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開かれた政治経済制度の構築
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連続講義のお知らせ

■2008年10月14日
ミクロ計量モデルによる政治経済分析

ミクロ計量モデルによる政治経済分析
〜離散選択モデルの投票行動分析への適用(仮)〜
講師 三谷羊平氏(コロラド大学,学術振興会PD)

近年,個人の選択行動を分析する手法として離散選択モデルと呼ばれる統計手法が急速に発展しています。消費者が商品を選択したり,有権者が候補者を選択するなど,私たちは何かを選択する機会にしばしば直面します。こうした選択行動を分析するのが離散選択モデルです。
離散選択モデルは,経済学,政治学,経営学など様々な学問分野で使われる応用性の高い分析手法です。
 
今回は,この分野の専門家である三谷羊平氏に,離散選択モデルについて解説してもらいます。特にGCOEで実施する世論調査データの分析や投票行動の分析方法を例に用いながら,分かりやすく離散選択モデルについて講義してもらう予定です。
今回の講義は,グローバルCOEにおける連続講義計画の一環での開講となります。研究科の修了単位科目ではありませんが、離散選択モデルを短期間で体系的に学ぶことのできる貴重な機会です。ぜひ、ご参加ください。

講義計画:
講義1:イントロダクション(なぜ投票行動分析に離散選択モデルが必要か?)
 【日時】9月25日(木)5時限@4-202
 【概要】第1回の講義では、世論調査で得られた投票行動に関するデータに関して基本的な特徴を議論し、その統計分析に必要な非線形確率モデルの基礎について整理します。ここでは、多党制下の投票行動を例にとり何故その分析に離散選択モデルが必要になるかを指摘します。また、理想的な分析モデルを議論しつつ、本講義シリーズの概要を紹介します。
講義2:離散選択モデル(投票行動分析への効用最大化アプローチ)
 【日時】9月26日(金)5時限@4-202
 【概要】第2回の講義では、投票行動分析への効用最大化アプローチの考え方を議論すると同時にその分析手法としてランダム効用モデルを用いた離散選択モデルを定式化します。ここでは、離散選択モデルと非線形確率モデルの関係、効用最大化アプローチと他の投票方向モデルの関係の議論を通して、離散選択モデルの正確な理解を目指します。
講義3:条件付ロジットモデル(投票参加と投票方向の分析)
 【日時】9月26日(金)6時限@4-202
 【概要】第3回の講義では、多党制下での投票行動を分析する上で基本となる条件付ロジットモデルについて具体的に解説します。条件付ロジットモデルの計量経済学的な利点と欠点を整理した上で、投票行動分析への適用に際する課題について議論します。
講義4:ネステッドロジットモデル(投票参加と投票方向の同時推定モデル)
 【日時】10月11日(土)5時限@1-401
 【概要】第4回の講義では、条件付ロジット(或いは多項プロビット)モデルの計量経済学的欠点及び投票行動分析への適用における欠点を再度議論した後、投票参加と投票方向の統合モデルとしてのネステッドロジットモデルを具体的に解説します。先行研究事例を用いて、効用最大化アプローチの観点から投票参加決定と投票方向決定が独立の意思決定であるか否かを議論します。
講義5:混合ロジットモデル(人々の投票行動は多様か?)
 【日時】10月11日(土)6時限@1-401
 【概要】第5回の講義では、個人の選択行動の多様性を計量的に把握できる混合ロジットモデルを紹介します。まず、人々の投票行動は同質的な個人(代表的な個人)を想定したモデルで十分に説明できるのかをモデリングの観点から議論します。その上で、投票行動に関して多様な選好を許容した混合ロジットモデルを具体的に解説します。混合ロジットモデルの推定に必要なシミュレーションの手順やより進んだベイジアンを用いた推定方法などについても紹介する予定です。
講義6:新たな政治経済実証理論の構築(新たな投票行動モデル構築の試み)
 【日時】10月14日(火)6時限@1-401
 【概要】第6回目の講義では、新たな投票行動モデルの構築に向けた試みを2つ紹介します。一つ目は、世論調査データを用いた投票行動実証モデルを前提として、効用最大化アプローチとの整合性を保ちつつ、投票方向に関するミシガンモデルや近年行動経済学の分野でもその重要性が指摘されている心理学的なデータを投票行動モデルに統合するアプローチを紹介します。二つ目は、発想を逆転して様々な説明要因を制御した被験者実験における投票行動を分析するアプローチを紹介します。これらのアプローチの差異やそれを組み合わせた新たなモデリングについて議論することで、新たな研究課題を示したいと思います。

