制度構築の政治経済学−期待実現社会に向けて−
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プロジェクト紹介

食料・資源・貧困と制度(FRPI)

2008年度の活動報告

 研究・教育課題1に関しては、まず日本の利根川の事例を用いて、水利権に関する制度・政策の変化や、中長期的な渇水などの問題回避のための水資源の首都圏から千葉・埼玉・茨城への移送が地域の経済・社会発展に与える影響を検証する手法の確立を図り、同時に有益な政策的含意の導入をする実証研究を安倍研究フェローのSmithとの共同研究として実施しました。

 研究課題2に関しては、水資源のベトナムを中心とするメコンデルタの水資源利用に関するデータを使い、生産効率をtechnical efficiency, allocative efficiency, scale efficiencyに分解し、それぞれの貢献を利潤への貢献として貨幣単位で表すことを実証的に行い、学術論文の作成を行う計画で、GLOPEIIの予算を使用して3月末に院生協力者を中心としてパイロット調査とデータの収集をベトナムで実施しました。これまでのところ、directional distance functionを使った、生産効率をtechnical efficiency, allocative efficiency, scale efficiencyに分解し、それぞれの貢献を利潤への貢献として貨幣単位で表すことを実証的に行った研究や、シャドウプライスの算出や生産性の分解を伴った実証研究は、世界的に行われておらず、先進的な研究を実施することになります。

 第3番目の研究課題に関しては、directional distance functionを使いノンパラメトリックな手法で実証研究を実施しました。

 事業推進担当者と院生協力者は、2009年3月27日から31日にかけ、制度構築に関連する開発研究のためのフィールドサーベイとデータの実証分析をする院生協力者中心の作業の一環で、聞き取り調査を行うと同時に、質問票の確定作業を実施するためデータ収集と本格的調査のため現地調査を実施する予定で、ベトナムへ海外出張しました。

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