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Gakuvo主催 PR力コンテスト グランプリ受賞!
ワークキャンプが教えてくれた “出会いの大切さ”

梶田 恵理子さん


[プロフィール]
■かじた・えりこ
1989年愛知県生まれ。清林館高等学校卒業。社会科学部4年。WAVOC主催ハンセン病問題支援学生NGO「橋―QIAO」所属。第5期代表を務めた。ハンセン病回復者の村で活動する団体によるアジアキャンプネットワーク「DAWN」の活動で、Gakuvo主催の第1回PR力コンテストでグランプリを受賞。現在9月開催予定の「第1回インドハンセン病コロニーワークキャンプ」開催に向けてインドワークキャンプ団体「namaste!」を新たに旗揚げし、活動中。

DAWN:http://dawn-workcamp.net/
namaste!:http://workcamp.namaste.jp/



 本学には、数多くのボランティア団体が存在する。参加する理由やきっかけは人それぞれ。しかし共通しているのは「活動を通じて、心の奥が熱くなる瞬間や確かな手応えを感じている」ということだ。梶田さんも屈託のない笑顔で「今、生きているのが楽しい!!」と思わず口にする。がむしゃらに、まっすぐに「ワークキャンプが大好きです」と語る梶田さんからは、生きるエネルギーが伝わってくる。

 梶田さんが所属する学生NGO「橋―QIAO(チャオ)」は、中国にあるハンセン病の回復者の村(コロニー)でワークキャンプを行う団体だ。休み期間に2週間程滞在し、村人と現地の大学生と共同生活をする。道路の整備・屋根の修理などの労働を通じて交流を図り、現地でハンセン病に対する差別・偏見をなくすための活動をしている。


▲中国にあるハンセン病の回復者の村で出会ったおじいちゃんと

 「非日常的な環境の中で、泣いたり、笑ったり、怒ったり、感情をぶつけ合って心を裸にすることで、お互いに一人の人間として向き合えるのが、この活動の魅力です」と梶田さんは話す。「ボランティアをしているという意識ではなくて、単純に相手を好きになって、また会いたくなるんです。現地の人も私たちを待っていてくれる。背負った過去や国籍関係なく、人は絆を感じることができるんです。出会いは人を幸せにします!」。

 梶田さんがボランティアに関心を持ったきっかけは、一粒のチョコレートだった。オーストラリアに留学した高校2年生のとき、同級生が2ドルのチョコを3ドルで売って1ドル募金していた。日本にはない日常的なボランティアのかたち。「たった一粒のチョコを買うだけで、私の知らない人とわずかなつながりを築くことができることに気付きました」。帰国後、多角的に社会問題を学んでみたいと思い、本学の社会科学部に入学した。「早稲田はボランティアの土壌があって、活動しやすいですね。QIAOの仲間に出会えて、中国に行く機会を与えてくれたことに感謝しています」。

 梶田さんは現在、別のNGOアジアワークキャンプネットワーク「DAWN(ドーン)」での活動も行っている。DAWNの活動目的はアジアでワークキャンプを行っている団体同士をつなぐことだ。小さな活動も、お互いが手をつなぐことでもっと大きな活動になる。広報活動にも意欲的で、昨年行われた日本財団学生ボランティアセンター(Gakuvo)主催のPR力コンテストにも参加。ボランティアの魅力を伝えるためのCMコンテストだ。梶田さんは、楽しい雰囲気を伝えられれば、ワークキャンプの力を理解してもらえると信じて制作。とにかくワークキャンプの楽しさが分かる、テンポの良い明るいCMに仕上がった。「出会いに行け!」というキャッチコピーにすべての思いを込め、見事グランプリを受賞!

 今後は、インドのハンセン病回復者の村にワークキャンプを展開する予定。「ワークキャンプを通して人はみな同じ人間だということを知っている人が多くなれば、インドはもっと住みやすい国になると思います。将来的にはインドに住んで、ワークキャンパーの拠点になるゲストハウスを建てたいです」。梶田さんの情熱は、さらに高まっていくばかりだ。



 

梶田 恵理子さん
▲梶田 恵理子さん

チャオの仲間たちと家屋建築の作業中
▲ チャオの仲間たちと家屋建築の作業中

Gakuvo主催第1回PR力コンテストの様子
▲Gakuvo主催第1回PR力コンテストの様子

ビジュナプール村の風景。左が梶田さん
▲ ビジュナプール村の風景。左が梶田さん


▲ 「ホーリー祭」という色粉をかけ合う春祭り♪

 
1253号 2011年8月4日掲載