その他:
※参考ウェブページ:こちら
※講義に関するご質問やご要望などがございましたら三谷([email protected])まで連絡いただけると幸いです。

■2008年10月11日
ミクロ計量モデルによる政治経済分析

ミクロ計量モデルによる政治経済分析
〜離散選択モデルの投票行動分析への適用(仮)〜
講師 三谷羊平氏(コロラド大学,学術振興会PD)

近年,個人の選択行動を分析する手法として離散選択モデルと呼ばれる統計手法が急速に発展しています。消費者が商品を選択したり,有権者が候補者を選択するなど,私たちは何かを選択する機会にしばしば直面します。こうした選択行動を分析するのが離散選択モデルです。
離散選択モデルは,経済学,政治学,経営学など様々な学問分野で使われる応用性の高い分析手法です。
 
今回は,この分野の専門家である三谷羊平氏に,離散選択モデルについて解説してもらいます。特にGCOEで実施する世論調査データの分析や投票行動の分析方法を例に用いながら,分かりやすく離散選択モデルについて講義してもらう予定です。
今回の講義は,グローバルCOEにおける連続講義計画の一環での開講となります。研究科の修了単位科目ではありませんが、離散選択モデルを短期間で体系的に学ぶことのできる貴重な機会です。ぜひ、ご参加ください。

講義計画:
講義1:イントロダクション(なぜ投票行動分析に離散選択モデルが必要か?)
 【日時】9月25日(木)5時限@4-202
 【概要】第1回の講義では、世論調査で得られた投票行動に関するデータに関して基本的な特徴を議論し、その統計分析に必要な非線形確率モデルの基礎について整理します。ここでは、多党制下の投票行動を例にとり何故その分析に離散選択モデルが必要になるかを指摘します。また、理想的な分析モデルを議論しつつ、本講義シリーズの概要を紹介します。
講義2:離散選択モデル(投票行動分析への効用最大化アプローチ)
 【日時】9月26日(金)5時限@4-202
 【概要】第2回の講義では、投票行動分析への効用最大化アプローチの考え方を議論すると同時にその分析手法としてランダム効用モデルを用いた離散選択モデルを定式化します。ここでは、離散選択モデルと非線形確率モデルの関係、効用最大化アプローチと他の投票方向モデルの関係の議論を通して、離散選択モデルの正確な理解を目指します。
講義3:条件付ロジットモデル(投票参加と投票方向の分析)
 【日時】9月26日(金)6時限@4-202
 【概要】第3回の講義では、多党制下での投票行動を分析する上で基本となる条件付ロジットモデルについて具体的に解説します。条件付ロジットモデルの計量経済学的な利点と欠点を整理した上で、投票行動分析への適用に際する課題について議論します。
講義4:ネステッドロジットモデル(投票参加と投票方向の同時推定モデル)
 【日時】10月11日(土)5時限@1-401
 【概要】第4回の講義では、条件付ロジット(或いは多項プロビット)モデルの計量経済学的欠点及び投票行動分析への適用における欠点を再度議論した後、投票参加と投票方向の統合モデルとしてのネステッドロジットモデルを具体的に解説します。先行研究事例を用いて、効用最大化アプローチの観点から投票参加決定と投票方向決定が独立の意思決定であるか否かを議論します。
講義5:混合ロジットモデル(人々の投票行動は多様か?)
 【日時】10月11日(土)6時限@1-401
 【概要】第5回の講義では、個人の選択行動の多様性を計量的に把握できる混合ロジットモデルを紹介します。まず、人々の投票行動は同質的な個人(代表的な個人)を想定したモデルで十分に説明できるのかをモデリングの観点から議論します。その上で、投票行動に関して多様な選好を許容した混合ロジットモデルを具体的に解説します。混合ロジットモデルの推定に必要なシミュレーションの手順やより進んだベイジアンを用いた推定方法などについても紹介する予定です。
講義6:新たな政治経済実証理論の構築(新たな投票行動モデル構築の試み)
 【日時】10月14日(火)6時限@1-401
 【概要】第6回目の講義では、新たな投票行動モデルの構築に向けた試みを2つ紹介します。一つ目は、世論調査データを用いた投票行動実証モデルを前提として、効用最大化アプローチとの整合性を保ちつつ、投票方向に関するミシガンモデルや近年行動経済学の分野でもその重要性が指摘されている心理学的なデータを投票行動モデルに統合するアプローチを紹介します。二つ目は、発想を逆転して様々な説明要因を制御した被験者実験における投票行動を分析するアプローチを紹介します。これらのアプローチの差異やそれを組み合わせた新たなモデリングについて議論することで、新たな研究課題を示したいと思います。

