場所: ワセダギャラリー 撮影: 2017/6/1
5月19日~6月1日までワセダギャラリーにて、「第2回ブータンフォーラム」の展示会が開催されました。この展示はミュージアムウィークの催しの一環として、実施されたものです。日本ブータン研究所が主催し、日本ブータン刺繍協会と大分大学都甲研究室が共催しました。
日本ブータン刺繍協会は、ブータンの刺繍を通して日本とブータンの人々がつながり、学びあい、理解しあい、より良い未来を楽しく作っていきたいという理念のもと、日本でブータンの刺繍を学ぶ人たちを中心に2016年に設立されました。設立のきっかけとなったのは、2015年ブータンの首都ティンプーにあるゾーリッグ・チュスム工芸学校にて開催した、日本人によるブータン刺繍作品展です。日本人がブータンの刺繍に敬意とあこがれをもっていることを伝えたいという思いからでした。この作品展が、日本とブータンのさらなる交流の始まりとなりました。
同工芸学校で開催された交流のシンボルとなるエンブレムを決めるコンテストでは、「平和と友情」をテーマに、45名の学生から51作品の応募がありました。そのバラエティーに富んだ作品のすべてが、ワセダギャラリーに展示されました。その他にも、天然染料で染色した糸や布、学校で使用されている教科書・副読本、絵本・書籍や新聞等が展示されました。ブータンの国語はゾンカ語ですが、国語以外はすべて英語で授業が行われているそうです。展示物のほとんどは英語で書かれていました。
ヒマラヤの王国ブータンについて、色々な角度から楽しく学んでみようとの主旨で開催されたブータンフォーラム、お楽しみいただけましたでしょうか。ご来場ありがとうございました。(や)