HOME > 早稲田の授業を体験してみよう >
オープンに話せる場から、研究テーマが見えてくる 企業研究の人気ゼミ

ゼミ紹介

オープンに話せる場から、研究テーマが見えてくる 企業研究の人気ゼミ

公開日:2009/04/01

大学の卒業生の多くが企業(社会)という組織に入り、その一生の多くを企業で過ごすことになります。このゼミでは、その多くの時間を過ごす企業というものの「仕組み」や「機能」を研究しています。たとえば、どういった広告・宣伝をすれば利潤を多く生み出せるか。どういった組織構造を採ることが効率的か。さらにはどのように企業活動に必要な資金を集めればよいのか、などを研究していきます。

研究室DATA

井上 正 教授 (経営学)
(社会科学部 商学分野)
所在地:早稲田キャンパス14号館

http://www.f.waseda.jp/inoue/

人気の秘密は?

 このゼミは、2年生から参加可能。企業活動の全般的な勉強をした後、各自が興味のある研究に取り組みます。
 受動的ではダメ、とにかく自分で考え、発言することが大切...というのが井上先生の主義。「2年生のゼミは静かで、真面目に言われた通りに勉強する。学年が進むにつれてだんだんうるさくなる(笑)。言いたいことを言ってもいいとわかってくるからね。」

 2年の伊藤沙羅さんは「このゼミを選んだのは、見学に来たとき、先生も学生もオープンに話し合っているのがいいと思ったからです。先生はどんな話をしても反応を返してくれて、本当に盛り上げるのがうまいんです」。他の学生たちも「何でも話せるけど、先生はもっとしゃべる(笑)」「どんな相談にものってくれる」と声を揃えます。ゼミの定員は15名(2年)なのに、今年は60名近い応募があったのだそう。人気の秘密は、先生の盛り上げ上手にあるのかも...。

2年・伊藤 沙羅さん

チームで取り組む研究

 2年生のゼミでは、夏の合宿でテーマを決め、共同研究を行います。ここ数年のテーマは、携帯電話の会社比較、テーマパークの研究、アルバイト経験をもとにしたコンビニの戦略についての研究など。先生が「私はあまり制約をしません」とおっしゃるだけあって、学生たちはとことん話し合う中で、自分たちにとっての“興味のあるテーマ”を探し出しているようです。
 チームで研究するという目標があるためか、何でも話せる雰囲気のせいか、「このゼミはみんな仲がいいですよ」と上野佳則さん。「授業以外でも集まってメシ食いに行ったり、一緒に資格試験を受けに行ったりとか」。

 研究成果は早稲田祭で発表しているそうなので、興味のある方はぜひのぞいてみてください。ゼミ生のチームワークのよさが伝わってくること間違いなし!

上野さん「いい先生なんです、時間にはルーズだけど(笑)」

先生からのメッセージ

 知識を詰め込むだけでなく、「なぜ、どうして?」という疑問をもって、何事にも取り組んでみてください。世の中にはわかっているようで、わからないことが、思いのほかたくさんあります。それらをどのように解決すればよいかを自分の頭で考えてみてください。

このゼミを目指すキミに先生おすすめの本

組織の限界』ケネス・J.アロー著/村上 泰亮訳(岩波書店・岩波モダンクラシックス 1999年)

 ノーベル経済学賞受賞者でもある著者が,組織について書いた啓蒙的な名著です。経済社会における意思決定主体としての組織の重要性や、市場そのものも内部構造を持つ組織として捉えることの有効性などを指摘し、現代社会を覆い尽くす組織と市場の関係を述べています。1976年刊の再刊。

経営学入門』榊原 清則著(日本経済新聞社・日経文庫 2002年)

 経営学をまったく知らない人でも読むことができるよう、やさしく記述されています。
実際のケースも多く紹介されていますので、飽きずに読むことができると思います。