その他:
※参考ウェブページ:こちら
※講義に関するご質問やご要望などがございましたら三谷([email protected])まで連絡いただけると幸いです。

■2008年 9月26日
ミクロ計量モデルによる政治経済分析

ミクロ計量モデルによる政治経済分析
〜離散選択モデルの投票行動分析への適用(仮)〜
講師 三谷羊平氏(コロラド大学,学術振興会PD)

近年,個人の選択行動を分析する手法として離散選択モデルと呼ばれる統計手法が急速に発展しています。消費者が商品を選択したり,有権者が候補者を選択するなど,私たちは何かを選択する機会にしばしば直面します。こうした選択行動を分析するのが離散選択モデルです。
離散選択モデルは,経済学,政治学,経営学など様々な学問分野で使われる応用性の高い分析手法です。
 
今回は,この分野の専門家である三谷羊平氏に,離散選択モデルについて解説してもらいます。特にGCOEで実施する世論調査データの分析や投票行動の分析方法を例に用いながら,分かりやすく離散選択モデルについて講義してもらう予定です。
今回の講義は,グローバルCOEにおける連続講義計画の一環での開講となります。研究科の修了単位科目ではありませんが、離散選択モデルを短期間で体系的に学ぶことのできる貴重な機会です。ぜひ、ご参加ください。

講義計画:
講義1:イントロダクション(なぜ投票行動分析に離散選択モデルが必要か?)
 【日時】9月25日(木)5時限@4-202
 【概要】第1回の講義では、世論調査で得られた投票行動に関するデータに関して基本的な特徴を議論し、その統計分析に必要な非線形確率モデルの基礎について整理します。ここでは、多党制下の投票行動を例にとり何故その分析に離散選択モデルが必要になるかを指摘します。また、理想的な分析モデルを議論しつつ、本講義シリーズの概要を紹介します。
講義2:離散選択モデル(投票行動分析への効用最大化アプローチ)
 【日時】9月26日(金)5時限@4-202
 【概要】第2回の講義では、投票行動分析への効用最大化アプローチの考え方を議論すると同時にその分析手法としてランダム効用モデルを用いた離散選択モデルを定式化します。ここでは、離散選択モデルと非線形確率モデルの関係、効用最大化アプローチと他の投票方向モデルの関係の議論を通して、離散選択モデルの正確な理解を目指します。
講義3:条件付ロジットモデル(投票参加と投票方向の分析)
 【日時】9月26日(金)6時限@4-202
 【概要】第3回の講義では、多党制下での投票行動を分析する上で基本となる条件付ロジットモデルについて具体的に解説します。条件付ロジットモデルの計量経済学的な利点と欠点を整理した上で、投票行動分析への適用に際する課題について議論します。
講義4:ネステッドロジットモデル(投票参加と投票方向の同時推定モデル)
 【日時】10月11日(土)5時限@1-401
 【概要】第4回の講義では、条件付ロジット(或いは多項プロビット)モデルの計量経済学的欠点及び投票行動分析への適用における欠点を再度議論した後、投票参加と投票方向の統合モデルとしてのネステッドロジットモデルを具体的に解説します。先行研究事例を用いて、効用最大化アプローチの観点から投票参加決定と投票方向決定が独立の意思決定であるか否かを議論します。
講義5:混合ロジットモデル(人々の投票行動は多様か?)
 【日時】10月11日(土)6時限@1-401
 【概要】第5回の講義では、個人の選択行動の多様性を計量的に把握できる混合ロジットモデルを紹介します。まず、人々の投票行動は同質的な個人(代表的な個人)を想定したモデルで十分に説明できるのかをモデリングの観点から議論します。その上で、投票行動に関して多様な選好を許容した混合ロジットモデルを具体的に解説します。混合ロジットモデルの推定に必要なシミュレーションの手順やより進んだベイジアンを用いた推定方法などについても紹介する予定です。
講義6:新たな政治経済実証理論の構築(新たな投票行動モデル構築の試み)
 【日時】10月14日(火)6時限@1-401
 【概要】第6回目の講義では、新たな投票行動モデルの構築に向けた試みを2つ紹介します。一つ目は、世論調査データを用いた投票行動実証モデルを前提として、効用最大化アプローチとの整合性を保ちつつ、投票方向に関するミシガンモデルや近年行動経済学の分野でもその重要性が指摘されている心理学的なデータを投票行動モデルに統合するアプローチを紹介します。二つ目は、発想を逆転して様々な説明要因を制御した被験者実験における投票行動を分析するアプローチを紹介します。これらのアプローチの差異やそれを組み合わせた新たなモデリングについて議論することで、新たな研究課題を示したいと思います。

その他:
※参考ウェブページ:こちら
※講義に関するご質問やご要望などがございましたら三谷([email protected])まで連絡いただけると幸いです。

■2008年 9月25日
ミクロ計量モデルによる政治経済分析

ミクロ計量モデルによる政治経済分析
〜離散選択モデルの投票行動分析への適用(仮)〜
講師 三谷羊平氏(コロラド大学,学術振興会PD)

