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自主的に学び、発表する力をつける マーケティング・サイエンスのゼミ

ゼミ紹介

自主的に学び、発表する力をつける マーケティング・サイエンスのゼミ

公開日:2009/04/01

ゼミのテーマは「マーケティング・サイエンス」。科学的な手法でマーケティングにアプローチする分野だ。ゼミでは、企業・官公庁などが公開しているデータや、学生がアンケートを取って集めたデータなど、実際のデータを分析・整理する。そこから、企業がどのような意思決定をするかまでの、一連の流れを学んでいく。講義、課題の研究発表などの通常のゼミのスタイルに加え、ディベート(あるテーマを否定・肯定の立場から討論する)、ケーススタディ(実際の企業の問題を検討する)なども取り入れている。

研究室DATA

守口 剛 教授
守口ゼミナール(商学部)
所在地:早稲田キャンパス11号館

https://moriguchihp.wixsite.com/moriguchi-seminar

データ分析から独自の提案まで

 ゼミの今年のテーマは『不況に打ち勝つマーケティング』。企業でも必死になって取り組んでいるテーマだと思うのですが?

 「そうです、その中で、企業の人が気づかないことをひとつでも提案したいと思ってます」と言うのは3年生の岡部さん。今、ゼミ生たちがチームで取り組んでいるのは「学生のビール離れを調査・分析してビール業界の再生案を提案する」「ニコニコ動画などの、フリーミアムと呼ばれるビジネスモデルが、不況下でも元気な理由を探る」などだとか。なるほど、大学生ならではの視点で面白そうですね。「面白いですよ! ここでは、先生から課題を与えられることはなくて、自分のやりたいテーマに取り組めるんです。やりたいことが多すぎて、いつも忙しくて大変だけど(笑)」

 データを分析する方法を学ぶだけでなく、独自の提案までするとなれば、かなり真剣に取り組む必要があります。忙しくなるのもうなづけます。
 同じく3年生の森澤さんも「がんばってるゼミがいいと思ってここにはいりましたが、みんなちょっとがんばりすぎ(笑)。体力的にもつかなと思ったこともあります。でも、がんばる人を“何やってんだ”って目で見ないで、励ましあう雰囲気なのが好きです」

 そんなゼミを率いる先生はどんな人?「見た目はこわもてだけど(笑)、すごくやさしい。質問に行くと、何がわからないかを汲み取ってくれた上で、ていねいに教えてくれます。(森澤さん)」「新歓合宿で、先生がサンタのコスプレで登場したのを見て、こわそうだと思ってた印象が一気にふっとんだ!(岡部さん)」。

3年・岡部 裕さん

社会に出て活用できる技術を磨く

 「学生には知識だけでなく、研究発表のしかた、それをもとにディスカッションする能力といった、社会に出て活用できることを身につけていってほしい」と守口先生。その言葉通り、とにかくこのゼミは、皆の前で発表するチャンスが多いのです。
 ゼミを選択した学生は、「本ゼミ」と「サブゼミ」に参加します。本ゼミは先生の講義と、学生の発表を組み合わせたスタイル。サブゼミは学生だけの勉強会です。本ゼミの講義をもとに、サブゼミでテーマを決め、3~4人のチームで研究をまとめる、それを本ゼミで発表する・・・というサイクルになっています。

 普段のゼミ発表のほか、毎年「関東10大学ゼミ討論会」にも参加。ここでは、200人ほどの学生の前で研究発表をするのだそう。「時間をかけて準備し、外の人の目にさらされる経験をすると、ゼミの中での発表も非常にレベルアップしますね(守口先生)」。

 森澤さんは「皆の前で発表するのは、最初は緊張して震えました! でも、ゼミで何度も経験したり、他大学の人の前でもプレゼンしたり、場数を踏んで慣れてきました」と言います。ゼミの説明会で先輩が発表する姿を見てあこがれたという森澤さん。この1年で磨いたプレゼン能力で、後輩を感動させる日も近そうですね。

大きなスクリーンを使って発表中

先生からのメッセージ

 早稲田大学商学部では、少人数や中規模のクラスの授業が多く展開されていて、ゼミが活発なことも一つの特徴です。かつての早稲田=大人数クラス、というイメージは大きく変わってきています。また、商学部には多様な専門分野を持つ、優秀な教員が数多くいます。皆さんが本当に勉強したい領域が、必ず見つかると思います。

先輩からのメッセージ

 早稲田のよさは“仲間と全力で何かに取り組む”文化があること。これはぜひ経験してほしいと思う。大学は、人生で一番楽しいところだ!

3年・岡部 裕さん

このゼミを目指すキミに先生おすすめの本

なぜこの店で買ってしまうのか──ショッピングの科学』パコ・アンダーヒル著/鈴木 主税、福井 昌子訳(ハヤカワ新書)

 普段何気なく商品を検討して購入している私達の買物行動の性質が、この本を読むと良く分かります。著者は、買物行動に関する調査をもとにさまざまな企業に対してアドバイスを行っているコンサルタントで、スターバックスやGAPなどの有名企業もクライアントになっています。マーケティングと消費者行動の面白さを味わうことができる本です。