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ソフトウェア製品のパラレルプラットフォーム市場固有の競争戦略

根来 龍之(早稲田大学大学院教授/IT戦略研究所所長)
釜池 聡太(早稲田大学大学院商学研究科 博士後期課程)

要旨

ソフトウェア製品において見られる市場の一つとして、共通のプラットフォーム(結合プラットフォーム:技術や仕様など)によって媒介される、(広義の)コンテンツ提供側プラットフォームと閲覧側プラットフォームがセットとなって存在する市場がある。本稿において我々は、このような市場を「パラレルプラットフォーム市場」として概念化することを提案する。なお、本稿では上記の性質を持つ種類のソフトウェア製品(例:Webサーバ製品とWebブラウザ製品)を事例にした議論を行うが、この種の市場は、文字通りのコンテンツ市場、すなわち携帯コンテンツ、音楽ダウンロード、電子書籍などの市場においても見られる。

次に、ソフトウェア製品を念頭において、パラレルプラットフォーム市場に固有の、チャレンジャー(後発の挑戦者)がとるべき競争戦略のパターンを理論化する。本稿では、プラットフォーム市場とパラレルプラットフォーム市場それぞれについて、市場固有の戦略課題から、事例を適宜参照しつつ理論的に戦略パターンを導出する。具体的には、プラットフォーム市場固有の戦略として「スター顧客引きつけ戦略」など六つの戦略を、パラレルプラットフォーム市場固有の戦略として「両側プラットフォームへの製品提供戦略」など四つの戦略を導く。

キーワード

プラットフォーム、パラレルプラットフォーム、サイド間ネットワーク効果、ソフトウェア、競争戦略

掲載

2010年7月掲載

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