近年,個人の選択行動を分析する手法として離散選択モデルと呼ばれる統計手法が急速に発展しています。消費者が商品を選択したり,有権者が候補者を選択するなど,私たちは何かを選択する機会にしばしば直面します。こうした選択行動を分析するのが離散選択モデルです。
離散選択モデルは,経済学,政治学,経営学など様々な学問分野で使われる応用性の高い分析手法です。
 
今回は,この分野の専門家である三谷羊平氏に,離散選択モデルについて解説してもらいます。特にGCOEで実施する世論調査データの分析や投票行動の分析方法を例に用いながら,分かりやすく離散選択モデルについて講義してもらう予定です。
今回の講義は,グローバルCOEにおける連続講義計画の一環での開講となります。研究科の修了単位科目ではありませんが、離散選択モデルを短期間で体系的に学ぶことのできる貴重な機会です。ぜひ、ご参加ください。

講義計画:
講義1:イントロダクション(なぜ投票行動分析に離散選択モデルが必要か?)
 【日時】9月25日(木)5時限@4-202
 【概要】第1回の講義では、世論調査で得られた投票行動に関するデータに関して基本的な特徴を議論し、その統計分析に必要な非線形確率モデルの基礎について整理します。ここでは、多党制下の投票行動を例にとり何故その分析に離散選択モデルが必要になるかを指摘します。また、理想的な分析モデルを議論しつつ、本講義シリーズの概要を紹介します。
講義2:離散選択モデル(投票行動分析への効用最大化アプローチ)
 【日時】9月26日(金)5時限@4-202
 【概要】第2回の講義では、投票行動分析への効用最大化アプローチの考え方を議論すると同時にその分析手法としてランダム効用モデルを用いた離散選択モデルを定式化します。ここでは、離散選択モデルと非線形確率モデルの関係、効用最大化アプローチと他の投票方向モデルの関係の議論を通して、離散選択モデルの正確な理解を目指します。
講義3:条件付ロジットモデル(投票参加と投票方向の分析)
 【日時】9月26日(金)6時限@4-202
 【概要】第3回の講義では、多党制下での投票行動を分析する上で基本となる条件付ロジットモデルについて具体的に解説します。条件付ロジットモデルの計量経済学的な利点と欠点を整理した上で、投票行動分析への適用に際する課題について議論します。
講義4:ネステッドロジットモデル(投票参加と投票方向の同時推定モデル)
 【日時】10月11日(土)5時限@1-401
 【概要】第4回の講義では、条件付ロジット(或いは多項プロビット)モデルの計量経済学的欠点及び投票行動分析への適用における欠点を再度議論した後、投票参加と投票方向の統合モデルとしてのネステッドロジットモデルを具体的に解説します。先行研究事例を用いて、効用最大化アプローチの観点から投票参加決定と投票方向決定が独立の意思決定であるか否かを議論します。
講義5:混合ロジットモデル(人々の投票行動は多様か?)
 【日時】10月11日(土)6時限@1-401
 【概要】第5回の講義では、個人の選択行動の多様性を計量的に把握できる混合ロジットモデルを紹介します。まず、人々の投票行動は同質的な個人(代表的な個人)を想定したモデルで十分に説明できるのかをモデリングの観点から議論します。その上で、投票行動に関して多様な選好を許容した混合ロジットモデルを具体的に解説します。混合ロジットモデルの推定に必要なシミュレーションの手順やより進んだベイジアンを用いた推定方法などについても紹介する予定です。
講義6:新たな政治経済実証理論の構築(新たな投票行動モデル構築の試み)
 【日時】10月14日(火)6時限@1-401
 【概要】第6回目の講義では、新たな投票行動モデルの構築に向けた試みを2つ紹介します。一つ目は、世論調査データを用いた投票行動実証モデルを前提として、効用最大化アプローチとの整合性を保ちつつ、投票方向に関するミシガンモデルや近年行動経済学の分野でもその重要性が指摘されている心理学的なデータを投票行動モデルに統合するアプローチを紹介します。二つ目は、発想を逆転して様々な説明要因を制御した被験者実験における投票行動を分析するアプローチを紹介します。これらのアプローチの差異やそれを組み合わせた新たなモデリングについて議論することで、新たな研究課題を示したいと思います。

その他:
※参考ウェブページ:こちら
※講義に関するご質問やご要望などがございましたら三谷([email protected])まで連絡いただけると幸いです。

■2007年 2月15日
連続講義「心理学からみた限定合理性」

連続講義「心理学からみた限定合理性」
竹澤正哲(Tilburg大学 専任講師)

