
2010年度の活動報告
1)研究会・学会による国内外研究者との交流
本年度もプロジェクトメンバーによる国内外の研究会・学会での研究成果発信と学術交流が積極的に行われた。東島は米国のMidwest Political Science Associationで、また東島と豊田は共同でthe Southern Political Science Associationで研究発表を行った。中井はGLOPE主催の国際シンポジウムにおいて研究発表を行った。また、尾崎は英国・エセックス大学におけるワークショップにて研究発表を行った。国内では、東島と本田が日本比較政治学会で研究報告を行った。本田は早稲田大学イタリア研究所の研究会でも報告を実施しており、中井も北海道大学スラブ研究センターの研究会にて研究報告を実施した。このように、プロジェクトメンバーによる国内外での研究成果発信と学術交流は2010年度も着実に進められた。
(2)大学院生間の研究会
昨年度、一昨年度に引き続き、第3回比較政治経済分科会を3月5日に実施した。今回もこれまでと同様、若手の比較政治学研究者を報告者として研究報告と交流を実施した。東京大学、中央大学、名古屋大学の若手研究者(冨田晃正氏、西住祐亮氏、安武裕和氏)を招聘し、本プロジェクト協力者1名(宮坂綾)を含めた研究報告と交流が行われる。コメンテーターには学外から足羽與志子教授(一橋大学)など招き、前回同様、高い水準の議論が活発に交わされた。
(3)GLOPE-II活動への積極的参与
本年度も、本プロジェクトメンバー院生協力者はGLOPEIIの研究活動に積極的に関与した。中井はランチタイムセミナーと第2回国際カンファレンスで報告を実施し、東島はランチタイムセミナーでの報告を実施した。火曜セミナーの参加状況としては、昨年に引き続き川橋と中井が国際政治経済モデル班、尾崎が実験・世論調査・統計分析班にて積極的に活動しており、その尾崎はGLOPE-IIより補助を受け英国の研究会(Elections, Public Opinion, and Parties Conference)にて研究報告を実施した。本田は2010年秋より1年間、伊ミラノ大学にて研究を遂行しているが、本拠点はGLOPE-II訪問研究員を務めたLuigi Curini氏の所属先である。このように院生協力者はGLOPEIIの活動に積極的に関与し、またGLOPEIIで培ったネットワークを活かして研究の推進に努めている。