環境研究総合推進費2-1707国民対話シンポジウム
『カーボンプライシングの制度オプションの検討』二重の配当と国際競争力配慮
概要
パリ協定を機に、気候変動政策としてカーボンプライシングへの関心が世界的に高まっています。現在、日本においてもカーボンプライシングは実施されており、地球温暖化対策のための税（CO₂トン当たり289円）や東京都と埼玉県の排出量取引制度がその例として挙げられます。まずは2030年の削減目標達成に向けてさらなる温室効果ガスの削減が求められているため、効率的な削減策としてカーボンプライシングのあり方に関する議論が進められています。
今年で3年目となる本シンポジウムでは、環境省環境研究総合推進費「カーボンプライシングの事後評価と長期的目標実現のための制度オプションの検討」の研究成果を踏まえて、日本がこの先取り得るカーボンプライシングの制度オプションについて検討していきます。また、韓国から専門家を招聘し、国際的な政策動向と今後の展望について共有して議論を深めたいと思います。
日時
2019年11月7日（木）14:00-17:00
場所
早稲田大学 WASEDA NEOホール（コレド日本橋5階）（地図はこちら）
申し込み
事前申し込み制（参加費無料）：申込フォーム （申し込みは締め切りました）
参加
学生、教員、市民、どなたでも参加可能
主催
早稲田大学 重点領域研究機構 環境経済・経営研究所（RIEEM）
プログラム
司会：松本 茂（青山学院大学経済学部教授）
- 14:00 開会挨拶
是澤 裕二（独立行政法人環境再生保全機構(ERCA)上席審議役） - 14:05 プロジェクト紹介
有村 俊秀 （早稲田大学政治経済学術院教授／RIEEM所長） - 14:10 基調講演
Hyungna Oh（慶熙大学校教授）
「韓国排出量取引制度からの知見：Lessons from Korea Emission Trading Scheme」 - 14:30 推進費成果
有村 俊秀（早稲田大学政治経済学術院教授／RIEEM）
「カーボンプライシング：どんな効果があったのか？」
杉野 誠（山形大学人文社会科学部准教授／RIEEM）
「カーボンプライシングの影響：国際競争力への配慮」
武田 史郎（京都産業大学経済学部教授／RIEEM）
「環境税制改革：CO₂削減と経済成長の両立」
淺川 賢司（地球環境戦略研究機関）
「炭素税は企業にとって負担だけなのか？」 - 15:30 コーヒーブレイク
- 15:50 パネル討論
進行
有村 俊秀（早稲田大学教授／RIEEM）
パネリスト
横山 彰（中央大学名誉教授／総合政策フォーラム代表理事）
藤川 清史（名古屋大学アジア共創教育研究機構教授）
Hyungna Oh（慶熙大学校教授）
武田 史郎（京都産業大学教授／RIEEM）
淺川 賢司（地球環境戦略研究機関）
杉野 誠（山形大学准教授／RIEEM） - 16:55 閉会の辞
鷲津 明由（早稲田大学社会科学総合学術院教授／RIEEM）
こちらからチラシをダウンロードできます。
お問い合せ
環境経済・経営研究所事務局
Mail :[email protected]
★ 本シンポジウムは、「平成31年度環境省環境研究総合推進費【2-1707】カーボンプライシングの事後評価と長期的目標実現のための制度オプションの検討」の助成を受けています。
