制度構築の政治経済学−期待実現社会に向けて−
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プロジェクト紹介

統計調査法に関する研究

2008年度の活動報告

 無回答処理のひとつである補完 imputation について新しい方法を考察した。Kim and Park (2006), “Imputation Using Response Probability,” Canadian Journal of Statistics, 34, 171-182 で考案された、doubly protected ratio imputation を、ランダムな回帰補完に拡張した。これは、特殊な場合として、doubly protected hot deck imputation をふくみ実用的である。現在までに、(a)母平均(ないし母集団合計)のための regression imputation の一致性・分散推定について証明をあたえ、(b)分布関数推定のための hot deck imputation 一致性・分散推定について証明をあたえ、(c)それらと、分位点推定についてシミュレーションをおこなった。シミュレーションの結果、分位点の分散推定について疑問点が発生した。現時点においては、その疑問点について理論的に考察している。これが解決できれば、論文として投稿する予定である。
 これとは別に、昨年度から継続している研究(層別三段抽出のためのブートストラップ法)について、Journal of Official Statistics に論文を投稿し、一度の改訂を経て、掲載の是非について最終的な結果を待っている状態である。

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