制度構築の政治経済学−期待実現社会に向けて−
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プロジェクト紹介

制度の整合性と人びとの期待

2008年度の活動報告

(1)破産問題における整合性の受容性の実験(大和、沈、船木、山邑、Chun):
ある事業に対して投資を行った出資者の間で,事業で得た利益をどのように配分するか,あるいは事業で被った損失の責任をどのように負担するかを決める状況を設定し人々が整合的な配分に合意するか否かの実験を行った。そのためにテレビ会議を2回行ったが、そのうち1回は沈、ChunをGLOPE�兇侶佝颪覗甍霤弔望傑曚靴堂餤弔鬚靴拭�その議論をもとに、1月にパイロット実験を行い、2月に本実験を行った。

(2)破産問題における整合性の理解の実験(大和、船木、竹内、Vyrastekova):
破産問題とゲーム理論的に同値なトークンの割り当てゲームの実験を行い、人々は整合性ルールを理解するかを検証する。特に整合性を満たす2つのルールとして比例分配ルールとタルムードルールを取り上げ、それが良く理解され受け入れられるか、さらにどちらのルールを人々は好ましいと考えるか、などの点について実験を行う。1月にVyrastekovaを招聘し、竹内、船木と実験のデザインについて相談をした。この滞在中に、VyrastekovaはGLOPE�狭餾櫂轡鵐櫂献Ε爐砲�いて研究報告を行った。オランダに帰国後、2月にVyrastekovaがナイメヘン大学で実験のための予備調査を実施した。さらに、船木がGLOPE�兇侶佝颪砲茲螢�ランダへ短期海外出張した際にVyrastekovaと実験の実施についてさらに検討を加えた。

(3)整合性の理論研究(戸田、船木、上條、近郷、van den Brink、Chun):
破産問題の配分ルールの整合性、そのほかの新しいルールの整合性、社会における整合性の役割の理論的研究を進めた。そのためvan den Brinkを1月に2週間招聘し、船木と共同研究を進めた。さらに、この滞在期間とChunの滞在期間が重なったため、その期間に船木を含めた3人での共同研究も進めた。なお、van den Brinkはこの、滞在期間中に上條、近郷の研究に関し、有益なコメント、さまざまなアドバイスを与えた。さらに、船木がGLOPEの経費によりオランダへ短期海外出張した際にvan den Brinkと論文のまとめ方について議論を行った。このほか、2008年10月にDinko Dimitrov准教授(ミュンヘン大学)を招いて、マッチング問題と整合性に関してセミナーを行った。

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