目指せ! 地球村ワセダ人

ウズベキスタン共和国 タシケント出身
Alimov Umidjon(アリモフ ウミドジョン)さん


 ウズベキスタン共和国 タシケント出身。タシケント経済大学卒業。 2002年アジア太平洋研究科国際経営学専攻修了。2003年度アジア太平洋研究科博士課程入学。"Financing Uzbekistan Development    ――ODA,FDI,Domestic Savings"をテーマとして研究中。
ナヴォイ劇場
▲ナヴォイ劇場
 「カザフスタン、キルギスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタン、タジキスタンという中央アジアの "ファイブ・スタン(国の意味)"(日本人がこれらの国をまとめてこのように呼んでいます)のうち、タジキスタン以外は、元々はトルキスタンという国でした。関西と関東の方言かそれ以上の違いはありますが、元トルキスタンの国々ではゆっくり話せば言葉は大体通じます。トルコ、アゼルバイジャンもそうです。これらの国々は、アルタイ語系に属しており、日本語もこのグループです。ウズベキ人にとって文法的には近いので、日本語を話すことは学習しやすい。しかし、漢字は難しいので、読み書きは大変です」

 「ウズベキ人は日本の文化や国民性に共感をもっています。それは3つの理由からです。第一に、日本人は、体が小さいのによく働くからです。第二次大戦時、ウズベキスタン(当時はソ連の一部)で抑留された日本人がNavoi Opera Theater (ナヴォイ劇場)を作らされたときの印象です。すごくきれいな劇場を作ったと評価され、今もこの劇場は残っていますよ。第二に中山大使がウズベキスタンの大使でいらしたときに、いろいろな学校で日本のことを紹介し、日本のイメージをきれいに見せてくれました」

 「最後に、テレビドラマ『おしん』の大人気。2年にわたり2度もテレビ放映され、食事を途中で止めてまでTV画面に釘付けになっているウズベキ人がたくさんいました。今、ウズベキスタンで日本人のイメージは "おしん" そのものです。日本人はバザール(市場)で、必ず "おしん" と声をかけられますよ。 "おしん" は、すごくがんばって自分の生活を切り開いているのが魅力です。私のお母さんやお婆さんは、昔のウズベキスタンみたいで懐かしいと言っています。ウズベキスタンはシルクロードのほぼ中心地に位置しており、歴史的に有名なサマルカンド、ブハラなどの町の観光に、多くの日本人が訪れます。シルクロード観光で訪れる日本人も、感じがいいですね」

 「私の知っている限りでは、ウズベキスタンに抑留されていた日本人のお墓がタシケントとアングレンにあります。これは、ウズベキ人が自発的に作ったもので、ウズベキ人と同じ墓地にあります。お墓の隣の民家には、1室に日本の歴史的なパネルや写真を展示しているところがあります。このようなところは珍しいと思います」

 「街行く人々を眺めていても、インドと日本ですごく違う。インドでは、多分、服も、食べる物もないのに、皆すごく"Happy"な顔をしています。新宿や日本橋では、多分すごくお金持ちでも、あまり"Happy"な顔をしていません。この違いは何だろう? 早稲田大学の学生時代が、一番楽しいときかもしれませんね。会社に勤めれば、日本の会社には重いプレッシャーがあるようですね。仕事ばかりで家族のことを忘れてしまっているので、もっと家族を大事にしたらいいと思いますが、いかがでしょうか?」

(2003年12月4日掲載)