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ヨーロッパ法と経済学会で研究報告をしました。

2016年9月15日~17日(於イタリア・ボローニャビジネススクール)

宮本拓郎 環境経済・経営研究所 研究所員が9月15日~17日にイタリアのボローニャビジネススクールで開催されたヨーロッパ法と経済学会(European Association of Law and Economics)第33回大会に参加しました。

9月17日11:30~13:00のEnforcement - LiabilityというセッションでDoes an Optimal Voluntary Approach Flexibly Control Emissions from Heterogeneous Firms?という報告を行いました。
自主的取り組みは従来の規制に比べると、企業によって規制遵守費用が異なる状況に柔軟に対応できることが利点とされていますが、柔軟性を発揮することが望ましいのはどのような状況下であるかを検討する研究でした。

同セッションでは、Clemens Buchen博士によるBoycott, stigmatization and Law enforcement(不法行為が露見すると、行為者に社会的烙印がおされるような状況で無過失責任制と過失責任制の比較を行った研究)という報告、Timothy Swanson博士によるA PRICE IS A GUIDE: MEASURING THE INTERNALISATION OF LAW(スーパーにレジ袋の有料化を義務付けた政策の効果を分析した研究)という報告も行われました。

各研究報告に対してフロアーから多数の質問やコメントがあり、非常に有意義な機会となりました。
(報告:宮本拓郎)