現在、経済学における合理性という概念は大きなチャレンジを受け、限定合理性という概念が、新たに注目を集めています。一般的に、限定合理性とは「限られた計算容量のために不完全な意思決定しかできない」ことであるとされ、実際の人間が持つ心理的メカニズムの研究に基づいて、意思決定理論を再構築する試みがおこなわれています。

この講義では、3回にわたり「人間の心理的メカニズムに関する実証的研究は、経済学にいかなる変革を要求するのか」という問題について、考察していきます。

講義1
 2007年2月13日 14:40〜16:10 22号館717教室

第1回の講義では、認知科学者であるMarrが提唱した、3つの異なる理論レベルという枠組みに基づいて、経済学と心理学の関係を議論します。ここでは、行動経済学や神経経済学の目的が、「人間というシステムが達成している目標」という観点からの理論構築を捨て、「人間というシステムを構成するメカニズム」という観点からの理論構築を進める点にあることを指摘します。続いて、効用最大化にとって変わる「人間というシステムが達成している目標」とは何であるのか、認知科学におけるいくつかの議論(適応的意思決定、単純さと情報圧縮の原理)を紹介します。

講義2
 2007年2月14日 14:40〜16:10 22号館717教室

第2回の講義では、プロスペクト理論を例として、経済学に対して心理学からアプローチするための方法を、具体的に考察します。具体的には、「プロスペクト理論で記述されうる選択行動」を生み出す心理的メカニズムについて、いくつかの具体的な研究を紹介しながら、「効用理論をプロスペクト理論で置き換えていく作業=既存の理論を少しずつ修正していくアプローチ」の問題点を考察していきます。

講義3
 2007年2月15日 10:40〜12:10 22号館717教室

第3回の講義では、適応的意思決定の研究拠点である、適応的行動認知研究センター(ドイツ)の最新の研究を紹介しながら、「人間というシステムを構成するメカニズム」と、「人間というシステムが達成している目標」の両方を、同時に研究する事の重要性を考察します。

※なお、講義後に、ディスカッションならびに院生指導をしていただく。

竹澤先生は昨年9月よりTilburg大学に赴任された、新進の社会心理学実験家であり、多くの実験およびシミュレーション研究を行っている。なかでも社会的ジレンマの研究はGLOPE関連研究のテーマに密接に関係している。限定合理性のテーマは、実験を志す学生ばかりでなく、理論を研究する学生にも大いに参考になる。

■2007年 2月14日
連続講義「心理学からみた限定合理性」

連続講義「心理学からみた限定合理性」
竹澤正哲(Tilburg大学 専任講師)

現在、経済学における合理性という概念は大きなチャレンジを受け、限定合理性という概念が、新たに注目を集めています。一般的に、限定合理性とは「限られた計算容量のために不完全な意思決定しかできない」ことであるとされ、実際の人間が持つ心理的メカニズムの研究に基づいて、意思決定理論を再構築する試みがおこなわれています。

この講義では、3回にわたり「人間の心理的メカニズムに関する実証的研究は、経済学にいかなる変革を要求するのか」という問題について、考察していきます。

講義1
 2007年2月13日 14:40〜16:10 22号館717教室

第1回の講義では、認知科学者であるMarrが提唱した、3つの異なる理論レベルという枠組みに基づいて、経済学と心理学の関係を議論します。ここでは、行動経済学や神経経済学の目的が、「人間というシステムが達成している目標」という観点からの理論構築を捨て、「人間というシステムを構成するメカニズム」という観点からの理論構築を進める点にあることを指摘します。続いて、効用最大化にとって変わる「人間というシステムが達成している目標」とは何であるのか、認知科学におけるいくつかの議論(適応的意思決定、単純さと情報圧縮の原理)を紹介します。

講義2
 2007年2月14日 14:40〜16:10 22号館717教室

第2回の講義では、プロスペクト理論を例として、経済学に対して心理学からアプローチするための方法を、具体的に考察します。具体的には、「プロスペクト理論で記述されうる選択行動」を生み出す心理的メカニズムについて、いくつかの具体的な研究を紹介しながら、「効用理論をプロスペクト理論で置き換えていく作業=既存の理論を少しずつ修正していくアプローチ」の問題点を考察していきます。

講義3
 2007年2月15日 10:40〜12:10 22号館717教室

第3回の講義では、適応的意思決定の研究拠点である、適応的行動認知研究センター(ドイツ)の最新の研究を紹介しながら、「人間というシステムを構成するメカニズム」と、「人間というシステムが達成している目標」の両方を、同時に研究する事の重要性を考察します。

