Waseda Senior High – Phase III ExpansionWaseda Senior High – Phase III Expansion

早稲田大学創立150周年記念事業早稲田大学 高等学院 第Ⅲ期整備


この場所で進化する、「自由」で「濃密」な学びと交流。

早稲田大学創立150周年事業の一環として、早稲田大学高等学院の第Ⅲ期整備を実施いたします。
ここで過ごした日々の記憶を胸に、次の世代へ学びと交流の場をつなげていくために。
未来へ受け渡すこの歩みに、皆さまの温かなご支援をお願いいたします。

Message学院長からのメッセージ

早稲田大学高等学院
学院長
本木 弘悌

高等学院第Ⅲ期整備は、早稲田大学創立150周年記念の一つの事業として実施されます。 2010年の中学部開設時に竣工した第Ⅰ期整備からはじまった上石神井キャンパスの整備は、この第Ⅲ期をもって完成します。1956年に上石神井に移転してから 70年以上にわたり学院生を見守ってきた校舎の全てが建て替えられます。

学院の敷地にはさまざまな要素をもった空間が存在します。例えば正門から続く欅並木は、自然が織りなす空間です。この並木は高等学院が上石神井へ移転した頃に植えられ、以後70年近くの長きに渡り学院生の成長を見守ってきました。今では3階建ての校舎を越えるほどの高木となり、夏は青々と茂り涼しく、冬は落葉してもの寂しさが漂い、季節感を演出してくれています。

構造物の校舎には、教室などのフォーマル空間と、食堂やラウンジ、廊下などのインフォーマルな空間があります。フォーマルな空間とは時間割や教科などにより制度化されたタイトな空間であり、インフォーマルな空間とは人々が自由に関係を築くルーズな空間を意味します。教室は放課後になれば、友達同士が語らい、笑い合うルーズな空間へと変質します。人間の居場所として、タイトな空間ばかりでは息が詰まります。ルーズな空間も居場所として大切な意味を持っています。都市のなかでも公園や広場がルーズな空間として人々に癒やしを与えるように、余白のように存在するルーズな空間は、人間の創造性と関係性を支える基盤とも言えるでしょう。学院生はこのルーズな空間も上手に活かして成長しているように思います。

高等学院はこうした様々な空間が充実した学校であり、この空間を活かした成長にも伝統があります。第三期整備により学院の空間は再編成されますが、物理的空間は変容しても、学院独特の空間の意味は継承され、学院生の成長を支え続けるものと信じています。どうか次世代の学院生の新たな学び舎に、皆さまのご支援を賜りますようお願い申し上げます。

早稲田大学高等学院
第Ⅲ期整備概要

第Ⅰ期(2010年)・第Ⅱ期(2014年)と順次整備してきた高等学院校舎が第Ⅲ期整備により完成いたします。
第Ⅲ期整備では、物理・生物・地学・化学実験室、美術室、ラーニングコモンズをはじめとした先進的で多様な学びの空間、切磋琢磨しあう生徒たちの交流の場となる食堂等を整備します。生徒たちが学問を修めるための教養と知的探求心、変化の激しい時代に立ち向かう深い洞察力を育む教育環境が整います。

主な対象施設

  • 理科実験室

  • 家庭科室

  • 美術室

  • 西グラウンド

  • 食堂

  • 教員室

写真で振り返る
高等学院の原風景

写真に残る風景は、ただの建物や設備ではなく、生徒たちが知を探り、仲間と夢を語り、学びに心を震わせた時間そのものを映し出しています。
いつか忘れたはずの光景が、ふとした瞬間に蘇るように、この校舎には世代を越えて共有される思い出が息づいています。第Ⅲ期整備により新たな教育環境が整う今、その懐かしい情景は、次の世代へと受け継がれる未来の原風景となっていくでしょう。

1926年 第一高等学院校舎
1926年 第二高等学院校舎
1957年 レスリング練習風景
1957年 バスケットボール試合風景
1957年 校舎全景 航空写真
1957年 木漏れ日が揺れる校舎
1957年 校舎へつながる並木道
1974年 校舎全景 航空写真
1979年 掲示板を見る生徒たち
1979年 秋に色づく並木道
1980年 北グラウンドへ続く中庭
1980年 第二体育館前の電話ボックス
1980年 北グラウンドでの体育授業
1981年 春 2階渡り廊下
1982年 講堂の壁面
1982年 北グラウンドでの体育授業
1982年 食堂裏の木漏れ日
1982年 銀杏越しの北グラウンド
1982年 登校中の生徒たち
1982年 講堂へ向かう渡り廊下
1982年 窓から眺める2階渡り廊下
1982年 掲示板前の生徒たち
1987年 夕暮れの観測台
1988年 食堂献立価格表
1988年 授業風景
1988年 駐輪場
1988年 教室の窓から
1988年 校舎裏の団欒
1989年 中庭から見る校舎
1989年 欅並木を歩く生徒たち
1989年 紅葉のテニスコート
1989年 雪が積もるグラウンド
1989年 入学式
1989年 入学式式場
1990年 教員室横の外階段
1990年 プールと第三体育館
1990年 校舎入口からの並木風景
1990年 第三体育館
1991年 図書室入口の大隈重信像
1992年 学院案内図
1992年 駐輪場
1992年 体育後の生徒たち
1992年 野球を楽しむ休み時間
1992年 学院祭で演奏する吹奏楽部
1992年 図書室の日常
1992年 図書室で本を借りる生徒
1992年 陽が差し込むピロティ
1993年 72号館の階段下
1993年 西側テニスコート
1993年 雪の日の渡り廊下
1993年 ゴルフ練習場
1993年 74-2号館 第三体育館
1999年 緑・赤・黄階段
1999年 掲示板
1999年 食堂脇の自動販売機
1999年 生徒用ロッカー
1999年 練習中のラグビー部
1999年 練習中の水泳部
1999年 練習中の洋弓部
2000年 掲示板
2000年 ハンドボール用シューティングボード
2002年 71号館 図書室入口
2006年 校舎全景 航空写真

「早稲田大学創立150周年記念事業募金」
募集要項

募金目標額 300億円

※早稲田大学150周年記念事業全体での目標金額

寄付金額

個人:1口1万円

※1万円未満のご寄付も有り難くお受けいたします。

団体・法人:1口の金額は特に定めておりません

募集期間

2025年10月1日~2033年3月31日

顕彰

「創立150周年記念事業募金」へのお申込み時に、使途をご指定いただけます。
「早稲田大学高等学院 第Ⅲ期整備」をご指定の上、一定額以上のご寄付を頂戴しました場合には、高等学院に設置予定の寄付者銘板にて末永くご芳名を顕彰させていただきます。

詳しくはこちら

返礼品

期間内に一定額以上のご寄付を賜りました個人様を対象に、
金額に応じた各種特典をご用意しております。

※ 特典の対象となる寄付金額は、2025年10月1日~2027年3月31日のご寄付の累計金額です。

累計3万円以上の寄付

150周年記念オリジナル
手ぬぐい
<寄付者限定・非売品>

国内で受け継がれてきた伝統の「注染」技法により、熟練の職人が一枚ずつ丁寧に染め上げた特別なアイテムを感謝を込めてお届けします。

累計10万円以上の寄付

150周年記念オリジナル
ボールペン
<寄付者限定・非売品>

ともに百年を超える歴史を紡いできた早稲田大学とイギリスの筆記具ブランドPARKER のコラボレーションによる、寄付者限定オリジナルデザインのボールペン。ご支援をいただいた皆さまへの感謝を込めてお贈りいたします。