制度構築の政治経済学−期待実現社会に向けて−
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プロジェクト紹介

オークション制度と期待形成

2010年度の活動報告

(1)キーワードオークション(参加者 福田、船木、舛井、上條、竹内あい)
 代表的なメカニズムであるGSPメカニズムとVCGメカニズムのパフォーマンスを比較するため、継続的に入札決定を行う実験を実施し、その結果を分析して論文を作成した。これらの結果は、内外の学会、セミナーで報告された。特に、院生協力者の舛井は、ボストン大学で開かれたスポンサーリンクオークションに関する国際ワークショップ(審査制)に参加し、研究成果の報告を行い、多くの重要なコメントをいただいた。このコメントも上記論文に反映されている。このほか、コペンハーゲンで開かれたESA世界学会、北京で開かれた第一回中国ゲーム理論実験経済学コンファレンスでも論文報告が受理され、竹内、福田による報告が行われた。
(2)組み合わせオークション(参加者 上條、船木、宇都)
本研究は複数財オークションの経済実験を行い、入札者の行動を観察することにより、その成果を制度設計及び理論構築に生かすこと目的としている。本年度は楊によるダブルトラックオークション、2つの財の連続オークション(オランダ式とイギリス式)の制度比較経済実験のプレ実験と本実験を行い、興味深い実験結果を得た。これらの結果の一部は、宇都氏の修士論文にまとめられた。さらに、これらの結果と分析を元に、論文を作成中である。2011年度中の学会報告も予定している。
(3)ring game による共謀の研究(参加者 近郷、我妻、船木)
基本的に協力ゲームの手法を用いて継続的に準備的研究を進めている。
(4) アイトラッカーによる研究(参加者 清水、船木)
アイトラッカーを用いた実験システムの構築とデータの取得・解析を実施し、その一環として、清水が人間の注視点の時系列尤度分布の分析を行った。さらに、船木がアイトラッカーを用いた、世論調査における設問の注視点の予備的分析を行った。この研究はさらに継続して行う予定である。

上記に関連してセミナーを、現代政治経済研究所 船木部会(略称 月・金セミナー)と共催で合計15回行った。

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