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グーグル、マイクロソフト、フェイスブックのサービス追加の相互作用

根来 龍之(早稲田大学大学院教授/IT戦略研究所所長)
吉村 直記(デジタル経営研究センター)

要旨

 本稿は、グーグル、マイクロソフト、フェイスブックというネット系プラットフォーム事業者の相互影響関係に関する記述的分析である。この3社は極めて早いスピードでサービスを追加あるいは強化し、事業構成を変化させていくなかで相互の競争関係を変化させてきた。
フェイスブックはコンシューマ向けサービスに集中している会社であり、法人向けサービスも対象に含めた場合、3社間の関係が部分化するため、グーグルとマイクロソフトについてもコンシューマ向けサービスに分析の対象を限定している。本研究は、各社の設立時期から現在(2012年1月)に至るまでに追加されたサービスを調査・抽出し、分析するものである。

 事例分析を通じて、グーグル、マイクロソフト及びフェイスブックの3社が、相互に影響されながら、時系列にサービスを追加することによって、事業者間の競争関係が変化していくメカニズム、またサービスの追加の仕方でその成功度が変わっている可能性を明らかにした。
この事例は、出発点となるサービスが異なる、あるいは当初のビジネスモデルが異なる事業者が時系列にサービスの追加を行っていくことで強い相互影響関係また強い競合関係を持つに至った事例でもある。
本稿の事例分析は、時とともに、相互の競争関係が変化する企業同士の相互作用を分析する研究の端緒となる。

キーワード

相互影響、サービスの追加、事業変化 、競争関係変化、ネットビジネス

掲載

2012年5月掲載

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