※なお、講義後に、ディスカッションならびに院生指導をしていただく。

竹澤先生は昨年9月よりTilburg大学に赴任された、新進の社会心理学実験家であり、多くの実験およびシミュレーション研究を行っている。なかでも社会的ジレンマの研究はGLOPE関連研究のテーマに密接に関係している。限定合理性のテーマは、実験を志す学生ばかりでなく、理論を研究する学生にも大いに参考になる。

■2007年 2月13日
連続講義「心理学からみた限定合理性」

連続講義「心理学からみた限定合理性」
竹澤正哲(Tilburg大学 専任講師)

現在、経済学における合理性という概念は大きなチャレンジを受け、限定合理性という概念が、新たに注目を集めています。一般的に、限定合理性とは「限られた計算容量のために不完全な意思決定しかできない」ことであるとされ、実際の人間が持つ心理的メカニズムの研究に基づいて、意思決定理論を再構築する試みがおこなわれています。

この講義では、3回にわたり「人間の心理的メカニズムに関する実証的研究は、経済学にいかなる変革を要求するのか」という問題について、考察していきます。

講義1
 2007年2月13日 14:40〜16:10 22号館717教室

第1回の講義では、認知科学者であるMarrが提唱した、3つの異なる理論レベルという枠組みに基づいて、経済学と心理学の関係を議論します。ここでは、行動経済学や神経経済学の目的が、「人間というシステムが達成している目標」という観点からの理論構築を捨て、「人間というシステムを構成するメカニズム」という観点からの理論構築を進める点にあることを指摘します。続いて、効用最大化にとって変わる「人間というシステムが達成している目標」とは何であるのか、認知科学におけるいくつかの議論(適応的意思決定、単純さと情報圧縮の原理)を紹介します。

講義2
 2007年2月14日 14:40〜16:10 22号館717教室

第2回の講義では、プロスペクト理論を例として、経済学に対して心理学からアプローチするための方法を、具体的に考察します。具体的には、「プロスペクト理論で記述されうる選択行動」を生み出す心理的メカニズムについて、いくつかの具体的な研究を紹介しながら、「効用理論をプロスペクト理論で置き換えていく作業=既存の理論を少しずつ修正していくアプローチ」の問題点を考察していきます。

講義3
 2007年2月15日 10:40〜12:10 22号館717教室

第3回の講義では、適応的意思決定の研究拠点である、適応的行動認知研究センター(ドイツ)の最新の研究を紹介しながら、「人間というシステムを構成するメカニズム」と、「人間というシステムが達成している目標」の両方を、同時に研究する事の重要性を考察します。

※なお、講義後に、ディスカッションならびに院生指導をしていただく。

竹澤先生は昨年9月よりTilburg大学に赴任された、新進の社会心理学実験家であり、多くの実験およびシミュレーション研究を行っている。なかでも社会的ジレンマの研究はGLOPE関連研究のテーマに密接に関係している。限定合理性のテーマは、実験を志す学生ばかりでなく、理論を研究する学生にも大いに参考になる。

■2005年11月 7日
GLOPE連続講義
Lectures on Political Applications of the Theory of Games

Lecturer: Guillermo Owen

Date: Wednesday, 26 October 16:20-17:50
Room: 1-401
Titles: Representation of Voting Situations as Games
Introduction to the Power Indices

Date: Friday, 28 October 14:40-16:10
Room: 1-401
Titles: Modification of the Power Indices
Games with a Priori Unions

Date: Wednesday, 2 November 16:20-17:50
Room: 1-401
Titles: Spatial Games
The Strong Point

Date: Friday, 4 November 14:40-16:10
Room: 8-411
Titles: Indirect Voting
The U.S. Electoral College

Date: Monday, 7 November 16:20-17:50
Room: 8-411
Titles: Two-Stage Voting
Primary Elections


------------------------------------------

Colloquium on Tuesday, 1 November 16:30-18:00
Room: 1-200
Title: Mobilization under Uncertainty
(joint work with M. Koster, R. Lindelauf, and I. Lindner)

■2005年11月 4日
GLOPE連続講義
Lectures on Political Applications of the Theory of Games

Lecturer: Guillermo Owen

Date: Wednesday, 26 October 16:20-17:50
Room: 1-401
Titles: Representation of Voting Situations as Games
Introduction to the Power Indices

Date: Friday, 28 October 14:40-16:10
Room: 1-401
Titles: Modification of the Power Indices
Games with a Priori Unions

Date: Wednesday, 2 November 16:20-17:50
Room: 1-401
Titles: Spatial Games
The Strong Point

Date: Friday, 4 November 14:40-16:10
Room: 8-411
Titles: Indirect Voting
The U.S. Electoral College

Date: Monday, 7 November 16:20-17:50
Room: 8-411
Titles: Two-Stage Voting
Primary Elections


