第 III 期実施計画 (2012~2014年度)の方向性

第Ⅲ期計画(2012-14年度)の方向性

第Ⅱ期までの成果を踏まえて「世界レベルの教育研究の提供」を目指すことになるが、これは「情報化推進」の枠組みの中とはいえ早稲田大学の将来像そのものであり、Waseda Vision 150を実現する核心戦略を具現化する仕掛け・仕組みの構築を、次の5つの柱立てのもとで進めることが適切なアプローチになる。

(1)教育支援システムの構築

(2)研究支援システムの構築

(3)学生・校友支援システムの構築

(4)大学運営支援システムの構築

(5)サイバーセキュアキャンパスの整備

WasedaVision150と情報化推進(中長期計画)の関係

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(1)教育支援システムの構築

ICTを活用した教育支援システムの提供とさまざまな授業での利用促進により、教育内容のオープン化と教育の質向上を図るとともに、授業形態を革新し、学生の学習効果を高める。

すなわち、以下の図で示すように、授業内容のデジタル化とオンデマンド授業の拡大により授業内容を公開し、そうした教育のオープン化や授業支援システム・授業形態の革新、学習ポートフォリオの確立と学習意欲の高揚を図る施策によって、「教育内容の公開と多言語化」「対話型、問題発見・解決型教育への移行」「グローバルリーダー育成のための教育体系の再構築」に寄与する。

教育支援とVision 150の関連性

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(2)研究支援システムの構築

研究費管理に係る事務手続きを軽減する仕組みおよび研究者間の情報共有や研究成果の蓄積・発信をサポートする研究支援システムの提供により、研究活動を支援し、研究成果情報の社会発信を促進する。

すなわち、以下の図で示すように、研究事務・手続きの軽減(研究に専念できる環境の提供)、研究活動の生産性向上、研究成果(情報)発信の強化を図る施策によって、「独創的研究の推進と国際発信力の強化」に寄与する。

研究支援とVision 150の関連性

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(3)学生・校友支援システムの構築

ゼミやサークル、校友会などさまざまなコミュニティで学生・校友・社会人の交流をサポートするシステムの提供により、学生生活を活性化させるとともに、早稲田への帰属意識を高め、ワセダファン拡大を図る。

すなわち、以下の図で示すように、学生生活・課外活動の活性化、校友等コミュニティの活性化、アカデミック・コミュニティの活性化を図る施策によって、「新たなアカデミック・コミュニティの形成」に寄与する。

学生・校友支援とVision 150の関連性

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(4)大学運営支援システムの構築

制度変更等に応じたシステム改修や機能拡張および、業務の効率化・標準化を支援するシステムの提供により、職員業務の構造改革を推進する。

すなわち、以下の図で示すように、業務の正確性・生産性の向上、事業のPDCAサイクルの確立と可視化、業務構造改革の推進を図る施策によって、「進化する大学の仕組みの創設」「財務体質の強化」「教職員の役割と評価の明確化」に寄与する。

大学運営支援とVision 150の関連性

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(5)サイバーセキュアキャンパスの構築

利用者が安心して安全に利用できる情報環境の提供と、日常的な各種情報システムの利用促進により、本学の情報資産を守り、ICT活用をベースとした全学のグローバル化に寄与する。

具体的には以下の図で示すように、情報セキュリティの維持、情報インフラの整備、次期システムの開発(整備)、利用者支援サービスの向上を図る施策によって、「教育支援システムの構築」「研究支援システムの構築」「学生・校友支援システムの構築」「大学運営システムの構築」を実現することとする。

サイバーセキュアキャンパスの整備と各支援システム構築の関係

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なお、これまでの成果は、教務部が大学全体の情報化を企画・調整・統括し、関連会社を中心に据えた戦略的アウトソーシングを最大限活用した情報化推進体制と、教育における産学連携の仕組みであるデジタルキャンパスコンソーシアム(DCC)によるところが大きかった。

情報化の推進体制

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よって、Waseda Vision 150の実現に資する第Ⅲ期計画の推進においても、現状の体制をベースとした、教務部による大学全体の情報化統括、関連会社と全体最適を図る戦略的アウトソーシング、DCCを活用した21世紀型大学モデル実現への取組みとなることは疑う余地はない。さらに効果的な推進のためには、教育システム・授業方法改善等を検討する組織との連携や現状組織の再編も検討しなればならない。

また、情報化予算、特に学生一人当たり情報化投資額は増やしていくべきであるが、大学財政に鑑みると、単に拡大するのではなく戦略的に組み替えながら費用対効果を最大化することが必要となる。

今後の情報化に向けた予算組み替えの考え方

今後の情報化に向けた予算組み替えの考え方(↑クリックすると拡大します)

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