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2010年度の活動予定・活動目標
(1)基本文献として Lohr (1999) を輪読する、(2)無回答処理に関する基本文献を輪読する、(3)無回答処理との関係で、統計的因果推論に関する基本文献を輪読する、ことを目標に月に1度の輪読回を開催した。しかし、(1)が8割ほど進んだものの、(2)と(3)についてはほとんど手付かずであった。そこで、2010年度は(2)と(3)を中心に研究を進める。具体的には、星野崇宏(2009)『調査観察データの統計科学』岩波書店 を輪読して、因果推論を無回答処理やコンピュータによる統計調査に具体的に応用する手法を検討する。2009年度とおなじく、2010年度も政府統計の関係者も出席する読書会を定期的に開催する。最終的には、GLOPEIIの世論調査班の研究に直接応用できるような、調査手法を開発することが目標である。