制度構築の政治経済学−期待実現社会に向けて−
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プロジェクト紹介

オークション制度と期待形成

2011年度の活動報告

(1)キーワードオークション(参加者 福田、船木、舛井、上條、竹内あい)
 インターネットにおけるオークションである、キーワードオークションは複数のポジションを同時に取引する複雑なオークションである。その代表的なメカニズムであるGSPメカニズムとVCGメカニズムのパフォーマンスを比較するため、継続的に入札決定を行う実験を実施し、その結果を分析して論文を作成し、国際学術誌に投稿した。現在、修正が要求されている。これらの結果は、内外の学会、セミナーで報告され、論文修正の際にはそれらの報告時に得られたコメントも取り入れている。

(2)組み合わせオークション(参加者 上條、船木、宇都)
 本研究は複数財オークションの経済実験を行い、入札者の行動を観察することにより、その成果を制度設計及び理論構築に生かすこと目的としている。楊によるダブルトラックオークション、2つの財の連続オークション(オランダ式とイギリス式)の制度比較経済実験のプレ実験と本実験を行い、興味深い実験結果を得た。さらに、そこで得られた知見を分析するために追加実験が行われ、現在分析中である。これらの結果と分析は国内の学会で報告された。また、興味を持った海外研究者とも連携をしながら研究を進展させる予定である。

(3)入札者の共謀の可能性の研究(参加者 近郷、船木)
 協力ゲームのring gameの手法を用いた研究を中心とし、さらに九州大学の横尾教授のグループの研究成果も取り入れながら継続的に議論を進めている。

(4) アイトラッカーによる研究(参加者 船木、宇都)
 アイトラッカーを用いた様々な実験を計画し、アイトラッカーの利用講習会や、勉強会を行った。さらに、オークションのアイトラッカーによるパイロット実験を行った。

上記に関連してセミナーを、現代政治経済研究所 船木部会(略称 木曜セミナー)と共催で合計12回行った。なお、本年度は東日本震災の影響により、海外からの研究者招聘は行わなかった。

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