学の融合研究体制を基礎とした持続的な食料供給体系の確立

研究概要

農業研究分野を早稲田大学に創出するというビジョン150-革新戦略プロジェクトに基づいて、食と農に関する研究グループが組織された。学内外47名の研究者が参画し、農学部がない早稲田だからこそ可能な新領域「食と農」を生み出すためのプラットフォーム創出を目指している。その基盤となる研究所である。

研究内容は総合大学としての早稲田の強みを活かすため、農業生産者から消費者までを包含する食料供給システムの確立を目指す。研究課題は以下の3分野となる。

1.新たな農業・担い手システム

農業従事者の減少が著しい現状を打破するため、ITを活用した生産者情報の高度化、多様化を図り、担い手システムの再編を行う。そのための制度設計、政策提言を研究目的とする。また、農業生産への市民参加、農業の6次産業化、食料生産情報の消費者への提供などを通して農商工および消費者の連携を図る。

2.医食同源の暮らし革命

機能性食品の開発、生協や主婦連など消費者団体と協力した安心・安全な食糧供給を実現し、さらには健康に資する食品の製造・管理システムの開発を行う。これは、医食同源の暮らしの改革であり、消費者の意向に基づいた食料を、科学的な検証を伴いながら流通させようという実践的なアプローチである。

3.農林水産業システムとガバナンス

持続的に食料生産を行うには自然生態系と調和した農林水産業システムの確立が必要であり、短期的な利潤の追求から生産コスト削減のみを目指した、大規模かつ過度に商業的な農業生産とは異なる。環境負荷の少ない農業生産システムの確立、医食同源の適切な実現には、生産者と消費者の情報共有と連携、効率的な流通と効果的な消費のあり方等、農業生産者から流通、食品加工業、消費者を包含する、食料分野のガバナンス、即ち協治の確立が求められている。そのために、農業生産者だけでなく、食品加工業、流通業、消費者が一体となって、食料生産体系に関わるガバナンスの創設を目指す。

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顧問

堀口 健治(早稲田大学名誉教授)

研究所員

岡田 久典(理工学術院上級研究員(研究院講師))
柏 雅之(人間科学学術院教授)
勝田 正文(理工学術院教授)
小泉 博(教育・総合科学学術院教授)
柴田 重信(理工学術院教授)
竹山 春子(理工学術院教授)
常田 聡(理工学術院教授)
永井 祐二(理工学術院主任研究員(研究院准教授))
平塚 基志(人間科学学術院准教授)
青山 晋也(次席研究員(研究院講師))
金 鉉基(研究助手)
田中 史子(次席研究員(研究院講師))
村田 浩子(次席研究員(研究院講師))

招聘研究員

浅間 洋二(あさま耳鼻咽喉科医院院長、医療法人社団應誠会理事長)
古谷 彰子
塩田 琴美(一般社団法人こみゅスポ研究所代表理事)
天野 正博(早稲田大学名誉教授)
山田 陽介(医療基盤・健康・栄養研究所研究員)
駒田 陽子(明治薬科大学リベラルアーツ准教授)
吉田 司(国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所 国立健康・栄養研究所特別研究員)

ホームページ

https://www.waseda.jp/prj-sfsabi/

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