NEWS & TOPICS
| TOP PAGE  | NEWS & Topics  |

早稲田大学の学生諸君に

学生部長 岩井 方男

 このごろの報道、あるいは大学内の告示を見て、皆さんはさぞ驚いているでしょう。2つの破廉恥な犯罪行為の容疑者として、早稲田大学の4人の学生が、警察に逮捕(内1人は起訴)されたのですから。
 いまだ裁判が始まっていませんから、彼らがどの程度犯罪に関与したのか明らかではありません。また、この文を読んでいる皆さんは、犯罪とは無関係です。しかし、このような反社会的な行為に、早稲田大学の学生が登場しているという厳然たる事実があります。この件に関して、私の所感を手短に述べます。
 早稲田大学は学生諸君を大人とみなし、諸君の自由を尊重してきましたが、自由と放縦とを混同してはなりません。例えば早慶戦の夜には、大学が再三警告したにもかかわらず、常識の限度を超えた行為に及ぶ学生がいました。皆さんは、早稲田大学の学生であれば、多少度を過ごしても許されると思ってはいませんか。
 もし皆さんの心の中に、「ちょっとぐらいなら」と思う心が一片でもあれば、それは甘えであり、見方によっては傲慢そのものです。早稲田大学の学生としての誇りと、傲慢は別物です。自由と放縦、誇りと傲慢との混同が嵩じてこの件に至った可能性は高い、と私は考えています。
 両事件ゆえに、早稲田大学の学生であるというだけで、皆さんに対しても心無い非難が浴びせられるかもしれません。そのような非難は、事件と無関係な皆さんには不当である、と思われるでしょう。まさにそのとおりです。
 しかし、それに反発するだけではいけません。早稲田大学は反省すべき点は反省し、名誉回復のための精一杯の努力をいたします。皆さんも、ぜひ学生としての品位を守り、大学に協力していただきたい。そのような地道な努力を積み重ねることこそ、早稲田大学の誇りです。

(2003年6月26日掲載)

| TOP PAGE  | NEWS & Topics  |