Safety Time Out

Safety Time Out

SPOは日本ラクロス協会の医科学委員会と協力して「Safety Time Out(STO)」を作成しました。STOでは、試合開始前に緊急事態が発生した際にとるべき行動を、試合に参加する両チームのメディカルスタッフ(不在の場合は代表者)、審判、試合管理者で確認します。

この確認作業は「Medical Time Out」とも呼ばれており、海外ではアスレティックトレーナーや救急隊が試合会場で事前に緊急事態発生時のプロトコルを確認したり、現場に準備されている資材を把握したりすることで、「もしもの時」に円滑な対応ができるように準備します。

日本ラクロス協会のSTOは、The Kyle Group とKorey Stringer Instituteが作成したMedical Time Outを元に作成されました。STOでは、国内の大学スポーツにおいて医師やアスレティックトレーナーなどの有資格者が常駐している現場が少ないことを鑑み、チェック項目の内容を有資格者でなくても実践できるものとしました。有資格者がいない環境で試合をする時こそ、救急車要請までの迅速な対応が問われます。STOを通してスポーツセーフティマインドを共有していきましょう。

Safety Time Outの導入にご興味のある自治体・競技団体の方は、早稲田大学スポーツ科学学術院の細川までお問い合わせください。