活動予定・研究目標
期待実現社会を構想する政治経済学の主要な手法の1つとして「数理分析」が提案されていることに鑑みれば、数理分析のさまざまな手法を習得するための訓練から、それを用いた研究の実施、研究成果のまとめと論文執筆まで、一貫した研究・教育体制を整備し、数理分析を大学院生、特に政治学研究科の大学院生の間に定着させることは不可欠であろう。本プロジェクトはその目的実現のためのプロジェクトであり、ゲーム理論や基礎的数学の初歩的事項の修得から始まり、最終的には、ゲーム理論など数理的手法を用いる政治経済学や政治学の共同研究の実施、さらには国際雑誌への投稿まで視野に入れた野心的なプロジェクトである。
本プロジェクトで念頭においている具体的な研究課題は、以下の通りである。第1に、ゲーム理論や数学の基礎的知識の習得と平行して、各自の専門分野に関連する領域から、数理的手法を用いて書かれた論文から、本拠点の研究課題に直接関連する論文を収集・分類し、共同研究のための基礎的なデータベースを作成する。第2に、1〜2年後には経済学研究科の大学院生からも参加を募り、経済学における数理的方法も参考にしながら、専門を超えた共同研究を模索する。共同研究の具体的なテーマとしては、�|楼菠響茲離押璽猴�論的分析、�∩�挙のゲーム理論的分析、��社会的意思決定の数理分析、�だ�治過程とメカニズムデザイン、などを考えている。第3に、学習内容を共有するために、ブリーフケースなどを利用しながら、各人のノートや資料などを参加者の間で公開する。一人での学習がしばしば挫折という結果を生むので、常に仲間との間に資源の共有を通じた公共性の場を設置することがブリーフケースを用いる意義である。ブリーフケースは基礎的データベースを置く場所としても活用する。