------------------------------------------

Colloquium on Tuesday, 1 November 16:30-18:00
Room: 1-200
Title: Mobilization under Uncertainty
(joint work with M. Koster, R. Lindelauf, and I. Lindner)

■2005年11月 2日
GLOPE連続講義
Lectures on Political Applications of the Theory of Games

Lecturer: Guillermo Owen

Date: Wednesday, 26 October 16:20-17:50
Room: 1-401
Titles: Representation of Voting Situations as Games
Introduction to the Power Indices

Date: Friday, 28 October 14:40-16:10
Room: 1-401
Titles: Modification of the Power Indices
Games with a Priori Unions

Date: Wednesday, 2 November 16:20-17:50
Room: 1-401
Titles: Spatial Games
The Strong Point

Date: Friday, 4 November 14:40-16:10
Room: 8-411
Titles: Indirect Voting
The U.S. Electoral College

Date: Monday, 7 November 16:20-17:50
Room: 8-411
Titles: Two-Stage Voting
Primary Elections


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Colloquium on Tuesday, 1 November 16:30-18:00
Room: 1-200
Title: Mobilization under Uncertainty
(joint work with M. Koster, R. Lindelauf, and I. Lindner)

■2005年11月 1日
GLOPE連続講義
Lectures on Political Applications of the Theory of Games

Lecturer: Guillermo Owen

Date: Wednesday, 26 October 16:20-17:50
Room: 1-401
Titles: Representation of Voting Situations as Games
Introduction to the Power Indices

Date: Friday, 28 October 14:40-16:10
Room: 1-401
Titles: Modification of the Power Indices
Games with a Priori Unions

Date: Wednesday, 2 November 16:20-17:50
Room: 1-401
Titles: Spatial Games
The Strong Point

Date: Friday, 4 November 14:40-16:10
Room: 8-411
Titles: Indirect Voting
The U.S. Electoral College

Date: Monday, 7 November 16:20-17:50
Room: 8-411
Titles: Two-Stage Voting
Primary Elections


------------------------------------------

Colloquium on Tuesday, 1 November 16:30-18:00
Room: 1-200
Title: Mobilization under Uncertainty
(joint work with M. Koster, R. Lindelauf, and I. Lindner)

■2005年10月28日
GLOPE連続講義
Lectures on Political Applications of the Theory of Games

Lecturer: Guillermo Owen

Date: Wednesday, 26 October 16:20-17:50
Room: 1-401
Titles: Representation of Voting Situations as Games
Introduction to the Power Indices

Date: Friday, 28 October 14:40-16:10
Room: 1-401
Titles: Modification of the Power Indices
Games with a Priori Unions

Date: Wednesday, 2 November 16:20-17:50
Room: 1-401
Titles: Spatial Games
The Strong Point

Date: Friday, 4 November 14:40-16:10
Room: 8-411
Titles: Indirect Voting
The U.S. Electoral College

Date: Monday, 7 November 16:20-17:50
Room: 8-411
Titles: Two-Stage Voting
Primary Elections


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Colloquium on Tuesday, 1 November 16:30-18:00
Room: 1-200
Title: Mobilization under Uncertainty
(joint work with M. Koster, R. Lindelauf, and I. Lindner)

■2005年10月26日
GLOPE連続講義
Lectures on Political Applications of the Theory of Games

Lecturer: Guillermo Owen

Date: Wednesday, 26 October 16:20-17:50
Room: 1-401
Titles: Representation of Voting Situations as Games
Introduction to the Power Indices

Date: Friday, 28 October 14:40-16:10
Room: 1-401
Titles: Modification of the Power Indices
Games with a Priori Unions

Date: Wednesday, 2 November 16:20-17:50
Room: 1-401
Titles: Spatial Games
The Strong Point

Date: Friday, 4 November 14:40-16:10
Room: 8-411
Titles: Indirect Voting
The U.S. Electoral College

Date: Monday, 7 November 16:20-17:50
Room: 8-411
Titles: Two-Stage Voting
Primary Elections


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Colloquium on Tuesday, 1 November 16:30-18:00
Room: 1-200
Title: Mobilization under Uncertainty
(joint work with M. Koster, R. Lindelauf, and I. Lindner)

■2005年 4月23日
21COE-CAS & GLOPE International Conference
Globalization and Contemporary Asia

13:00-16:00 Opening Remarks
Kazuko Mori 毛里和子(Waseda University 早稲田大学)
Lecture by Benedict Anderson“Global Bases for Early Asian Nationalisms”
「アジアにおける初期ナショナリズムのグローバルな基盤」

■2005年 4月22日
21COE-CAS & GLOPE International Conference
Globalization and Contemporaty Asia

