当研究室では、都市分野と交通分野の二つの軸で研究を行っています。
都市分野ではスマートシティ、環境にやさしい都市、コンパクトシティ、TODといったテーマに関する研究を行っています。
交通分野では自動運転、LRT、本源需要、交通安全といったテーマに関する研究を行っています。
研究テーマ
研究室についてひとこと
都市計画グループ
都市のあり方を考える
持続可能な社会を形成するためには、人口の減少、情報通信技術の高度化、地球環境問題への対策、そしてアフターコロナ等、変化していく社会に合わせた都市のあり方を考えていかなければなりません。本研究室では、ICTを利用した都市として「スマートシティ」や、「環境にやさしい都市」といったキーワードを中心に、未来の都市について研究を行っています。
- 次世代交通をはじめとする各種政策の導入効果や、感染症蔓延の影響などを定量的に推計することで、環境にやさしい持続可能な都市を実現するための研究
- スマートシティの持続的な運営について事例分析等を通して検討する研究
- スマートシティでの活動を担保するデータプラットフォームや3次元都市モデルの構築に対して、都市計画の観点から検討する研究
-具体例-
都市空間を形作る
社会の変化に応じた都市のあり方や、将来の理想像に基づいて、フィジカルな都市空間もまたその形態を変化させていく必要があります。人口減少社会に合わせた集約型都市構造「コンパクトシティ」や、その形成に向けた次世代交通を含む公共交通を中心としたまちづくり「TOD(Transit Oriented Development)」といったキーワードに関する研究を中心に扱っています。
- コンパクトシティにおける交通や土地利用のシミュレーションを実施して、都市財政への影響を定量的に把握する研究
- 東京の私鉄沿線に着目して、土地利用の長期的変化を詳細に調べることで、日本型のTODのあり方を模索する研究
- 交通シミュレーション・景観シミュレーションによる、次世代交通の連携を通した駅まち空間に関する研究
-具体例-
交通計画グループ
交通のあり方を考える
社会状況の変化、それに伴う都市の変化に合わせ、交通体系も状況に即したものに変化させていく必要があります。LRTや自動運転、電気自動車といった「次世代交通」の導入に関する研究や、移動そのものを楽しむ「本源需要」などのキーワードに関する研究を中心に行っています。
- 位置情報ビッグデータを用いた、身近な生活圏での多様な活動を把握できる交通需要推計モデルに関する研究
- 交通体系全体でのエネルギーマネジメントを見据えた、電気自動車とLRT間での電力相互融通や、それが都市に与える影響に関する研究
-具体例-
交通空間を形作る
変化する交通体系や土地利用の変化に合わせて、道路空間や駐車場といった交通インフラも再編が必要になります。また、より安全な交通環境の構築のためにも、適切な交通施設の整備が重要になります。前述した「次世代交通」の他に、道路空間の路肩部を指す「カーブサイド」、また交通安全分野における「AIの活用」といったキーワードに関する研究を中心に行っています。
- 交通シミュレーションを通じた、自動運転社会に対応した道路空間に関する研究
- 統計学や交通心理学などに基づく、交差点改良などの施設整備、交通取締り等の実施がもたらす交通安全に関する研究
- 交通流シミュレーション技術を用いて大規模開発の交通影響を事前に調査・予測し、立地後の影響を最小限に抑制する交通アセスメントに関する研究
-具体例-