10:00-12:30 Session 1: Nationalism and Beyond NationalismLecturer
Benjamin Middleton (Ferris University フェリス女学院大学)

13:30-13:40 GLOPE Project Leader's Address
Shiro Yabushita  藪下史郎(Waseda University 早稲田大学)

13:45-14:45 Keynote Speech by Benedict Anderson
“Looking Back at Imagined Communities after 22 Years” 「『想像の共同体』再考」

15:00-17:30 Session 2: Globalization and contemporary Asia

Panelists:
Rwei-Ren Wu 呉叡人(Academia Sinica, Taiwan 台湾中央研究院)
C.H.Kwan 関志雄 (Nomura Institute of Capital Market of Research 野村資本市場研究所).
Sangjung Kang  姜尚中(Tokyo University 東京大学) 
Eiichi MOTONO  本野英一(Waseda University 早稲田大学)

■2005年 4月13日
メッソドセミナー2005

このセミナーは社会科学の研究に必要な研究手法の効果的な修得を目指しています。実験、シミュレーション、社会調査、アンケート、統計分析などの手法の理論・実際・応用について主要部分を短時間で講義を行い、初心者でも参加できるような基礎からのセミナーを行います。受講はオープンですが、資料の配付は登録した方を優先致します。

○ 日時 毎週水曜日 18:00〜19:30
○ 教室 早稲田大学西早稲田校舎1号館4階401教室
○ 運営担当 須賀、河野、船木、(清水)

○ 前期日程(現時点での予定です。日程前後等の変更の場合があります)
・ 4月13日 イントロダクション(船木)
・ 4月20日 政治経済学入門(河野)
・ 4月27日 世論調査入門(早稲田大学 篠崎・早稲田大学院生 遠藤)
・ 5月11日 [休講]
・ 5月18日 Z−treeの利用法(早稲田大学院生 上條)
・ 5月25日 経済学実験入門(函館みらい大学 川越・船木)
・ 6月 1日 統計ソフトの利用(早稲田大学 上田)
・ 6月 8日 Individual Based Modelシミュレーション(中丸)
・ 6月15日 社会心理実験入門(京都大学 渡部・清水)
・ 6月22日 統計手法紹介−kriging による公示地価の推定−(早稲田大学 西郷)
・ 6月29日 表明選好法入門(早稲田大学 栗山)
・ 7月 6日 効用概念の解体と再生(清水)
・ 7月13日 未定(須賀)

■2004年 9月10日
21COE-GLOPE:夏期メソッドセミナー

21COE-GLOPE:夏期メソッドセミナー2日目
詳細については9月9日の説明を参照してください。

■2004年 9月 9日
21COE-GLOPE:夏期メソッドセミナーのお知らせ
夏期メソッドセミナー

あらかじめ、受講希望者はGLOPE事務局にメールなどでお申し込みください。
実験参加や配付資料は申し込まれた方が優先となります。
また、懇親会への参加希望者も事務局にメールでお申し込み下さい。

セミナー企画委員  船木由喜彦・田中愛治

日時 9月9日(木)・9月10日(金)
場所 1号館401室
対象 大学院生、若手研究者

9月9日(木)
13:00 開講にあたって
13:20〜15:20 第1講 前田忠彦(統計数理研究所)
「共分散構造分析の社会科学における応用―社会調査データへの適用を中心として―」
15:20〜15:45 コーヒーブレイク
15:45〜18:15 第2講 川越敏司(公立はこだて未来大学)
「政治的行動に関する実験」(*実際に実験を行います)
18:30 懇親会

9月10日(金)
10:00〜11:00 第3講 船木由喜彦(早稲田大学)
「投票行動のゲーム理論分析入門」
11:00〜12:00 第4講 内木哲也(埼玉大学)
「経済実験シミュレーション分析」
12:00〜13:20 昼休み
13:20〜14:20 第5講 清水和己(早稲田大学)
「リサーチの進め方:「公正の社会的基礎」研究を題材に」
14:20〜15:30 第6講 田中愛治(早稲田大学)遠藤晶久(早稲田大
学大学院生)
「ミシガン大学ICPSRセミナーの紹介:
経済学と政治学における統計分析の共通点と相違点」
15:30〜16:00 ディスカッション

■2004年 8月 7日
『社会的選択理論の最先端』第1回(続き)

詳細については8月6日の案内を参照してください。

■2004年 8月 6日
『社会的選択理論の最先端』第1回

ロチェスター大学大学院 坂井豊貴
“Recent Developments in Social Choice Theory: Intergenerational Equity,
Indivisible Goods and Walrasian Social Choice”
日時:8月6日,7日
  ともに10時40分〜16時10分(昼休み50分)
場所:3号館第3会議室

連絡先:須賀晃一

Copyright Waseda University, 21coe-glope